青森三杯目は、今青森で話題になっている旬麺。
旬麺は、「あおもり味楽伝120」に選出されたお店で、
青森のご当地食材を使ったお店として、高く評価されている。
つまり、「地産地消型」のラーメン屋さんというわけだ。
そんな旬麺でイチオシなのが、「焼干しラーメン」(650円)。
焼干しは、煮干しと違い、魚を焼いて干したもの。
煮干しよりも、風味が強くて、焦げた感じの味が強くでる。
焼いた風味なので、基本的に苦手な人はあまりいないのでは?
(焼き魚が嫌いな人は駄目だろうけど・・・)
ここで使っているのは、青森産のいわしの焼干し。
(煮干しで使われるのも、そのほとんどがいわし類。トビウオも定番か)
その焼干しの風味が最大限に引き出されたのがここのラーメン。
スープを飲むと、その風味に驚いてしまった。
焼いた魚というと池袋の生粋を思い出すが、
それとは明らかに別物。
すーっとするライトなスープは、和風ダシの味ONLYで、
くどさや臭みは一切ない。お蕎麦のスープのよう。
鶏ガラダシくらいは使っているだろうと思ったら、
動物スープは一切なし。昆布と焼干しでとったスープのみ。
さらに驚くことに、タレもチャーシューの煮汁ではなく、
オリジナルに作った和風のカエシのようだ。
つまり、ここのスープには、動物系の味は一切ないということなのだ。
にもかかわらず、味は極めて鮮烈。キレのあるインパクトスープだった。
麺にも焼干しが入っているということ。
もちろん自家製麺とのこと。
とことん体にやさしいラーメンにこだわった一杯であった。
ここの店主さんは、もともとは歌手だったみたい。
僕らヨソモノに対しても、色々と話を聞かせてくれて、
色々と勉強になった。
☆旬麺、オススメです☆