Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

【山本五十六】のことを、彼の故郷の長岡で学ぶ!

長岡と言えば、、、

ええ、ラーメンフリークの僕的には、「長岡生姜ラーメン」ですけど、、、

でも、一般的には、やっぱり、、

山本五十六

でありましょう!

山本五十六という名前は知っていても、実際にどんな人だったか、どんなことをして、どんな人生を生きたのかを詳しく知っている人や覚えている人は少ないのではないでしょうか?!

かくいう僕も、山本五十六のことについて、ほとんど何も知っていませんでした(覚えていませんでした)。

せいぜいのところ、真珠湾攻撃を計画した人で、戦時中の子どもたちの憧れの「軍人さん」であり、最後、ブーゲンビル島上空でアメリカ軍の攻撃で五十六の乗った戦闘機が撃墜され死亡した、くらい?! 

でも、そんな五十六が長岡で生まれ、長岡で育ち、長岡を愛していたってことは、まったく知りませんでした(意識もしていませんでした)。

そんな五十六のことを故郷である長岡の視点から学べるのが、

山本五十六記念館

です!

公式HPには、こんな記述があります。


 明治17年(1884)、儒学者の家系に生まれた高野五十六は、聡明で、中学の頃からベンジャミン・フランクリンを尊敬、猛勉強するなど広い視野をもっていた。
 旧長岡藩家老・山本帯刀家を継ぎ、旧会津藩士族の娘と結婚。文武両道、質実剛健、常在戦場の長岡らしい精神に磨きがかかる一方、石油や航空に早くから注目。リンドバーグの大西洋横断にも触発され、特に航空の重要性を力説。太平洋戦争開戦時、その先見性を世界に実証した。

 開戦にはあくまでも反対だった。「この身滅ぼすべし、この志奪うべからず」と、わが身の危険を省みず、日独伊三国同盟に断固反対した姿勢は、人々を愛し、郷土を愛し、慈愛の心を強く保っていたからこそである。だが、その意に反し連合艦隊司令長官として未曽有の大戦争の指揮をとった。
 昭和18年(1943)ブーゲンビル島で戦死。激動の世紀に、しなやかかつ強い心で生きた山本五十六の人間性を、21世紀に語り伝えたいと願う。


今回、この記念館を訪れて、五十六のことを学んで、驚きをもって知ったことは、

①五十六は、保守的な思想をもちつつも、欧米の知識や技術や文化に精通していて、また、キリスト教についてもかなり詳しく知っていた、ということ、

②五十六は、ハーバード大学に留学していて、そこで実際のアメリカの文化や風習を身をもって学んでいたこと(相当の知識と経験をもっていたこと)、

③五十六は、「日本人形」を愛していて、最後まで大事にしていたこと(そして、その人形がとても美しかったこと)、

④五十六は、もともと「高野」という名だったが、父と母を亡くし、その後、長岡藩家老の山本家の跡継ぎとなる(つまり養子縁組した)ということ(五十六という名は、その亡き父が56歳の時に生まれた子だったからだとか!?)、

⑤五十六は、太平洋戦争をしたくてしたくてしょうがなかったわけではなく、アメリカとなんとか和平に向けて交渉しようとしていたこと(そして、そのもくろみが外れたこと)、

などでした。

五十六の生い立ちを学びながら、「なぜあの太平洋戦争は起こってしまったのか」を考えることもまた、プラグマティックな意味で有益のような気がしました。

五十六なら、きっと「アメリカと戦争をしても勝てるわけがない」と思えたと思います。なのに、なぜ、真珠湾攻撃なんてしてしまったのか。そんな計画を何故立てたのか。

記念館のスタッフの人とも、結構この話で盛り上がりました(苦笑)。

五十六と言えば、、、

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」

という言葉が有名ですが、、、

それ以外にもいろんな名言を残した人でもあったみたいです。

時代も違うので、今の価値観に合わない言葉も多々ありますが、、、

でも、この時代の文化人としての知性や教養も多分にあったんだなぁって思いました。

今は、右だとか左だとか、保守だとかリベラルだとかと二分されていますが、五十六の中では、右と左が、保守とリベラルがうまくバランスよく両立していたのかな?、とも。

その辺の、思想的信条についても、もっと知りたいなって思いました。

五十六の映画です。

五十六の名言集です。

小説にもなっていますね。

これは読んでおきたい…。

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