いわゆる千葉のご当地ラーメン『竹岡式ラーメン』は、内房のみならず、外房にまで広がっています。外房では、「ぐうラーメン」で、よく知られていますね。房総半島の全域にわたって、食べることのできる千葉の地ラーメン、それが『竹岡式ラーメン』と言ってよいと思います。
そんな竹岡式ラーメンですが、現在、唯一石神本に掲載されているのが、こちらの『炭火らあぁめんいち』です。ずっと来たいと思いつつ、なかなか来られなかったお店です。
http://ramendb.supleks.jp/s/3556/review
http://gourmet.walkerplus.com/131448431148/
http://www.chibaraumen.com/report/ichi.html
http://blog.livedoor.jp/saito1972329/archives/51491118.html
http://jet2biscotti.blog13.fc2.com/blog-entry-20.html
http://plaza.rakuten.co.jp/takeokashiki/diary/201105270000/
さすが、石神本掲載店だけありますね。このお店の情報は既にたくさんあります。
さて、このお店ですが、場所はかなりアクセス困難なところにあります。今回は友人の車で行ったので難なく行けましたが、これ、駅からだとかなり大変だと思われます。本納駅、もしくは新茂原駅が最寄り駅になるのかな。
すごいのどかな場所にあります。さすが房総☆ ここに来るだけでも、それだけで価値があるような。
店内もまた、かなり独特ですね。
メニューはいろいろありました。タンタンメンもありました。ですが、まぁ、こちらに来たら、やはり自慢のチャーシューがたっぷりな「焼豚らあぁめん」でしょうね。これしかないです。それから、煮豚めしもいただきました。
竹岡式ラーメンといえば、チャーシューですよ。煮豚です。もう、見ただけでノックダウンでした。がっつりと煮込んだお肉がどかどかっとのっています。このボリュームはたまりません。
スープは、チャーシューの煮汁の醤油がもう圧倒的な存在感となっています。スープ自体はライトではありますが、とにかく濃いスープです。竹岡式ラーメンというとチャーシューの煮汁にお湯割りというスタイルがスタンダードですが、こちらのは何だろう、ちょっと和な味わいになっていました。魚介ダシとかで味を出しているのかな。動物系のスープが入っているのかどうかはよく分りませんでした。ただ、いわゆる竹岡式ラーメンよりは、醤油っぽさが抑えられているように思いました。
修業先のぐうラーメンよりは、マイルドで、やさしめなんだと、店主さんはおっしゃっていました。
基本的には、竹岡式ラーメンらしい醤油味の濃いラーメンでした。僕の個人的な印象だと、ぐうラーメンよりかなり攻撃的な味わいに感じられました。また、内房の竹岡式ラーメンの各店よりも、攻撃的・刺激的な気がしました。(がゆえに、石神本に掲載されている気もします)
チャーシューの存在感が半端なかったですね。上品とか、繊細とか、そういうのとは程遠いまさにパワフルで男気あふれるチャーシューでした。
個人的には、せっかくですし、もう少し、攻撃的・過激でもいいかなって思いました。多分、僕自身、それなりに竹岡スタイルのラーメンは食べていますし、勝浦タンタンメンの発展を見ている中で、やはり、従来の枠を飛び越える何かが欲しいかなって思いましたね。
煮豚めしは、想像していたより結構普通なチャーシュー丼でしたかね。ラーメンのサイドメニューとしては、それなりに美味しくいただけるかな、と思います。が、こちらのチャーシューの良さが少し抑えられているかな、と。
***
総じて、クオリティーの高い竹岡式ラーメンの専門店でしたね。是非、タンタンメンもいつか食べてみたいですね。
それに、店主さんもまだお若いので、僕の個人的リクエストとしては、「未来の竹岡ラーメン」をもっと描いてほしいかな、と。そう思いましたね。もっともっと竹岡ラーメンって、面白くなると思うんですよね。その部分がさらに強調されれば、さらにお店の印象が強烈になるような気がしました。