広島ラーメンの源流は「しまい(段原食堂)」ですが、
広島ラーメンの代表格は、
なんとなんとなんと言っても、
陽気江波店
でしょう!
もう、ずっと前から来たかったお店です。
「すずめ」閉店後は、陽気が(小鳥系の)最古のお店となります。
とはいえ、しまいもすずめも陽気も血縁関係にあるそうで、、、
ルーツをたどれば、すべて「段原食堂」ということになるんですね。
…
しかし、この江波店というのが「クセモノ」でして、、、
アクセスはかなり困難。
いや、難しくはないんですけどね。大変でした。
市内から路面電車に乗って、「江波駅」(最終駅)に向かいます。
そして、その江波駅から徒歩で13分くらい。
しかも、かなり奥まった場所にあります。
(とはいえ、江波駅からまっすぐ歩いて、高速の下を通って、右折して、左折すれば着くんですけど)
で、、、
お店に近づくと、もう只ならぬオーラが、、、(・_・;)
住宅街の一角に、、、
「うわー、日本各地で出会う名店のオーラが出てる!」
っていうお店で、、、
老舗店にして、名店にして、人気店。
それが、「陽気江波店」なんですね。
只ならぬ佇まいでした。
こちらのお店は昭和33年創業。
…ということは、創業57年!?
まぁ、とりあえず戦後10年過ぎた頃に登場してきたということでしょうね。
(その背景に、食糧難とメリケン粉輸入の問題があったのでしょう)
(実は「お好み焼き」も、同じ時期に誕生し、普及しているんですって)
それにしても、、、
こちらのお店、凄いです。
見てください!!!
メニューはなんとなんと!!!!
「中華そば」。
一種のみ!!!!
これ以外には、何も、なーんにもありません。
飲み物も無料の水のみ。
ビールも餃子もなんにもありません。
むちゃくちゃシンプルです。
いったいどんな中華そばなのか、、、
テンションはMAXです。
ジャジャーン。
こちらが、陽気の中華そばです!
お見事なヴィジュアル。貫禄。存在感。
で、スープを飲むと、、、、
これが、かなりかなり濃厚というか、味の濃いスープでした。
「うわ、これは、昔ながら…で片づけられるラーメンじゃない!」
って、思いました。
ウマいっす。。。
人気が高いのも頷けました。かなり濃くてパンチがあるんです。
ガツンとくる豚骨醤油味。
甘みも結構強くあって、、、
中毒性があります。…
って書くと、全国で人気のある「豚骨醤油ラーメン」じゃないか!、と。
陽気のラーメンは、油分こそ控えめですが、(昔的に)重たい豚骨醤油味だったんです。
徳島や和歌山よりも優しく、岡山よりも上品な豚骨醤油。
(結局、豚骨醤油がみんな好きなんじゃん、、、苦笑)
麺はぼそぼそっとした昔ながらの中華そば。
悪くないですねー。
地方の麺の優れたお店ほどじゃないけど、いい感じのよい麺でした。
トッピングは、もやしとネギとチャーシュー。
何気に、チャーシューもいっぱい入っていて、満足度高いです。
器も素敵でした。
***
陽気が人気店である理由が分かった気がしました。
陽気は、老舗の名店でありながら、今なおパンチのあるラーメンを出しているんですね。
二郎系ほどじゃないにしても、もやしとお肉がどーんと乗っているし、
味も濃くて、パンチがあります。
陽気は、もともとこの江波店付近で「屋台ラーメン」として出発したそうです。
なので、陽気はやはり「江波の文化」なんだ、と。
市内にも陽気はありますが、やはりこちらの本店で食べたいところです。
時間がない!っていう人はタクシーでも行けます。
片道1800円くらいです。もちろん路面電車+徒歩でもok。
(タクシーだと市内まで10分くらい。路面×徒歩だと30分くらいかな!?)
・・・
いやー、問答無用に美味しいラーメンでした★
初日で、「しまい」と「陽気」に行けました。
さて、次はどのお店でしょうかねー!?
次も、広島で絶対に欠かせないラーメン店です☆