今日は、スザンネさん一家とkeiファミリー、共に日光へと向かった。僕のお父さんに運転を頼み、車で日光へ。日光は2000年以来、実に8年ぶり。2000年の時は、大学院に進学し、先輩たちとの交流合宿で行ったんだなぁ。この8年で状況は本当に変わった。今じゃ、日々「先生」と呼ばれてしまっている。あの当時はまだ「夢」に向かう途中だったなぁ。。。(また、ラーメンもまだリピーターで、食べ歩きはほとんどしてなかったなぁ)
今回はその8年の間に出会い、翻訳本まで出させたもらったスザンネさん一家と一緒。この8年間、とりあえず僕なりに頑張ったってことかな。なんだかとても嬉しい。
もちろん日光に行ったら、ラーメンでしょ!! いや、日光にはあんまり目立ったラーメン屋さんはなさそう。でも、日光市の市役所がある今市には結構実力のあるラーメン店が結構あるらしい。
その中で一際際立っているのが、ゼンジー南京というラーメン屋さんだ。佐々木晶さんの『ラーメンを味わいつくす』という本の中でも紹介されていたし、『ラーメンニッポン』という全国ラーメン店の情報誌でも紹介されていた。ネットでも高い評価を得ているお店で、フリークの心をつかむラーメン店と言えそうだ。
だが、そこに掲載されている住所のところに行っても、それらしきラーメン店はない。近くの人に尋ねると、もう閉店した!とのこと。だが、お店に電話をすると、「やってます」とのこと。一体どういうわけか。
その答えは、こちらのブログを参照!
このお店、なかなか凄腕のお店と見た。もちろんラーメン専門店で、地元では一位二位を争う超実力店。地元情報では、「行列のできるお店」ということで有名らしい。夜のオープンと当時に行くと、お客さんはたくさん集まっていた。幸いなことに行列はなかった。
店内はかなりマニアック。「ラーメンはJAZZである」という木の看板が目に入る。ラーメンもいろいろとそろっている。冷やし中華やつけ麺もある。今回は以下のラーメンを食べた!
二種類のチャーシューが入った焼き豚チャーシューメン(880円)
ノーマルの正油ラーメンはシンプルな醤油ラーメン。シンプルなんだけど、こだわりを感じさせるヘビーなラーメン。佐野ラーメンとも喜多方ラーメンとも違うアプローチのラーメンであり、まさに「Jazzyなラーメン」と言えるだろう。複雑な甘みと旨味を感じる。単純にこれっていえないスープだった。麺は細麺・太麺から選べるが、正油ラーメンは細麺で。麺は佐野ラーメンや喜多方ラーメンに通じるようなコシの強い麺になっていた。チャーシューはいわゆる通常のチャーシュー(でもレベルは高い!)。メンマも丁寧に手を入れてそうだった。
焼き豚チャーシューメンは、初来店の人にオススメの一杯。ご主人さんが一番オススメしているラーメンってことでいいのかな。おそらくここの自慢は自家製の二種類のチャーシューにあるのだろう。本当に絶品だった。特に炭火で焼いた焼き豚は香ばしくて、燻製(ロースト)に近い独特な風味があって、魅惑的な肉に仕上がっていた。焼き豚ラーメンにしてもよかったくらいだ。もちろんチャーシューも柔らかくて、ジューシーで、味が沁み込んでいて美味かった。スープは正油ラーメンと同じ。
ゼンジー南京でしか味わえない究極のオリジナルラーメンが、「ゼンジースペシャル」だ。これは本当にオリジナリティー溢れる力作になっていた。鶏肉の旨味がつまった餡が醤油ラーメンのスープにかかっている。この餡には鶏肉の旨味やコクがぎゅっとつまっていて、鶏を存分に主張するオリジナルラーメンに仕上がっている。とはいえ、都内で流行っているような鶏白湯ではなく、あくまでも清湯であって、くどさやしつこさは感じられない。むしろ、餡かけタンメンのような味わいに近かった。なので、オリジナリティーはあるけれど、味的には結構慣れ親しんだ味わいに近かった。
餃子は焦げてた(苦笑) でも、僕は嫌いじゃなかったなぁ。これくらい焼けている方が食感がガツガツしてていいなぁ、と。ただ、Kei's Familyの評判はよくなかった(汗) チャーハンはちょっと油っぽかったかな。餃子、チャーハンは、ま、ノーコメントってことで。。。つけ麺も食べておけばよかったなぁ~
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ご主人の山野井善次さんは、もともとプロのトランペット演奏者。今もトランペットの演奏を続けているんだとか。創業12年。昨年、場所を変えて再出発を果たした。ご主人の趣味は多彩で、彫刻もお得意なんだとか。実際に彼の作った作品がお店に飾られている。
なんともすごい個性的なお店だ。もちろんラーメンのレベルもかなり高い。さすが佐々木さん推薦のお店だ!
こだわりの正油ラーメン ゼンジー南京
日光市今市1005-4
0288-21-3799