かなり久々に、大井町にやってきました。
昔はよく大井町にもラーメンを食べに来ていたんだけど…(昴時代に…)。
で、大井町で、ふと、「あ、あのお店にまた行きたいな」って思ったんです。
そのお店は、大井町駅から徒歩数分の場所にあります。
しかも、昭和ノスタルジックな呑み屋横丁みたいなところにあるんです。
その横丁の名前は、【東小路】といいます。
飲食店が立ち並ぶ東小路の一角にあるのが、、、
永楽(旧中華そば永楽)
であります!!
こちらに来るのは、実に15年ぶりになりますね…。
15年前っていうと、僕が33歳の時か?!(まだ、先生人生も駆け出しのころだ💦)
33歳の時以来の訪問となる「永楽」。
このお店は、それこそ僕がブログを始める前に好きだった「焦がしネギラーメン」のレジェンド店になります。
渋谷にある老舗で不動の人気店【喜楽】の創業者の方も、ここの焦がしネギラーメンを学んだっていうくらいですからね。
今回、改めて「焦がしネギラーメン」を感じたいなって思って、やってきました。
こちらが、現在のメニュー表になります。
2009年の頃は、ラーメン一杯600円だったみたいです(僕の記事より)。
2024年の今でも、ラーメン一杯750円で提供してくれています。
焦がしネギラーメンの元祖の味がこの値段で楽しめるんですよ!
…
でも、今回は、永楽の人気の一杯、
ワンタンメン(900円)
を頂こうと思います。
ここのワンタン、すっごく美味しいんだって!!(人づてに聞きました)
このワンタンメンと、あともやしそばがここのイチオシメニューなんだとか。
麺がとても美味しい永楽なので、ワンタンが美味しいのも頷けます。
…
ってことで、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、永楽自慢の、
ワンタンメン
です!!
どの店員さんに聴いても、ワンタンメン推しでした(笑)
そして、15年ぶりの再会となる「焦がしネギ」入りのワンタンメン!
お昼に「がんこラーメン」を食べて、そして夜に「焦がしネギラーメン」を食べる。
なんて、恵まれた1日なんだ、、、😂
zoom up!!
これまた、すごい迫力のワンタンメンです。
真っ黒のスープの上に浮かんでいるのが、「焦がしネギ」ですね。
Charred green onion(Japanese leek)in the black soup!
この焦がしネギもまた、日本のラーメン史において、すごく重要なアイテムになっています。
この永楽、そして、渋谷の(中華麺店)喜楽、そこを出た全国のお弟子さんのお店…
今はあまり話題になりませんが、焦がしネギ入りのラーメンも一時代を築いたんです。
(そういえば、「ミスター味っ子」第2巻でも、焦がしネギラーメンが登場していましたね。「中華なかだ」を守るために、味吉陽一君が生みだしたのが、焦がしネギスープ✖ポンカン入り平打ち麺のラーメンでした!)
ミスター味っ子の愛読者だった僕は、それこそ小学生の頃から、焦がしネギラーメンに憧れていて、で、その後、渋谷の喜楽に行って、それを食べた時の感動はいまでも覚えています。
…
そんなこんなで、スープを一口飲むと、、、
「うおお!! 香ばしさと甘さと旨さがやさしく僕の身体に迫ってくる味わい!」
って思いました。
焦がしネギの香ばしさ、スープの甘さ、そして、そこからくる旨さが…
It's a black sweet soup with charred Japanese leek!!
こんなにも、焦がしネギラーメンのスープって美味しかったか?!?!って。
スープをいくら飲んでも、焦がしネギがそこから消えることはありません。
たっぷりの焦がしネギがスープの中に、投入されているのです!!
でも、全然焦げ臭くないし、クセが強いわけでもないし、嫌な感じは一切しません。
むしろ、スープの美味しさをぐっと引き立てる脇役に徹している感じです。
そして、たっぷりの「もやし」がまたいい役割を果たしてくれています。
しゃきしゃきっとしたもやしと滑らかでつるつるの麺を一緒に食べると、もうそこはめくるめく世界…。
そして、この麺!!!
永楽の麺、15年前にも感動していましたが、今回も改めて驚きました。
とってもつるつるっとした滑らかな食感のストレート平打ち麺。
つるつるっとしていて、のど越しの良さも半端ないのです。
そして、この麺、めちゃめちゃ「長い(long)」んです。
この永楽の麺、どこの麺なんだ?! 自家製麺?! いったい?!
と思って、店内を見渡してみると、、、
あ…
麺箱がある。
そこに、「はやし製麺所」って書いてある!!
はやし製麺所というと、千葉だと「ラーメン豚39」が使っている麺ですね👆
どうやら、数年前にこの製麺所に変えたみたいです(こちらをチェック!)
となると、15年前に食べた時の麺とは違ってるってこと?!
さすがに15年前の麺のことは覚えてないんですけど、、、
今回、この麺を食べて、「すげー麺だな、、、」って心から思いました。
ワンタンも、ホントに驚きの逸品でありました。
ワンタンの皮は、麺に負けないくらいに滑らかで、柔らかくて、凄いです。
ワンタンの中には、お肉がぎゅっと詰まっていて、重みもしっかりあります。
お肉のところ以外は、ふわふわふわ~って感じで、とろける美味しさです!
こんな立派なワンタン、なかなか見ないですよ、、、(#^.^#)
で、チャーシュー!!!
ここのチャーシューは、昔ながらの「パサパサ系」のチャーシューでした。
こういうクラシカルな中華そば屋さんには、こういうチャーシューでしょう!
昭和の時代に皆に愛された、あのパサパサチャーシュー、素敵でした。
そして、固ゆでタイプの真っ黒い味玉!!!
この味玉も、もう「無敵の味わい」ですね。
この真っ黒い味玉、色も綺麗ですし、味もすごくいい感じです。
最後の最後まで、感動が続く素晴らしいワンタンメンでありました!
このワンタンメンこそ、令和を生きる昭和の極上の一杯と言えると思います。
…
続いて、、、
こちらが、一杯750円の、
ラーメン
です。
これですよ、これ!!
zoom up!
基本的には、上のワンタンメンと似てるかな?!
ワンタンが入ってないだけかな?!?!
でも、その分、味が若干シャープな感じがする…かな?!
麺は、上のワンタンメン同様、破格にめちゃめちゃ美味しかったです。
この麺は、ちょっとズルいというか、ヤバいというか、すごいというか。
この麺に、焦がしネギスープ、、、
完璧じゃ~ないですか~~~!!!😂
***
というわけで、、、
15年ぶりの再訪となった大井町の名店【永楽】の実食レポでした。
いや~、15年経って、再びここまで感動・感激するとは、、、😂
ここは、もう間違いなく、「今、食べるべき昭和のラーメン」ですよ。
いや、「今こそ、食べなきゃいけない昭和のラーメン」って言いたいかな。
特に「焦がしネギラーメン」を食べたことのない人は、是非、ここのラーメンを食べてほしいなぁって思います。
この焦がしネギラーメンって、ある意味で、「元祖こってりラーメン」って感じもしなくもないです。
昭和30年代のこってりラーメンって言えばいいのかな?!(西暦で50年代ですよ!)
昭和20年代は、それこそ「戦後の混乱期」「戦後の超貧困時代」でした。
その後、日本が徐々に復興していく時代に生まれた「焦がしネギラーメン」。まだ、貧しい時代の日本で生まれた、こってりギトギトスープのラーメン…
もしかしたら、首都圏で初となるこってりギトギトラーメン…かもしれません。(新潟の燕三条エリアでは、背脂たっぷりのラーメンが既に出ていたと考えられています)
今度は、もやしそばを食べに来たいなぁって思います!
夜に来たんですけど、🍺を飲んで、チャーシューをつまんでいるお客さんが多くいました。
いいなー。僕もここで、のんびり🍺を飲んで、くだを巻きたいなぁ。
あと、餃子、炒飯、味玉はお持ち帰りできるみたいです👆
そうそう、ここ、チャーハンもすっごく人気なんですよね。
ただ、この日はすごく混んでて、「チャーハンは時間がかかります!」と叫んでいました。
よし、次は、もやしそば+チャーハンを食べようっと!!
営業時間はこんな感じです。
中休みはないのかな?!
定休日は、毎週月曜日と第三火曜日みたいです。
ここは、15年前と変わっていないかな?!
でも、この1月は、月曜日のみ、みたいですね。
愚息曰く、「なんか、映画の世界みたい」だそうです(笑)
そうだろうなぁ、、、
子どもから見たら、こういう横丁的な世界、すごく映画的なんだろうなぁ。
ずっとずっと、ラーメンバカの親父に付き合ってくれて、ありがたいもんです😊💕
…
この長ネギを使って、「焦がしネギ」を作ってみるのもいいかも?!
ネギもほんと、色々です!!
これもいいなぁ~~。
揚げネギなら色々売ってますね~。
揚げネギと焦がしネギ、どっちがお好きですか?!?!