Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

ラーメン店主の不思議な事件―お肉の話

 

何でもそうなんだけど、ある領域のレベルが高度に成熟してくると、
とんでもないことをしようとする人が出てくる。
ちょっとやそっとのことでは話題にならないので、
変わったことをしなければ、目立てないし、噂にならない。

そんな心情から、不思議な事件が起こったらしい。

舞台は僕の出身の三重県。

三重県のラーメン店主さんが、鹿の肉を使ったラーメンを作ろうとして、
ボーガンで奈良の鹿を殺してしまった、という事件が起こったのだ。
(テレビの情報だと闘魂ラーメン●●●●@下庄とあった)

こちらのサイトが一番信用高いです
ここでもその事件が掲載されています

ここの店主さん、不思議な人らしく、
自分の家で豚を飼っていて、悪臭を放っていたとか。。。

いわゆるフリーク的な店主さんは、
あまりにも研究熱心で、どこまでも突き詰めようとする。
自宅で小麦粉やネギ(野菜)などを作ろうとする人もいる。
なんでも自分でやろうとすると、、、

豚や鶏を飼おうとしたくなる気持ちは分からなくもない。

今や、ラーメン界も豚、牛、鶏だけじゃなくて、
あらゆる食材が使われようとしている。
鹿肉や鹿骨に目をつけたくなる気持ちも分からなくもない。

ただ、やり方がまずかった。。。

とても不思議な事件だったので、書いておきました。

なんか、今のラーメン界の一つの問題点を示している気がするんだよなぁ。
いきすぎているっていうか。なんか、変な方向に行ってるっていうか。。。

かつては楽しいサブカル/B級グルメ/庶民の楽しみだったのが、
今は、なんか「金儲け」の道具/手段にされている気がするんだよなぁ。
僕は単純にラーメンが大好きだから、おっかけてるだけだけど、
ラーメンを「金儲けの手段」にしようとする人が増えた気がする。

ラーメンって、基本的には「薄利多売」な商売。
大儲けするような食べ物じゃない。
だけど、この近年の流行で、一部に「勝ち組」が生まれた。
だから、そういう勝ち馬になろうとする人が、
この業界にたくさん入り込んできたように思う。

それはヴィジュアル系も同じだ。
昔はもー、そりゃ、サブカル一直線だったんだけど、
今じゃ、なんかステータスになってるっていうか、
めちゃめちゃ巧くなければヴィジュアル系ができなくなってる。
歌も演奏も歌詞も見た目も服装も、とんでもないことになってる。

でも、だからといって、その文化そのものに活気があるわけじゃない。
ラーメンだって、かつてほどの活気があるとは思えない。
マニア化、カルト化しているっていうか。。。
パフォーマンス化してるっていうか。。。

そんな中での事件だった気がするのだ。
なんでもやりすぎやいきすぎは危険。
ちゃんと倫理性を保持しておかないと、
どうにも暴走してしまう気がします。

自制、セルフコントロール、大事ですね。

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