まんぼぉ、7月の限定メニューは、『塩レモンシーフード和えそば』Ver2.0 180g(850円)だ。この限定和えそばは、昨年の7月の限定メニューの発展形のもので、ヴィジュアル的にもかなり変化している。麺の色が緑になっている!!! ちなみに、昨年の限定の名前は『塩冷やし麺レモン風味』だった。名前もかっこよくなってる!
昨年の記事はこちら!(昨年のこの時期に翻訳本『離婚家庭の子どもの援助』の原稿が完成したんだなぁ~ 一年後の今日、その著者が僕の家にいるっていうのもなんか縁を感じるなぁ~・・・)
で、一年ぶりの7月限定麺は、一言でいうなれば、
鮮烈で強烈で美味い!
久々にインパクトのある新しいタイプの美味しい麺に出逢えた気がした。色々と書きたいところなんだけど、久々に『思考停止』してしまった。考えないで、食べてしまったので、食べているときの印象を思い出せないのだ。本当にすごくて、っていうか、美味しくて、無我夢中で食べてしまった。
酸っぱさは昨年よりも抑えられていて、冷やし中華との差別化はしっかりと図られていた。というか、これぞ冷やし麺の真髄というべきか・・・ シーフードもたっぷり入っていて、かなり贅沢な一杯と言えるだろう。レモンはお好みに応じて自らで搾る。Wテイストの要素も入っている。最初の味とはガラリと印象を変える。
これまでまんぼぉの課題でもあった「ボリュームを含むガツンとくるインパクト」もしっかり加わっている。麺の量も多め(おそらく茹でる前で180g?!)で、食べた後の満足感もかなり高いはず。見た目、ボリューム、味、インパクト、オリジナリティー、どれも卓越している。
この一年でどれだけご主人が頑張ってきたかが伝わってくる一杯になっていた。かつて石神師匠に「何の変哲もない味」と評されたことがあったが、この和えそばは変哲の嵐である。繊細さという点でも他の超有名店と並ぶほどの緻密さがある。もちろん限定麺のみならず、醤油ラーメン、塩ラーメン、どちらもかなりレベルが上がった。っていうか、超ハイレベルのラーメンになりつつある。
それゆえか、立地条件的にはかなり恵まれていないが、お客さんは次から次へと集まってくる。この町にこれほどまで人がいたのか?!と思うほどに続々と入ってくる。もはや行列店も夢ではないところまで来たのかも。店内にお客さんが入りきらず、外で待つこともでてきた。
・・・ラーメン屋さんにとって一番大切なのは、近所のお客さんだと僕は思う。ネットや雑誌で大々的に取り上げられて、一時的に超行列店になって、時分の花になっても、それは何年も続くわけじゃない。大勝軒やさぶちゃんのようなラーメン屋さんになれるラーメン屋さんの確率は天文学的数字だと思う。先日、かつて超行列店だった麺屋武蔵の前を通ったら、もうそこに行列はなかった(ちょっとショックだった)。そう考えると、やっぱり「その店を愛してくれる身近なお客さん」こそが、長い目で見る限り、一番大切なんだと思う。ラーメン屋さんにとって大切なのは、(僕も含め)ラーメンブロガーや評論家に認められたり賞賛されたりすることよりも、本当にそのお店を愛してくれて、大切にしてくれて、頻繁に来てくれる普通のお客さんと出逢うことのような気がする。
まんぼぉはそういうお客さんに愛される素敵なお店なんだろう。今月の限定麺は、本当にオススメです。美味しいし、面白いし、ボリュームもあります!