千葉のローカルな町、天台にあって、
「東京最古のラーメン店≪浅草来々軒≫の味」を味わえる「進来軒」。
その進来軒の近くに、実は、もう二つの「老舗中華食堂」があります。
一つは、大新楼。
コーン味の「大新麺」は破格の美味しさでした。
で、
もう一つが、こちらの「大井楼」であります。
店頭のボードを見て、テンションはmaxです。
なんせ、「濃厚魚介つけ麺」の文字が書かれていますからね。
このローカルな町で、「濃厚魚介つけ麺」って、、、
しかも、店内は満員御礼。
知られざるかなりの人気店のように思われます。
メニューです。
色々あります。
ちょっと文字が小さいので、zoom up!
今回は、3人で来たのですが、「ラーメン」と「濃厚魚介つけ麺」を頂きました。
やっぱり、、、
こちらでは、まずは「濃厚魚介つけ麺」を食べるべし!、かな!?
それから、「醤油ラーメン」を頂きました。
どちらも、「あっぱれ!」でありました。
Ich bin erledigt!!!
ジャジャーン!
こちらが、大井楼の「濃厚魚介つけ麺」です。
もう、ヴィジュアルからして、ぶっ飛んでいます。
都内の最先端のイケてるラーメン店も真っ青なレベルかも!?
濃厚とは謳っていますが、基本的にあっさりタイプのつけ麺です。
魚介の香り、旨みは確かに感じますが、それほど単純な味わいじゃない。
さらっとしていて、でも、奥深さもあって、、、
「この味、どこかで経験したようなつけ麺の味じゃない、、、」
醤油×動物系スープ×魚介ダシ(乾物系)ではあると思うのですが、、、
そのバランスからして、他のお店のつけ麺とは違う味わいになっています。
そこに、まず、感動しました。
具もいっぱい!!!!
チャーシューもでっかいです。
スープも個性的なら、チャーシューも個性的。
全体的にも、面白くて、個性的で、で、美味しい。
進来軒、大新楼とはまた全然違うタイプのお店だなぁ、、、と。
聞けば、進来軒、大新楼に次ぐ古いお店らしく、
この三軒の中では、最も新しいお店なんです。
だから、こういうつけ麺も出せちゃうのかな!?、と。
この三店舗を「兄弟」と見立てるならば、大井楼は、暴れん坊の末っ子!?
麺も、やはり、進来軒、大新楼とは違って、一番「今風」かな、と。
プリプリっとした食感の、コシの強い麺でした。
こういうお店で、というと失礼ですが、、、
こういうお店で、こういう麺が出てくるところに、驚きというか、感動があります。
「なんで????」って、、、
しかも・・・
自家製麺
ですからね。
ビックリ仰天ですよ。
これを、スープに入れるわけですね。
で、こんな感じになります。
ドロドロとはしていませんが、味はしっかりとしています。
最後まで飽きずに食べられます。
僕的には、<マイルドな魚介醤油つけ麺>というところかな!?
マイルドなつけ麺、という言い方がぴったりかなと思います。
いやー、まさか、進来軒のすぐ近くにこんな凄いつけ麺があったとは、、、
ホントにホントに、まだまだですね。。。
まだまだ、千葉のラーメンについてなんて、語れないっす、、、( ;∀;)
で、ラーメンです。
こちらも、見てください。
完璧なヴィジュアルのラーメンであります。
昔ながらのラーメンのヴィジュアルですが、、、
そのお味は、また、イメージと全然違っていて、驚きました。
なんていえばいいんだろ!?
ワイルドになった「たいめいけん」のラーメンの味に似てる?
あるいは、日本橋の「こんどう軒」の味に似てる!?
レトロなラーメンだけど、今の時代に十分に通じる強いラーメン。
いや、
レトロなラーメンでもなければ、ノスタルジックでもない。
伝統的であり、かつ(いい意味で)権威性のあるラーメンの味わいなんです。
「これが、ホンモノのラーメンの味だぜ」って、語りかけてくるような味わい。
きっと、進来軒、大新楼という超強力なお店に挟まれて、あれこれと切磋琢磨、試行錯誤を繰り返して、たどり着いた味なんだろうな、と思います。ゆえに、進来軒や大新楼の「ラーメン」とは異なる味世界になったのかな?、と。
このエリアに、「三店舗」あり続けている、ということの意味が、ここにあるように思います。
どのお店も、ずっと手を抜かなかった。
だからこそ、これだけ力強く、本当に凄いラーメンになっていったのかな?、と。
どのお店のラーメンも、<超越した味わい>になっているんですから!
そう! まさにtranscendental taste!って感じ。
transcendentalなラーメンなんです!!
麺はこんな感じです。
やっぱり、力強い中太麺でした。
こういうタイプのラーメンに、こんな力強い麺が使われるということ自体が珍しい。
だから、もう、非の打ちどころがないんです。。。
チャーシューもやっぱり、文句なしでした。
いやー、erledigtです。。。
で、こちらは、海老チャーハンです。
いやー、いつも、大げさに書いているので、あれですけど、、、
ここのチャーハン、めちゃめちゃ美味いです。。。
塩加減も抜群ですし、焼き具合も抜群。
油っぽ過ぎず、でも、味気なくない。
これまた、「鉄人のチャーハン♪」って感じでした。
きっと、何を食べても、このお店のは美味しいんだろうな、、、と。。。
餃子もまた、こんな感じで、、、
こんがり焼けた、油分控えめの餃子でした。
外はサクサク、中はジューシー、というお見事な餃子でした。
いやー、こりゃ、もう、全部食べたいっす、、、( ;∀;)
全部のメニューを食べたい。。。( ;∀;)
ここで出されている全ての料理を食べたい。。。(爆)
***
進来軒、大新楼、そして、こちらの大井楼。
この三軒は、もう絶対にどこも外せないレベルの名店だと分かりました。
絶対的で長男的な進来軒があって、
パワフルで次男的な大新楼があって、
そして、末っ子的でテクニカルな大井楼、という感じがします。
まさか、このエリアに、こんな豊かなラーメン文化があったとは、、、
「進来軒」だけがこのエリアで有名ですが、そうじゃなくて、この三店舗のどれもが「絶対に食べるべきラーメンのあるお店」なんだと、分かりました。大発見でした。
…とすれば、次は、再度「進来軒」の味に触れなければ…、と♪