いつからか、「ケチャップラーメン」に惹かれ始めました。
ケチャップとラーメン、ここに何か「可能性」を感じたというか。
ケチャップは、誰もが知っていて、どの家にもある調味料なのに、なぜか、ラーメン店では、ほとんど「ケチャップ」の文字は見られないんですよね。
ケチャップのラーメンが食べたい!って、X(Twitter)で呟いたら、粋やの小池君が、「昔、こんなのを作ってたよ!」って言って、【つけリタン】というケチャップ味のつけ麺を限定で出してくれました。
これを食べて、「ケチャップのラーメン、これはいける!」って(勝手に)確信しました。
そのことを惡麺友らんちばさんに話したら、なんと!!
「安房鴨川に、ケチャップラーメン、あるよ!」
って仰るではないですか!!!
「ええええ?? 鴨川にケチャップラーメン、あるの????」
…
ってことで、らんちばさんと共に、鴨川方面へと向かいました。
で、そのケチャップラーメンがメニューにあるという、
中華料理天津
にやって来ました!
ここ、アクセス的にかなりハードルが高いぞ、、、
一見さんはまずやってこない場所です。。。
ただ、最寄りの安房天津駅からはとても近いので、電車でも余裕で行けます。
こ、ここに、ケチャップのラーメンがあるのか、、、💦
本当にあるの???
このお店、暖簾はなくて、「商い中」の札だけが目印となっています。
店内に入ると、そこは、「昭和の食堂!」って感じの世界が広がっていました。
掘りごたつのような、座れる小上がり席がどーんとあって、テーブル席が一つあります。
小さく、こじんまりとした店内になっています。
で、恐る恐る、メニュー表を見ると、、、
あ、ありました、、、
ケチャップそば(750円)
本当にあった、、、Σ(・□・;)
そばって書いてあるけど、ケチャップラーメンとのことです。
店主さんに聴くと、なんと40年前から提供されているラーメンなんだとか。
40年前から、ケチャップラーメンがここにあった?!?!
もう、衝撃的過ぎて、、、💦
その他、一品料理も色々揃っています。
お酒もありますね~~✨
…
ってことで、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、とてつもなく珍しいオリジナルの、
ケチャップそば
です!!!
「うおおお!!! これがケチャップそばか!!!!」
って、叫びそうになりました。
ケチャップをふんだんに使ったラーメン、、、
見た感じだと、赤い野菜炒めラーメンみたいな感じ???
zoom up!
もう、これはとにかくスープを飲んでみなければなりません。
スープを一口飲むと、、、
「うおおお!! ほ、本当にケチャップ味のスープじゃないか!!」
って思いました。
しかも、このスープ、「とろみ」がないんです。
野菜あんかけ系かと思ったら、サラサラのスープだったんです。
鶏豚魚介を使った自慢のスープに、ケチャップが入っているスープ。
変に奇抜なスープって感じじゃなくて、イメージ的には、ミネストローネの味というか、ポトフ風トマトスープ味というか、ラタトゥイユの味というか、、、、。
だから、赤いスープですが、まったくもって辛くないです!!
欧風のスープに近い感じですが、また同時に、中華スープのようにも感じるんですね。
不思議だ、、、独特だ、、、そして、端的にウマい!!!😂
そして、仄かな酸味も加わり、独特なテイストになっています。
ダメな人にはダメだろうし、ハマる人にはとことんハマる味、かな?!
麺はこんな感じです。
麺を啜って食べると、、、、
「おおお、、、これまた、これは普通じゃない!!!」
って思いました。
店主さんに聴くと、ここの麺は、ラーメン王国「新潟」から取り寄せている麺なんですって!
うん、この麺は、ちょっと千葉クオリティーの麺じゃない、、、
色々と麺を試し続けて、結果として、新潟の製麺所の麺に行き当たったそうです。
この麺を楽しむのもまた、ここでの楽しみかなって思いますね。
歯ごたえ、食感、のど越し、かなりいいですよ!!
具もいっぱい入っています。
にんじん、キャベツ、たけのこ、豚肉、あとキクラゲ??
中華料理での定番の具材がいっぱい入っていました。
ここもまた、ローカル感があって、中華料理感があっていいなぁ~💓
卓上調味料はこんな感じで、、、
ホワイトペッパーを入れたら、ますます欧風テイストになった気がしました。
ケチャップペッパーラーメン?!?!
これもまたすごくいいなぁ~~
…
これ、とっても美味しかったので、あっという間に完食してしまいました。
食べ終わって、感動していたら、奥様が登場しまして、、、
お話を聴くと、奥様的にも、このケチャップそばが一番好きなんですって。
スープの最後の一滴まで飲み干したくなる美味しさ、と仰っていました。
ええ、僕もホントそのように思いました。
これを食べて、思いました。
「これこそ、安房鴨川の地ラーメン、ご当地ラーメンになるべきなんじゃないか?!」
って。
安房鴨川って、元祖ご当地の竹岡ラーメンと、全国的な知名度を誇る勝浦タンタンメンの二大ラーメンに挟まれたエリア、というか、内房と外房の「中間領域」に位置する町なんですよね。
そんな中間的なエリアで、40年前から天津ではこの「ケチャップそば」を提供していた、という衝撃の事実…。
鴨川ケチャップそば、あるいは、鴨川ケチャップラーメン。
これこそ、次なる千葉のご当地ラーメンになり得るんじゃないか?!?!って。
もちろん、このエリアに来たら、「お魚料理」が一番の定番だと思います。
でも、だからといって、ご当地ラーメンは必要ない、ということにはならないと思います。安房鴨川に、新たなご当地ラーメンができることで、今よりもっと人を呼び込むことができるかもしれませんし、、、(船橋や小見川にソースラーメン文化がありますし、それに次いで、ケチャップラーメン文化が育つと、すごく素敵じゃないですか?!?!)
また、ご当地にこだわることもなくて、、、
ケチャップラーメンはちゃんと商品として成立し得る、とここで僕は確信しました。
となれば、千葉に限らず、全国で、「ケチャップラーメン」を創作することってできると思うんですね。「トマトラーメン」はわりと全国津々浦々にありますが、トマトよりも、ケチャップの方が、コスト的にも、味的にも、(また保存的にも)ラーメン屋さん的に適しているんじゃないかな、って思うんです。
ケチャップの価格推移を見ると、若干上がっていますが、それでも安定的に供給できているのかな?、と。
大量のガラとか、大量の煮干しとか、大量のラードを使わないで、パンチのあるラーメンを作る、となる時に、「ケチャップ」っていうのは、とても経営的に優しい調味料になるんじゃないかな?!って。
で、更に、ケチャップラーメンに、唐揚げを入れたり、ハンバーグをトッピングで入れたりしても面白そうですし、色んなバリエーションが楽しめそうじゃないですか?!
…
あと、今回はもう一杯、
ジャジャーン!!
チャーシューワンタンメン
です!!
こちらは、ここのラーメンで一番高価な900円となっています✨
チャーシューも結構大きめ! で、ワンタンもいっぱい! それで900円とは、、、
こちらもまた、すっごく魅惑的なヴィジュアルになっています。
レトロなラーメン好きにはたまらないですし、イマドキのラーメンしか知らない人にはすごく新鮮に見えるのでは?!、と思いますね。
zoom up!!
スープを一口飲むと、、、
「うわぁぁぁ、これは、じんわり美味しい和風醤油スープじゃないか!!」
って思いました。
鶏豚の動物系スープに、乾物系の和風ダシの旨みが入り込んだ味わい。
しかも、いわゆる「魚粉」とかではなくて、しっかり荒節から取っている魚介の旨み。
このチャーシューワンタンメンのスープもまた、すごくしっかりとしたスープでした。
昔ながらのラーメンのスープでありつつ、しっかりとした骨太な和風スープ。
ケチャップそばも凄かったけど、こっちも凄かった、、、😂
麺はこんな感じです。
多分、上のケチャップそばと同じ麺かな?!、と。
こっちのスープで食べても、やっぱり美味しい麺です。
平凡な麺じゃなくて、でも、変わった麺でもなくて、、、
ずっと永劫、愛され続ける「質の高い中華麺」かな、って。
チャーシューは、まさに昭和のチャーシューって感じでしたね。ハードでわりとぱさっとしたタイプのチャーシューですが、脂身もついていて、完璧なチャーシュー!って感じでした。
ワンタンは、具は控えめで、ワンタンそのものを楽しむタイプのワンタンでした。滑らかで、柔らかくて、口の中でとろけるワンタンでしたね~✨
***
というわけで、、、
らんちばさんも大絶賛の【中華料理天津】の初レポをお届けいたしました。
ここのケチャップそば、本当に凄いなって思いました。
このケチャップそばを、安房鴨川のご当地ラーメンにする、という道も「あり!」だと思います。
また、ここでこのケチャップそばを食べて、「ケチャップラーメンに未来はある!」って確信しました。間違いなく、ケチャップは、ラーメンの調味料として成り立つぞ、と。
しかも、今後、ますますあらゆる物価が上昇していくなかで、一つの切り札? 救世主?的な調味料になり得るんじゃないかなって思います。これまでの「常識」が通じない今の時代に、常識に縛られない「新しいラーメンの味」として、ケチャップラーメンは、大ありだと思うんですよね。ソースとケチャップを掛け合わせた「グレイビーラーメン」だって、今後、増えていっていいと思うし、千葉なら、「ソースラーメンVSケチャップラーメン」の戦いだってできる(笑)
千葉のラーメン店主のみなさん!!
是非是非、「ケチャップラーメン」を作ってくれませんか?!?!
そしたら、もうどこであったとしても、食べに行きたいと思います!!!
>現在、ヒイラギ食堂でも、ソースとケチャップを使った「グレイビーヌードル」が出ています!
ケチャップとラーメン、その未来は如何に?!?!
場所はこんな感じです。
お車で行く際には、十分にお気を付けください!!(かなり道路が狭いです)
こちらのお店は、昭和スタイルの「出前」をやっているお店でした。
食べている最中にも、電話が鳴り響いてまして、、、
店主さんが自ら、配達もしているんですって。
これもまた、古き良き昭和の時代の町中華の伝統的なスタイルですよね。
都会では、UberEATSがどんどん広がっていっていますが、、、
かつては、お店の人が店内も出前もどっちもやっていたんですよね。
これを見るのも、ここに来ることの「意味」かもしれません。
この道路を進んでいくと、駅があります!
なんとかギリギリ、海も見えました!
ホント、細い通りなので、車の際にはくれぐれもご注意を!!
…
ケチャップをどうラーメンにいかしていくか。
ケチャップにもホント色んな種類があるんですよね~
このケチャップを使って、もっともっと色んな事ができそうですよね。
ケチャップつけ麺とかも食べてみたいなぁ~(粋やのつけリタンみたいな感じで!)