近年、おばあちゃんのところに行ったときは必ずと言っていいほどいつも家族でラーメンを食べに行っていた。 今日はとにかくおばあちゃんのところに行きたくて,急いでかけつけた。その話はまた書くとして,その帰りに下北沢に寄り,僕の父絶賛のラーメン屋『中華ソバ専門 一龍』へと向かった。2006年1月以来二度目の訪問だ。
一龍は下北沢駅から徒歩4分くらい。下北沢では「トップクラス」のラーメン屋だ! 一龍の外観は「昔ながらのラーメン屋さん」って感じ。決してモダンな作りじゃない。創業24年だし、こういうレトロな雰囲気は逆に新鮮かも。長いカウンターのみで,厨房もお世辞にも広いとは言えない。そんな厨房でマイペースにラーメンを作り続けるご主人。
今回はめんまラーメンを注文。めんまが大量に食べたい気分だったので。
一龍のラーメンは、基本的にはバリバリ豚骨ラーメン。鶏がらも使っていると思われるが、基本的には豚骨ラーメン。「ここで作ってるぞ!」っていうのが伝わってくる動物臭もする。決して濃厚ではないが、すごいコクがある。さっぱりしているのに、めちゃめちゃ深い味わいがするって感じかな。お昼にトレンディーな濃厚豚骨醤油ラーメンを食べたのだが、 そういう濃厚さはない。水と油がうまく合わさっている乳化状態にはなっていない。むしろ、豚骨ベースの中華スープとして飲めるような感じだ。表面に黄色い油が浮いていた。鶏油かな?!
麺ももちもちしこしこしていて、食べやすくて食べ応え充分。ここは麺も一際美味しいので、スープも麺もグングン胃の中に入っていってしまう。老舗的ラーメン屋だが、若者をも満足させられる強烈なラーメンを出している、と言っていいだろう。事実、今日も、「ハワイアン6」の話で盛り上がるカップルが美味しそうにラーメンをすすりながらバンド談義をかわしていた。
下北沢のイマドキの若者の心をも凌駕するラーメン。巷で流行っているようなタイプのラーメンじゃないけど、しっかり若者の心を捉えることのできるラーメン。派手さはないけど、個性はぴか一。
最近は石神本にも出なくなったけど、絶対おススメのラーメン屋さんの一つだ。コクのあるあっさり豚骨ラーメン。いかがでしょう?!