Art Cubeを知っているか?!
実力、キャリア、センス、世界観、どれも卓越したヴィジュアル系バンドで、結成は2007年12月12日。
このバンド、まずメンバーの名前がすごい・・・
Vocal.Z(ゼタ)&Rem Guiter.Y(ユウ) Bass.N(エネ) Key.M(エンメ) Dr.S(エッセ;ex妃阿甦)、とみんな英語一文字のみ・・・ イニシャルなのか? はたまた新しいネーミングスタイルか。謎だ。日本語表記にしてもよくわからない(汗) 特にエンメとエッセに関しては、名前のみならず、ヴィジュアルもぶっとんでいる。すごい。本当のヴィジュアル系だ・・・
本作は、彼らのファーストシングル。
1.砂の華
BARKSのオムニバスでも発表されている曲。大作と言ってよいほどにゴージャスな一曲。これは是非聴いてもらいたい一曲だ。Aメロ~サビまで緊張感がずっと続く感じで、BGMにはならなそうな曲だ。キーボードとベースとギターの絶妙な絡み合いがカッコイイ。もちろんボーカル、Z&Remの独特な声、語りかけるような声もこのバンドの最大の魅力と言っていいだろう。全体的な雰囲気としては、サスペンス劇場かなんかのエンディングに使ってもらえたら、ぴったりはまるんじゃないかな、と思ったり。サビ後の静かな箇所なんか、サスペンスドラマに超ピッタリ。この砂の華が、「氷の華」の挿入歌として使われたらよかっただろうな、と思うのは僕だけ?! キーボードの入れ方がすごくかっこよくて、思わず引き込まれてしまった。
2.Pain~Wing~
最初のSEっぽいところが超妖しい。そして、怒涛のゴリゴリなイントロが炸裂する。砂の華とは全然違うタイプの楽曲で、超ハードだ。このバンドのキーともなるキーボードがかなり頑張っている感じの曲。初期のルアージュっぽさもあって、ヴィジュアル系の王道を感じずにはいられない。妖しくて、ハードで、ゴリゴリで、過激な一曲になっている。もはや「~系」ということが許されないような独自の世界観をもっている。キーボードの入れ方は、結構マリスに近いかな。お見事!と言いたい一曲だ。