西荻窪のラーメンって、ほとんど知らないし、食べたことがない。
フリークとしては少し恥ずかしいけど、事実だから仕方ない。
この辺りを散策したことはあるんですけどね。。。まだフリークになる前の話で…
西荻窪で最も食べておかねばならぬラーメン店はおそらく二軒。
一軒は、「支那そばいしはら」。それから、もう一軒はこちらの「はつね」。
超らーめんナビでは、こちらの方が達人に圧倒的に支持されています。
歴史性、伝統があるので、当然と言えば当然ではありますが、、、
僕は、前々からはつねについては気になっていました。
はんつ遠藤さんの『取材拒否の激うまラーメン店』という本に紹介されていて、
源さん同様、すごい気になるラーメン屋さんだったからです。
また、春木屋や丸福や漢珍亭や二葉と並んで、中央線沿線を代表する老舗店でもあります。
はつねは、1961年創業のようで、もう50年の歴史をもつお店なんですよね。
この界隈は、「サカエ通り」という名で、独特な世界観が感じられます。
はつねは、カウンター6席(しかも狭いっ!)のみで、かなりレトロであります。
http://yaplog.jp/momo-kimock/archive/3218
現在は世代交代していて、初代の初音さんの息子さん夫婦がラーメン店としては一代目。
そのご夫婦の娘さん(初音さんのお孫さん)とその婿さんが厨房に立っています。
婿さんが主にラーメンを作っています。なんとも和食出身の方らしく、きちっとしておられます。
髪の毛もきちんとそっていて、古い店舗ながら、どこか清潔感があります。
こういうのって、大事ですよね、、、(婿さん、ちょっと見た目は怖いですが、、、大丈夫です♪)
東京の老舗店、創業50年、取材拒否店、となれば行ってなきゃおかしい…汗
らんちばさんはもうずっと昔に食べているんでしょうねー。。。
さて、はつね。
常時、行列ができるお店だと聞いていましたが、本当にずっと行列ができるお店ですね。
変な時間帯に行ったのに、行列がしっかりと確固としてありました。
列で待っていると、先代の娘さんが注文を聞きに来てくれます。
ここで、問題が生じます。ラーメンを頼むべきか、タンメンを頼むべきか。
このはつねは、「タンメンがうまい」ということでとても有名なお店です。
はんつさんも「タンメン」を推していました。最初はタンメンを食べるつもりでした。
が、暖簾を見ると、「ラーメン」と書いてある。創業50年の老舗のお店。
メニューの一番上には、「ラーメン600円」と書いてある。
さらに、超らーめんナビでは、達人の方々は皆ラーメンを語っている。
となれば、やはりラーメンをまず食べるのが筋ではないか?!
そう思うに至り、ラーメンを注文しました☆
結論から言うと、ラーメンにして大正解でした♪
(画像は麺少なめ)
単刀直入に言いまして、このラーメン、まさに「THE RAMEN」でありました。
今の舌の肥えた人には、ダメかもしれませんが、RAMEN LOVEの僕にはたまらない一杯でした。
いや、これ、ラーメンとしてはかなり、めちゃめちゃ美味しいですよ!!
あっさりしたスープなんですが、油がしっかり浮いているし、
チャーシューも大ぶりなものが二枚どーんとのっている。
さやえんどうが二つ入っているのも大きな特徴で、なるともしっかりと。
*ただ、それに通常はちくわが入るはずなんですが、僕のには入っていませんでした。
このラーメン、完成間際に油をさらに加えています。
なので、あっさりとしているんですが、これが意外とファットなんですよ!!
あっさりとした滋味溢れるじーんとするラーメン。
そのじーんって化学調味料やんか?!っていうつっこみはなしにしてください
仄かに和風ダシを感じた気がしましたが、まさに隠し味程度の感じ方ですが、、、
(ただ、確認していないので、真相は分かりません。煮干しだと思いますが、、、)
今の僕らからすると、あっさりラーメンに入っちゃうと思うんですが、
きっと50年前は、これぞ、ファットで濃厚なラーメンだったんでしょうね!!
平ざるであげる麺も、昔風でありながら、しっかりとコシのある心地よい麺でした。
まさにこのスープにして、この麺あり!と言いたいところであります。
そして、まさにこのラーメンにこそ、チャーシューが必要なわけです。
チャーシューの有難味が存分に分かる一杯と言えると思いますね。
チャーシューをかじったときの幸福感は言葉では言い表せません。
ずっと愛され続けている老舗の人気名店(取材拒否店)。
これは一度食べてみる価値、絶対にありますね。
今度、また来た時には、タンメンを食べてみたいと思います!!
(来週また来ようかな、と密かにたくらんでいます☆)