多分、ほとんどの人が知らないであろうANGEL+DUST。(ご存知だったら相当のV系マニアだと思われる)
僕は、V系をずっと見続けてきて、「このバンドは売れる!」って思うバンドを探していた。その中で、「お、これは?!」、と思いながらも、残念ながら消えていったバンドも星の数ほどある。
このANGEL+DUSTは、V系のよい要素をたくさんもっていた。「これは売れる!」って思っていた。(また、ベルサーチっていうバンドがあって、それも相当期待していたのだが・・・)
彼らのファーストアルバム、『&ROMANCE』(↑)は、今聴いても、なかなかの完成度を誇っているのだ。演奏面もなかなか悪くない。楽曲もかなりセンスがある。ボーカルのルックスはぴか一だった。でも、残念ながら、メジャーで活躍することはなかった。サウンド的には、BUCK-TICK、デランジェ、JUSTY-NASTY系統であった。かなり良質のバンドであったのだ。ただ、Vo.の声質的・声量的に若干のハンディがあったようにも思う。
V系の世界は、他の世界と同様、生き残りがたいへんな世界である。一部の成功者と多数の消えゆく者が存在するのだ。僕は、名もなきV系バンドも大切にしたいと思う。必ずしも、いいバンドが売れているバンドってわけじゃない。いやはや、V系の世界もたいへんなのである。
もしかしたら、もしかしてたかもしれないのだ・・・