複数のネット内で使用。出典元不明。なので直に削除します。
X japanの復活の話題については、このブログでも随時書いてきた。
そして、遂に復活しちゃったようだ(?!)
こちらを参照!!(ニュース)
こちらも参照(23日)(ニュース)
「ヒデを含めて、みんなで、Xで、一回世界デビューしようというのを実現させたかったんで、やりました(復活しました)」(YOSHIKI)
すごいですね~
本当に復活しちゃうんですね~
Xのファン暦は結構長いほうかな?!1988年だったと思う。まだメジャーデビューする前の渋谷公会堂あたりに知った記憶がある。Vanishing Visonを購入したのもこの年だった。当時、聖飢魔Ⅱが好きでヘビメタサウンドにはまり始めていた。デーモン小暮の髪型がすげーと思っていた頃、そしてバクチクの存在を知った頃、いわゆる「髪立て系バンド」が僕の心を捉えていた。その流れでXにたどり着くことになる。当時からもうすでにすごい人気で、ファンたちのクレイジーぶりには中学生の僕はただただ驚くばかりだった。もうかれこれ20年前の話。
さて、復活の話。デランジェ、ルナシー、シャムシェイドなどなど、ホント昨年くらいからガンガン「復活」が起こっている。この背景にあるものは何かを考えてみてもいいかもしれない。
①デランジェから始まるV系黎明期のバンドの復活ブーム
まず、この流れを作ったのは、間違いなくデランジェだろう。デランジェの復活はわれわれファンたちに大きな衝動をもたらした。(ただし、デランジェの師匠バンドでもある44マグナムの復活や聖飢魔Ⅱの復活やShow-yaの復活など、なにも復活はデランジェに始まったことではない。とはいえ、このV系関連においては先駆けとなった、ということは言えるだろう。
②若手バンドマンに受け継がれた初期V系のスタイルと精神性
このデランジェの復活の背後にあるものは何か。その一つに、デランジェを愛するバンドマンたちの存在がある。ディルアングレイやムックやメリーといった現在活躍中の熱いバンドマンたちが度々「デランジェ」の名を口にしていた。特に瀧川一郎に憧れていたバンドマンは本当に多かった。その美しい外見だけでなく、一郎のギタープレイや精神性が高く評価されていた。技術を越えたソウルとでもいうか、、、 とにかく彼をリスペクトするミュージシャンは多い。こうした声があってこそ、激的な復活を果たすことができたのではないだろうか。
つまり、一連の復活劇には、現在活躍するネオV系バンドの努力があってこそだと僕は思っている。ムックやメリー、ガゼットやナイトメア、シド、アリスナインなどなど。彼らの活躍なしには、こうした復活現象はありえなかっただろう(商業的にも成功できる可能性は低くなるから)。1998年のV系ブームの後、V系は消滅したかのように思われた。が、その後21世紀になり、再びV系ムーブメントが再燃した。これは、世代間の超越と言ってもいいかもしれない。現に、今回のX復活劇では、10代の若者も少なくない。リアルタイムでXを聴いていない新しい子たちがXを求めていたのである。
③叶わぬ夢、そしてV系文化のグローバリズム
YOSHIKIが「世界」という言葉にして、それを現実化できるのも、多くの若手V系ミュージシャンたちが海外で成功した、という実績があるからかもしれない。もちろん「世界」をホンキで考えた初めての日本のバンドはX japanかもしれない。ただ10年前、Xは世界進出を実現させることなく解散してしまった。世界進出は、叶わぬ夢となり、さらにHIDEちゃんの死というこの上ない不幸までもがXを襲った。
だが、その後、ディルアングレイや蜉蝣やディスパースレイやムックなどの欧州でのヒットなどが発生し、また、アニメ文化との融合/共生を果たし、世界のV系というステータスを得た。(*こうしたV系の世界進出は、故HIDEの力によって実現したとも言えなくもない。無論、YOSHIKIのアメリカでの活動も大きく影響している)
そういう意味で、V系はその歴史の中で着実に成長し続けてきた、と言っていいかもしれない。往年のファンたちには是非、現在活躍するネオV系のバンドマンたちの姿も見て欲しいし、また最近のV系ファンたちには、80年代後半~90年代のカッコイイバンドたちを知ってほしい。ナイトメアが好きならLUNA SEAを。ガゼットが好きならデランジェやXを(意外とLADIES ROOMなんかもいいかもしれない)。アリスナインやアンカフェが好きならフリーウィル系やラルクを。黒夢はたぶん今のV系のあらゆる青写真になっているといってもいい。
④日本の文化とV系
ちょっとでっかい話になるが、文化となるものは、歴史という大きなハードルを越えたものである。いつの時代にも、文化的な行為は存在していた。が、それが文化として受け継がれるかどうかは、後の世代の審査/検閲が入る。同時代の人間に受けいれられるのはそれほど難しいことではない。だが、次世代以降の人間に受け入れられるかどうかは、かなり厳しいことだと思われる。X japanは(またデランジェも)、そういう意味で、第一のハードルをクリアしたということだろう。
いつ日か、教科書にV系ムーブメントが歴史的に取り上げられるかもしれない。能にしかり、歌舞伎にしかり、相撲にしかり、俳句にしかり、日本文化の一つとして「Visual系」がそのステータスを獲得する日は来る・・・かもしれない。それは、僕にとって大きな誇りであるし、また日本にとっても大きな誇りとなるだろう。
と、まあ①~④まで、思いつくままに考えてみた。
X japanがどんな展開を見せるのかはまだ分からない。事実、真の解散のための復活だという話も聞く。この復活がどのような方向に向かうのかは、きっと本人たちも含め、誰にも分からないだろう。だが、この復活が長いV系史の大事件になるとしたら、僕らは歴史的証人となることになる。
・・・でも、本当に復活しちゃったんだ・・・(あ然)