Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

第3回【第三日曜日の会】 今回も白熱!四時間!

今日は第三日曜日!第三日曜日は、今年四月から新たに始めた【第三日曜日の会】の日。今月はどれくらいの参加者が集まるかなあ~とやや心配しつつ~~

こういう私的な勉強会/研究会は、よほどのモチベーションがないと続かない、ということはわかっている。でも、、そんなにモチベーションが高くなくても、普通の人でも何気なく来られる研究会にしていき、できるだけ多くの人に来てもらいたいと思っている。。。(元教え子or現教え子さん、是非第三日曜日にも来てくださいな!)

今日は、僕を含めて8人の参加者だった。議論をするにはちょうどいい数ではあるが、もう少し集まって欲しいなあと思う。ま、みんな忙しいし、それぞれ色んな都合があるからなぁ。とにかく、どこまでやれるか分からないが、頑張って続けていきたい。

今日の第三日曜日の会の内容は以下の通り。

①10ヶ月~12ヶ月の月齢の赤ちゃんについての本を批判的に検討する

保育士Kさんが先輩先生に「読め」と言われた本を持ってきたので、その本の一部をみんなで読みあった。「本を読む」=「解釈する」はボクの専門でもあるので、結構気合が入った。その本には、10ヶ月になると、「立ちたいと意欲し、立つことをはじめる」、「意識的につかんだものを放す」、「意味のある言葉を使うようになる」といったことが書いてあった。これらの根本問題を考えつつ、テキストを批判的に読み直す、ということをやった。ここまでディープに読むなんてそうそうない、とKさんは言っていた(ニヤリ)

②【事例研究】保育園、0歳児クラス、給食

先回、せっかく書いてきてくれたのに時間がなくて今回に後回ししてしまった実践。報告者のTさんは、学生時代からとにかく「不思議オーラ」をもった不思議な人であった。現在も不思議ちゃんオーラは強く放っている(苦笑)。 

この実践は、9ヶ月になるKちゃんの不思議なお話。Kちゃんは、給食の時間中、主食のお粥を食べない。副食のおかずは食べるんだけど、お粥は全く食べようとしない。他の先生が食べさせるとお粥は食べる。Tさんが食べさせると食べてくれない。けれど、おかずは食べてくれる。2時半のおやつのときには、(Tさんであっても)しっかりお粥を食べている。この謎について、この会では徹底的に分析してみた。

おなかが空いていない/お昼間は炭水化物を取りたくない/T先生に甘えている/なめている/本当は好きじゃないけど、他の先生のときは怖いから無理に食べる、おやつのときはおなかが空いているから食べられる/・・・

③【事例研究】保育園、三歳児、難しい子どもの人間関係

三歳児クラス(全五人)の中の複雑で難しい人間関係をKさんが描き出してくれた。Aちゃん(男児)とBちゃん(男児)はもともと大の仲良し。でも、最近、BちゃんはAちゃんのことをよく思っていない。Bちゃんは、Aちゃんではなく、Cちゃんと遊ぶことが多くなってきた。Cちゃんはぼーとした男の子。この時間は、BちゃんとCちゃんが二人でパズルをやって遊んでいた。そこにAちゃんも入ろうとするが入れない。そこで、AちゃんはK先生に「あれやりたい」といって、パズルの仲間に入りたい思いを打ち明ける・・・そして・・・

大人も真っ青な人間関係を子どもたちは生きていた。が、解釈の仕方を変えてみると、色んな保育の問題がうっすらと見えてきた。かなり白熱した・・ような。。。

④【読み物?】「虐待保育士」

これは、実践記録でもあるのだが、読み物としても非常に完成度が高くて、すごく考えさせられた。1年目のIさんにしか書けないすごく生き生きとした文章だった。

以上、四つの話題について、4時間以上にわたって議論した。僕自身、色々と学ぶことができた。元学生たちも気合入っていて、僕もかなり燃えた。。。

貴重な休日にいつも来てくれてありがとう。これからも、慣れ合いにならないよう、真剣に議論していきたいものだ。

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