今日は、菅沼さんのドラムクリニックの後、ドラムの先輩のH君と一緒に一風堂へ。
前々から食べたかった一風堂の高価メニュー、「極新味」(1300円)を注文。なんとも「次世代のラーメン」を目指したそうだ。
1300円のラーメンなんて、そうそう食べるわけじゃないし、それ以前にこれだけ高額のラーメンは他にはあまりない。しかも、一風堂とあって、色んな仕掛けが施されているようだ。
まず、お盆と一枚の紙が運ばれてくる。その紙に、極新味の内容やその食べ方が丁寧に書かれている。このラーメンの食べ方は次のとおり。
●まず麺とスープを。
●茶碗蒸しと一緒に。
●ごはんとスープで雑炊風。
●ヌーベで変化を楽しむ。
なんだか食べるのがたいへんそう・・・
茶碗蒸しのせいで、通常のラーメンよりも出てくるのが遅い。ま、待つのも楽しみの一つ。一風堂は青菜やもやしなどの無料トッピングが卓上にあるので、それを食べてじっと待つ。
しばらくすると、通常のラーメンよりも1,5倍くらい大きな器のラーメンが運ばれてくる。実に大きい! ラーメンもやはり多めに感じる(が、実際はどうなんだろう)
スープは基本的にはライトな豚骨スープ。塩とんこつなのかな。最初の段階ではそれほど味にダイナミックさは感じられない。が、茶碗蒸しを溶かして、スープに合わせて飲むと、一気にスープの味が濃くなり、和風とんこつに変わっていく。さらに、別皿にある柚子胡椒を入れると、さらにピリリとした複雑な味わいになっていく。
最初は「淡白だなぁ」と思った極新味だが、茶碗蒸しを入れることでかなり複雑に味が変わる。だが、それに留まらない。
一風堂オリジナルの加工調味料ヌーベというやわらかい寒天状のかたまりをスープに入れると、じわりじわりと溶けて、スープに馴染んでいく。このヌーベは、醤油、香油、豚骨スープをゼラチンで固めたものらしい。これが入ることで、さらに味が濃厚に、複雑になっていく。
確かに、味は濃厚になり、重層的なラーメンには変化した。ダブルテイストどころではなく、トリプルテイストのラーメンであった。だが、色んな味が混ざりすぎて、パニックを起こしているような味というか、、、 いじりすぎて、味がぼやけて、平べったくなっちゃっている、というか、そういう印象を受けた。正直、途中で胸焼けというか、食べるのが辛くなってきた。もちろん味的にはすごくユニークだし、濃い味のラーメンが好きな人にはたまらないラーメンなのかもしれない。けれど、味の変化が強すぎて、ちょっと僕にはきつすぎたかな。
・・・相変わらず一風堂は大人気。どうしてここまで人気がでるのか、本当によく分からない。本当、ラーメンの人気というのはよく分からない。学生たちに聞いても、一風堂の評判はいつも上々。ふーむ、、、ま、自分の舌が普遍的ではないってことなんだろうなぁ。