千葉駅近辺で最も人気のあるお店の一つ、「頑々坊子」へ。
マスコミ的にはあまり話題にならないが、
人気、技術、話題性、キャリア、個性、自由さを備えた凄店なのだ。
どこかが突出したわけではないが、
一般のラーメン好きとフリーク・マニア・ラーメニスト(!?)の間にいる。
で、この春から登場している「裏ラーメン醤油」が凄いことになっている。
(詳しくはこちらの記事を参照!)
前回食べた時は、焦がしネギ入り濃厚豚骨魚介背脂スープだったが、
今回は、ブラッシュアップされて、濃厚豚骨魚介になっていた。
しかも、完全必勝系の王道系、粘度良好、デロデロ系・・・
スープを飲んだ瞬間に、色んなお店のラーメンを思い出した。
六厘舎、左右吉、とみ田、TETSU、つじ田・・・
いわゆる「そういう系」の味にかなり近いスープになっていた。
もちろん一般人とマニアの中間に位置する頑々坊子。
上述したお店ほどにドロドロしてはいない。
だけど、そういう系のラーメンのテイストを楽しむことができる。
ここに、この裏ラーメンの意味があるように思う。
ま、裏だから、普通の人は食べないんだろうけども。。。(汗)
ただ、ちょっと注文するならば、
粘度がちょっと物足りず、パンチもちょっと弱め。
こういうタイプのラーメンだと粘度とパンチがすごく重要になってくる。
だから、もう少しきつい味のスープの方がよかったかな。
あるいは、今流行りになってるようななってないようなベジポタ系でいくか?
ドロドロというよりは、トロトロ系って感じにしても面白いかも。
いずれにしても、濃厚豚骨魚介は相当突き詰めないと埋もれてしまう。
(もちろん、裏なので、これで十分に美味しいんですけどっ!)
千葉駅周辺だと、とみ田店主プロデュースの大黒屋本舗(昼)で、
この濃厚豚骨魚介を食べることができる。
ただ、大黒屋本舗のラーメンがダメっていう人には、
とてもいいラーメンになるかもしれない。。。
ニーズってどこにあるのか分からないのがラーメンの魅力。
意外とこのラーメンが頑々でうけたりするのかも!?
「もしかしたら数ヵ月後にこっちがメインになってるかも?」
という話がお店の人から出たかどうかは秘密☆
変な時間帯だったにもかかわらず
相変わらず、頑々にはたくさんの人が集まっていた。
応援する僕としては嬉しい限り。
僕は大行列するお店を好まない。
(あるいはマスコミ受けを狙うお店を好まない)
サブカル好きな僕にとって「サブ」の意味は大きい。
大行列のお店って、結局常連さんは敬遠するわけで。
ほどほど入っていて、しかも長年続けている、
そういうお店がいいのだ。
もちろん味がしっかりしていなければ話にならない。
けど、味が本当に良くて、地味に人気のあるお店って、
実はそうそう多くあるもんじゃない。
(みんなが美味しいと認めれば行列店になっちゃう)
サブカルであるラーメンの中のサブカル。
あるいは、B級グルメであるラーメンの中のB級。
僕はそういうものにこだわっていきたいと思う。
(ラーメン=B級グルメという構図に反対する人もいるけれど)