*店の外観の写真を撮るのを忘れたので、こちらより引用(借用)させていただきました。
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今年の夏、ドイツのフレンスブルクに行きました。
シュテルニパルクのモイズィッヒさん夫妻と一緒に、こちらのレストランに来ました。
まさか、モイズィッヒさん夫妻と一緒に会食できる日が来るとは、、、
もう、泣きたい気持ちになりました。
10年以上、シュテルニパルクを追いかけて来て、、、
ようやく、食事会をひらいてもらえるまでに、、、(;;)
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学者同士ならわりと簡単に仲良くなれたりするんです。
学生時代に出会った友達なら、いつでも気軽に食事できるんです。
でも、学者と現場の人となると、これはまた別の話で、、、
信頼関係を築くのも、ホント大変なんです。
しかも、相手は、赤ちゃんポストを創設した幼児教育団体の創始者。
(しかもしかも、僕の思想に大きな影響を与えてくれた当の本人!)
心の中で号泣しながら、ユルゲンさんおススメのお店に向かいました。
それこそが、、、
Odore del Mare
というイタリアンレストランでした!
北ドイツで、イタリアンか!!!、と。
もちろん、シェフはイタリアの方。
スタッフもみんなイタリア人で、僕も片言のイタリア語で盛り上がりました(苦笑)
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こちらのお店で食べたパスタがあまりにも素晴らしかったので、記事にしてみました。
ドイツにあるイタリアンレストランはどこも本格的です。
「なんちゃって」じゃないっていうか、それこそ「そのままドイツへ」って感じで。
イタリアでもレストランで色々と食べましたが、かなり近い気がします。
日本のイタリアンって、それこそ「欧州のSUSHI」くらいに違うものになってて…。
でも、ドイツのイタリアンって、そのまま持ってきた、というか。
特に最近のドイツ人は、かつてよりはるかに「美食家」になったと思います。
イタリアンだと競争相手も多くて、生き残るのも大変なんだとか。
イタリアを旅するドイツ人はかつてから多いし、中途半端なものは出せないんですって。
そうだろうな、、、
そこは、パンを食べただけで、分かった気がします。
イタリアのパンって、ドイツパンとは明らかに違いますし、その違いに面白さがあります。
オードブル? 前菜?もまた、とてもお洒落で味わい豊かでした。
これ、お魚を使った料理なんだとか。。。
名前は失念いたしました、、、(;´・ω・)
ホワイトソースもまたほんのり魚介風味で、マイルドで印象的でした。
そして、パスタ!!
言えば、「洋風あえそば」、ですよね。
イタリアを意識した洋風ラーメンや洋風汁なしは日本でも人気があります。
であれば、こっちのパスタも、そういう「視点」で捉えることも可能なんですよね。
トマトベースのソースをからめたあえそば、として。
モッツアレラチーズも、臭みがなくて、食べやすかったです。
シンプルなんだけど、これぞ、THE NOODLEって感じで。
でも、驚くのは、こちらのこの麺!
もう、もっちもっちで、弾力性があって、半端ない美味しさでした。
なんとも、自家製麺なんだとか。
いわゆる<生パスタ>ですね。
つまりは<生麺>。
この麺に、もう、失神しそうでした。
僕が一人でオーバーに驚いていると、店員さんが、、、
「そんなに喜んでくれるなら、他の麺料理も味わってみないか!?」、と。
そして、三種の麺料理をミニサイズで出してくれたんです!!!
ジャジャーン!!!
凄いでしょ!!
これ、メニューになくて、特別に僕のために作ってくれたんです!!
写真も、「撮って!撮って!」って(苦笑)
さすがは、イタリア人♪
イタリアの人と話すのは、全然気を使わなくていい。
左下のは、上のパスタと同じ。
で、右側にあるのが、チーズパスタ。
これがまた超濃厚で、結構独特な臭いも強くて、面白いチーズパスタでした。
「ドイツ人の味覚に合うように、若干強い味にしている」んだとか。
そして、奥にあるのが、キノコパスタ。
キノコの味がかなり強く打ち出されたキノコ風味のキノコパスタ。
日本のラーメンだと、あんまりキノコ系のダシって使われてない!?
しいたけのダシをフューチャーしたキノコラーメンがあってもいいかなぁ、と。。。
ドイツだと、キノコベースの料理ってわりと多いんだよなぁ。。。
しかし、どれも麺が美味しいので、大満足でした。
パスタもやっぱり「麺」が決め手なんだ!、と再発見した気がしました。
日本の「麺」で、イタリアのパスタを作ったら、かなりいいものができる気がしてきた。
日本の製麺所の麺って、めっちゃクオリティー高いはずなんですよね。
だって、超強烈な競争業界だから…。
日本の麺って、前々から「ガラパゴス化」していると思っていたけど、改めてそう思います。
ここの麺も美味しいけど、日本の製麺所で出せないレベルでもない。
日本の製麺所のグローバル化っていうのも、これは考える余地はあるかも!?
それから、メインで、こんな素敵な料理を頂きました。
お魚三種盛り、ですね。
イタリアといえば、お魚料理!!
本格的なお魚料理を味わえて、幸福に包まれました。
日本のお魚料理と比べると、ずいぶんとすっきりとした味わい。
しょっぱくもないし、味が濃くもない。
どっちかというと、「素材の味を楽しむ」って感じ!?
彩りも豊かで、見て、味わって楽しい魚料理でした。
パンと一緒に食べるお魚というのも、なかなかいいですねー♪
モイズィッヒさんを目の前にして、食べるのは緊張したなぁ、、、(;´・ω・)
いつか、この人のことを日本語の本で出したいなぁって心から思いました。
この人の「教育思想」は、ホント、独特で面白いんです。
従来の「教育学」の枠を飛び越えて、自由に、そして反権威的に突き進むその姿に共感するっていうか。
僕も、従来の教育学の枠を飛び越えたくて、頑張っている部分もあって…。
色んなことを知っていて、異文化にとても寛容で、ユーモアに溢れていて、好奇心が旺盛で…
「将来、こういう教育学者になりたいなぁ」って、思っています。
これからも、モイズィッヒさんから色々と学びたいなぁって心から思っています。
30代以降、僕が最も影響を受けた「師匠」ですね。
この人なくして、今の僕はないっていうくらいに…。