2011年以来となる、超久しぶりの酒田。
酒田は、日本でも屈指のラーメンの町で、ず~っと再訪したいと願っていました。
実に今から13年前に書いたレポなんですね…😢(当時僕は36歳くらいか…)
…
ホテルで自転車を借りることができたので、まず向かったのが、
ワンタンメンの満月
でした!!
酒田のラーメン店には「月」が付くお店が多いんですよね。
いわゆる「月系」と言われるラーメンです。
この満月にも、「月」が入っていて、その流れにあるお店だと分かります。満月は、酒田の中でも最も有名なラーメン店の一つで、店舗展開もしていて、都内にもあるみたいです。
過去ログを見たら、僕も2009年にこのお店に来ていました。
2009年なので、実に15年ぶりの再訪ということになります。
酒田のラーメンとは?!?!
というポップがお店の入り口に掲示されていました。
酒田のラーメンの歴史、スープの特徴、ワンタンの魅力が書かれています。
酒田のラーメンの特徴は、ずばり「ニボコン」だったんですね!!
煮干しと昆布を使った醤油味の澄んだスープのラーメン。
それが、酒田のラーメンの大きな特徴のようです。
つまり、ニボコンなんて言わなくても、酒田ではずっと煮干しと昆布のラーメンを作っていたというわけです(ニボコンは冷たい煮干し昆布ラーメンですけど…💦)
そして、極薄のワンタン。このお店の名前も「ワンタンメンの満月」となっていて、ワンタンへのこだわりは普通じゃありません。2009年のレポでも、ここのワンタンに感動したことが綴られています。
こちらが主なラインナップです。
こうやって見ると、色んなラーメンがあるんだなぁって思います。
スタミナラーメンもあるし、塩ワンタンメンもあるし、つけ麺もあるし、なぜかサッポロラーメンもあるし、ラーメンだけじゃなくて、うどんもあったりしますΣ(・□・;)。
いや~、全部食べてみたいなぁ~~(n*´ω`*n)
おしながき、です!!
昭和35年創業、自家製麺&自家製薄皮ワンタンと書いてあります。
ワンタンメンは一杯、税込950円となっています。
ここのメニューの値段を見ると、わりと首都圏並みの価格設定になっているような…?!
ちょっと安い感じかな?!?!
煮たまご入りワンタンメンだと、1000円の壁を突破して、税込1100円になっています。
基本のラーメンは「中華」(税込800円)ですかね?!
個人的にすごく気になったのが「つけ麺」(税込1200円)です。
酒田の名店のつけ麺ってどんなつけ麺なんだろう?!って。
メニュー表の裏には、ここのラーメンの特徴や説明が書いてありました。
シルクを練り込んだ麺とワンタンっていうのが、特徴になっていますね。
これがその「シルク」かな?!
シルク(蚕を原料にしたたんぱく質)を加えた麺とワンタンゆえに、シルキーな食感になるのかな?!
スープは、山形地鶏、丸鶏、そしてトビウオ、煮干し、昆布、野菜などとなっています。
日本一と称される酒田ラーメンを代表するお店の一つとあって、全部にこだわりを感じますね。
でも、僕の心を最も強く惹きつけたのが、、、
冷しワンタンメン(税込1080円)
でした!!
夏季限定の冷たいワンタンメン!!
酒田もホントに猛暑真っ只中で、冷たいラーメンに惹き付けられてしまいました。
「カツオと昆布のさっぱりとしたスープ」という言葉にも負けました。おそらく煮干しも入っているだろうし、今流行りの「ニボコン」っぽいのが食べられるかな?!って妄想しつつ、、、
…
ってことで、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、ワンタンメンの満月、夏季限定の、
冷しワンタンメン
です!!
おおお~、これが満月の冷たいワンタンメンかー!!!
ヴィジュアル的には、めっちゃ魅惑的で洗練されていて都会的な感じがします。
味玉も半分ついていて、それで1080円ならなかなかいいお値段かも?!
こちらが、その冷しワンタンメンの全貌です。
澄んだ和風醤油スープに、チャーシュー二枚、ほうれん草、メンマ、味玉が付いています。
そして、冷たい氷がいくつかスープの中に入っています。
だし氷ではありませんでしたが、氷のおかげでキンキンに冷えています。
zoom up!
スープを一口飲むと、、、
「うおおお! 乾物の旨みがぎゅっと凝縮された冷たい魚介醤油スープだ!!」
って思いました。
主に鰹節と醤油の味が際立ちますが、煮干しや昆布の旨みも入っているように思います。
特にこれ!という何かの味が突出しているわけではなく、バランスのよい和風醤油スープになっています。酒田ラーメンの特徴を生かし、そんなにくどくもなくファット感もなく、あっさりとした「毎日でも食べられる味」になっていたかなっていうふうに思いました。油分控えめ。
最初の数口は、「冷たい日本蕎麦」の味わいだったんですが、徐々に「冷やしラーメン」のテイストに変わっていくっていうのがすごく面白かったですね。
お蕎麦っぽさとラーメンっぽさが同時に楽しめるというか、味わえる一杯になっていました。
麺はこんな感じです。
これが、シルク入りの自家製麺なのかー?!?!
中細~細めのやや縮れた麺になっていました。
食べた感想としては、ちょっと思っていたより普通の麺っていうか、普通の中華麺っていう感じがしました。東北クオリティーというよりは、首都圏でも食べられる昔ながらの中華麺スタイルっていうか。
なんか、「あれれれ…?!」って感じではありましたが、、、
でも、和風の醤油スープにはぴったりとあった麺ではありましたね。無理なく難なく食べられます。
麺は「少なめ」でお願いして、120gにしてもらいました(この日3杯目ですからね…💦)。
スープが美味しくて、また冷たいので、ぐいぐい食べられました😊
そして、満月の最大の切り札、ワンタンです!!
こちらもシルク入りのワンタンになっているんですね。
麺よりも、ワンタンの方が、はるかに存在感がありました。
官能的でセクシーで艶やかでまさにシルキーな感じで!!! 滑らかで柔らかくてソフトで、のど越しもとんでもなく心地よくて、、、😂
これは、「絶対に忘れられないワンタン」になるなぁって思いました。
ワンタンの中身はともかく、とにかくワンタンそのものが美味し過ぎて‥。
で、麺とワンタンを一緒に食べると、これがまた至高の美味しさで、、、
そうか、ワンタンを引き立てるために、麺は敢えて「平凡」なものにしているのかも?!
普通の中華麺に、度を越えたとんでもない美味しさのワンタン、、、
この組み合わせを狙って作られているのかも?!(と邪推しました)。
チャーシューはこんな感じでした。
一見、パサパサっとしているようにも見えるのですが、これが意外にも柔らかくてしっとりとしていて食べやすいチャーシューになっていました。
脂の部分はほとんどないんですけどね、それでも食べやすかったなぁ~~(n*´ω`*n)
メンマは、まぁ普通のメンマだったかな?! 一つ前の新潟の聖龍で感じたような驚きや感動はありませんでした。が、これもまた「酒田のラーメン」なのかもしれませんね。
煮たまご(味玉)はこんな感じでした。
普通に美味しい半熟の味玉でしたね。
スープを一緒に食べると、もう「まいう~~~」って言いたくなります。
…
総じて、「安定して完成された酒田らしく、また満月らしい冷やしワンタンメン」になっていたかなぁって思います。山形県って、「冷やしラーメン」が生まれた県でもありますが、ここの冷やしワンタンメンの味は、魚介強めで、僕が大好きなタイプの冷やしラーメンの味そのものでした。やっぱり「魚介醤油」が一番だなぁって。
そこに、満月の自慢のワンタンを入れることで、唯一無二の冷やしワンタンメンになっていました。
***
というわけで、、、
実に13年ぶりとなる酒田のラーメン巡り、一軒目「満月」のレポをお届けいたしました。
2009年の時に感じたのと同じように、やっぱり満月のラーメン・ワンタンメンって、とっても地味というか、あっさりでさっぱりのスープなんですよね。他の地方のご当地ラーメンと比べても、かなりやんわりとした味わいというか、素朴な味わいのスープになっていますね。佐野ラーメンに近いやんわりさがあるかも(味云々ではなく)。
でも、魚介の旨みはかなりのもので、これといって何かの味が強く出ているわけでもないので、何度でも食べられるというか、何度でも食べたくなるような味わいの冷やしラーメン風になっていました。
さすが、山形県の冷やしワンタンメン!とも思いましたね。酒田も山形県の町ですし、さすが「ラーメン王国山形県」の、「ご当地ラーメン日本一」となった酒田の有名店の限定「冷しワンタンメン」なだけがあります。
なんといっても、2009年以来、15年ぶりに再訪できてよかったなぁ~😂
ピリ辛ゴマラー油スープスタミナワンタンメン
次回は、これ、食べてみたいなぁ~~。
次に酒田に来られるのって、いったいいつになるんだろう…( ;∀;)
薄皮ワンタン、本当に本当に凄かったなぁ~。
未だに、あのすべすべっとしたつるつるでふんわりとしたワンタン、記憶にありますもん。
煮干しと昆布の上品な和風醤油スープで、あのワンタンをまた味わいたいなぁ~😢
2011年に食べた「花鳥風月」もこの満月グループの一員なんですね~~。
ご当地ラーメン日本一の酒田の人気ラーメン店の一つがここ「満月」です!
営業時間は、11時~16時30分まで!!
夜営業はしていません。
酒田のラーメン屋さんってだいたいこんな感じかな?!
あ、あと、今回16時くらいに来たのですが、16時頃だとすんなりとゆったり座れて、のんびり食べられました。ここは大人気店でもあるので、行くなら15時過ぎくらいからが「狙い目の時間帯」かもしれませんね。
場所はこんなところです。
googleさんによると、駅から徒歩で19分と出てきます。
20分歩けば、このお店に行くことができるんですね(不可能ではない?!)。
まさか、今回、自転車で「満月」に来ることになるとは思わなかったなぁ。
せっかくなので、自転車でもう一軒、気になるお店に向かいます!
酒田二軒目はどこになるのでしょうか?!?
お楽しみに!!