僕が20歳の頃からずっとお世話になっているO先生。
自分の二人目(?)の「父親」みたいな存在。
(血のつながりはないけど、それを超越する存在!?)
人生の半分以上、お世話になり続けている唯一無二の恩師。
そのO先生のふるさと(ご実家)に遂に来てしまいました(苦笑)
宮城県の柴田郡の村田町。
この村田町は、観光地ではないっぽいですが、蔵が残る町。
小江戸と呼ばれる川越や佐原に似た感じ!?
でも、観光地化されていないので、とても自然な町!?
O先生はこんなにも素敵な町で育ったのか、、、と。
…
で、、、
そのO先生のご実家のすぐ近くに、とても気になるお店がありました。
それが、
銀座食堂
という中華そばのお店であります!!
場所は、こんな感じです。
このお店のあるメインストリートを少し北に行くと、O先生のご実家があります。
(うちの卒業生・学生なら、O先生のご実家もこれで分かるはず♪)
こちらのお店は、なんとO先生が小さい頃に食べていたお店なんですって。
計算すると、60年以上前にO先生が食べていたラーメンのあるお店!
見てください!!!
この暖簾、この雰囲気。
完全に僕好みのお店であります。(らんちばさんもきっと喜んでくれることでしょう!)
もう、テンションはMAXレベルで上がっちゃいます。
…
店内は、まさに「昭和の食堂」そのもの。
これですよ、これ!!!
聞けば、創業80年のお店のようです。
80をゆうに超えた(?)おばあちゃんがお店を支えているようでした。
(そして、それを支える50~60代の女性のお二人でした)
きっと…、O先生も、このおばあちゃんの作ったラーメンを食べていたのでしょう…。
早速、メニューを見てみましょう。
ジャーン!!!
まずびっくりしたのは、「冷たいラーメン」があったこと!!
ここ、村田町は、山形市内と仙台市内をむすぶ「山形自動車道」の近く。
東北自動車道の「村田JCT」に近く、まさに山形と仙台を結ぶライン沿い。
山形にも近いということで、昔から「冷たいラーメン」を作っていたんだとか。
この場所なら、普通に冷やしラーメンがあってもおかしくはない。。。
冷やしラーメン探求家の僕としては、もうテンションはマックスですよ。
まさか、あの「山形冷やしラーメン」の文化が、村田町にも伝わっているとは!
聞けば、やっぱり一番人気は「ラーメン」とのこと。
となれば、「冷たいラーメン」と「ラーメン」を食べるのが筋でしょう。
ラーメンは、一杯なんと550円!!
冷たいラーメンでも、一杯600円也。
あと、みそラーメンなら気にならないけど、ここのは「みそ味ラーメン」。
「みそ味ラーメン」となると、食べてみたくなる(さすがに無理だけど…)
また、うどん類も色々あって、まさに「ラーメンとうどんのお店」ですね。
素敵なラインナップです。
食堂なのに、ご飯ものが一つもない、というのも面白い(苦笑)
…
というわけで、、、
ジャジャジャジャーン!!!
来ました来ました!!
こちらが、銀座食堂の知られざる名物、
冷たいラーメン
であります!!
冷やしラーメンじゃなくて、冷たいラーメンという表現が気に入りました。
冷やしラーメンだと、冷やし中華の二番煎じって感じがしますが、
冷たいラーメンだと、ラーメンが冷たくなった、という意味が強まって、、、
冷やしラーメン好きとしては、考えさせられますね。
これからは、僕も「冷たいラーメン」と呼ぶようにしたいです。
…
こちらの冷たいラーメン、もうヴィジュアルからして圧巻です!!
食欲を喚起する美味しそうな茶色いスープに、氷がゴロゴロ。
山形の冷やしラーメンとは少し趣きが違う感じがします。
創業80年のお店ですからね、さすがに「ダシ氷」はなく、、、
でも、たっぷり小粒の氷が入っているので、キンキンに冷えてます。
ちゃんと氷が溶けても大丈夫なように、タレの量も多めかな??
つけ麵のスープくらいの濃さのスープだったように思います。
なので、体感的には、「キレキレのスープ!」って感じ。
まずもって、旨い!!!!
基本のスープは、鶏がメインで、鶏スープになっています。
魚介感はあまりないけど、タレには使われていそう!?
昔ながらの醤油スープに、脂の甘みもしっかり感じられる、そんなスープでした。
こりゃ、凄い、、、
チャーシューも、凄かった。
まさかまさかの「鶏チャーシュー」という…Σ(゚д゚lll)
創業80年のお店で、まさかの鶏チャーシュー。。。
冷たい~だけかと思ったら、ラーメンの方も鶏チャーシューで、、、
味的には、まさに海外の中華料理店のラーメンに入っているやわやわ鶏肉!!
調理法としても、中華の技法を取り入れているんだろうな、と。。。
メンマも、極上メンマで、コリコリっとしていて、臭みもなくて、味もしっかりでした。
どこからどう見ても、完成度が高い冷やしラーメンであります。。。
でも、最も驚愕だったのが、この麺!!!
ここのこの麺を食べて、「あ、僕は今、東北にいるんだ」と思わされましたね。
まさに、東北クオリティーの極上のピロピロの細縮れ麺!!
もう、参った、、、参りました。
こういう麺が食べたくて、東北に憧れ続けているんだ、、、(;´・ω・)
福島、山形、岩手と「ラーメンの麺王国」に囲まれている宮城。
宮城もまた、こういう東北を誇る極上の麺を出していました。
福島、山形、岩手に比べると、ラーメン的にはやや劣勢の宮城。
でも、ここの銀座食堂のラーメンを食べると、その先入観も崩されます…。
「冷やしラーメン」として考えても、全国トップクラスじゃないかな??、と。
…
で、、、
続いて、定番の「ラーメン」をば、、、
ジャジャーン!!!
そして、こちらが定番の「ラーメン」です!!
もう、これぞ、昭和の中華そば!というヴィジュアル。
美しい!! 素敵だ。。。
わりと、スープの表面のラードが厚めで、あっさりだけど、こってり感もあり…。
味わいとしては、「鶏の旨みを感じる鶏スープ」、ですね。
あっさりしつつ、ファットさもある鶏スープ。
鶏の旨みがしっかりとダイレクトに感じられます。
まさに「いぶし銀」のような「レトロで絶品の中華そば」。
鶏ラーメンとしても、かなりの傑作の部類に入ると思います!!
なんとも、こちらの創業者の方ははるか昔、銀座で修行されたんだとか。
80年以上前となると、、、
たしかに、そういう味わいのラーメンかもしれない!?って思いました。
どこで修行されたのかは聞けませんでしたが、銀座のどこかのお店が味のルーツなのでしょう。
…と考えると、昭和レトロな銀座のラーメンをベースにした宮城の絶品ラーメンなのだ、と。
そう、分かってきます。
興味深いのは、こちらもまた「鶏チャーシュー」だった、ということです。
鶏チャーシューというと、「今風」を感じますけど、、、
こちらのお店では、ずっと鶏チャーシューを使っているんだとか。
いや~、「温故知新」、ですね。
鶏のスープに、鶏のチャーシュー。
まさに、鶏尽くめのラーメンでありました\(^o^)/
麺も、やはり東北クオリティーの素晴らしい麺で、、、
O先生は、こんなハイレベルのラーメンを食べて育ったのか、と(苦笑)
「東北の麺は旨い」というテーゼに、偽りなし、であります。
また、メンマも超一級で美味しく、美しく、「名店」を感じるものでした。
いや~、凄いっす、、、(;´・ω・)
***
というわけで、、、
O先生のふるさと村田町にある老舗の名店、銀座食堂の実食レポでした!
いや~、ここに来られて、本当に本当によかった!!!
後にも先にも、この銀座食堂に来られるのは、今回限りでしょう(多分)。
O先生が幼い頃によく食べたという銀座食堂のラーメン、
本当に素晴らしい素敵なお店でした。
(でも、きっとこのお店の凄さ、O先生には分からないんだろうなぁ…苦笑)
あと、「冷たいラーメン」の美味しさには、心底、たまげましたね。。。
この道の先に、O先生の家があります。
O先生の弟さんのお話もいっぱい聴けました。(全然似てない!苦笑)
こんな素敵でのどかで静かなところで育ったんだなぁ、、、とも。
故郷を知ることで、その人を深く知る、と。
そういうこともあるんですね。
銀座食堂、可能ならば、またいつか来たいと思います。
…が、おばあちゃんの後を引き継ぐ人がいるのかどうか…。
いずれにせよ、銀座食堂に来られて、本当によかったです。
僕的に、まさに「理想のラーメン屋さん」でした。
I like old rame shops...
色んな意味で、色んな人に、感謝、感謝です。m(__)m
…
まだまだ宮城ラーメン、続きます。
続くお店も、凄いですよ、、、
日本で最もゴージャスな天ぷらラーメン!?…