カル・ヴァリというバンドをご存知だろうか?!
只今人気急上昇中のバンドだ。ヴィジュアル、演奏、表現力、世界観、雰囲気、コンセプト、どれも卓越していて、今後期待大のバンドである。
カル・ヴァリ(kalvary)は、2007年9月に結成。メンバーは、Vo.シネマ G.牡丹 G.Takashi B.Ko-ich Dr.栄治郎の五人だ。メンバー一人ひとりが個性的で、印象的。特にドラムの栄治郎のルックスはヴィジュアル系では極めて個性的で、かなりインパクトがある(僕は彼に惚れた♪)。男闘呼組の高橋似というか、俳優の阿部さん似というか・・・ 渋すぎます。彼は何気にJukaのサポートドラマーを務めていた(HERE)。
本作『モンタージュ』は、公式音源としては初となる5曲入りミニアルバム。正確に言えば、インストロメンタル一曲を含む4曲入りミニアルバムだ。初の公式音源でありながら、超ハイ・クオリティーを示す本作は多くのリスナーの心を捉えること、間違いなしだ。結論から言えば、今年2008年を制する可能性の高い超期待の若手ホープと言っても過言ではないだろう。本作はとても初音源とは思えない素晴らしい作品となっている。
01.Dolce~終幕のワルツ~
02.Philter
03.ユメウツ
04.首下り坂
05.Mr.Giddy
楽曲のクオリティーの高さは、ニューカマーとしては最高級レベルにあると思う。とてもアマチュアバンドとは思えない。曲調も色々で、そのバリエーションの多さには驚かされた。01のDolceなんて、ジャジーでブルージーな渋い曲だったし、02や04はヘヴィーでハードなメタル・ロックだし、05はちょっとプログレっぽいし。シドやラルクの影響がちらりと見られつつ、ルナシーやディルのようなハードさもありつつ・・・ またBUCK-TICKやZI:KILLが得意としていたロックブルースも取り入れつつ・・・
ギターの音の作り方もお見事。05のギターリフの多様性はちょっとホンモノを感じてしまった。我らが栄治郎のドラミングもなかなか。丁寧で安定感もあって、ファースト音源とは絶対に思えない。
このバンドはくる! そう僕は思った。まだチェックしていないヴィジュアル系っ子がいたら、是非チェックしてもらいたい。今後、V系の台風の目になる可能性は極めて高い!