今夜は新宿心音会板谷祐,そして元スターリンの遠藤ミチロウさんのカップリングライブ,『赤壁の戦い』に行ってきた。遠藤さんとのジョイント,信じられない。
スターリンは音源でしか聴いたことがないが,幼いロック小僧だった僕は恐くてすごい人っていうイメージがあった。心音会との対バンなんて実現可能なのか? 内心ドキドキして現地に向かった。
トップバッターは新宿心音会だった。今日は撮影禁止だったので,ライブに集中することができた。が,集中しすぎて何を歌ったかは全く覚えていない(苦笑)
お客さんの入りも上々。ほどよく満員だった。
大野さんのDJでステージの幕は上がる。最初の三曲だけ,ディストーションがかかっていたが,その後はクリアトーンだった。三曲目のLC-28が魅力的。すごく激しくて、でも切なくて。。。
そして、これまでなじみの歌が心地よく続いていく。若干(以上)アレンジが変わった曲もあって,聞き所満載だった。なんと今日はカバー曲はいっさいなし。オリジナル曲オンリーだった。MCも二回程度。遠藤ミチロウさんとのジョイントライブで,ワクワクしていると話していた。新曲っぽいのも登場していたし、心音会初期の名曲もたくさんやってくれたし、ホントお腹いっぱいだった。
特にLC-13はすごいアレンジが変わっていて、別の曲かと思った。ますますダークでカッコイイしあがりになっていた。これ、CDで聴きたいなぁ。。。
一時間以上はやってくれた。これまでの心音会の総集編みたいなライブだった。今日のライブで今の祐のすべてが分かる,みたいな。ライブハウスの音もよくてすごく心地よかった。また、ミチロウさんとツーマンってことで、いつもより「ガチンコ」な感じがした。特にオールナイトライブと比べると全然違うかも?!ゆるさがないっていうか。すごい緊張感があって、僕はすごい好きなタイプのライブだった・・・かな。
*この一年半、心音会の歌を聴きつづけてきた。最初は、TUSK-(かつての)祐が大好きということもあって、聴きに行っていた。けれど、今日気づいたんだけど、今は、今の心音会の音が聴きたくてライブに行っているのだ。今ジキルの曲を聴いても、もちろんすごいかっこいいんだけど、それはそれ。なんていうか、、、今の心音会の曲を聴くと、この一年間のことがよく思い浮かぶのだ。僕個人的にこの一年半はとても変化のあった年だった。その「変化」を思い出させてくれるのだ。ジキルやスラットやcrazeを聴くとやっぱり過去の記憶が色々と思い浮かぶのだけれど、心音会の音はまさに今の記憶の痕跡になっているのだ。きっと数十年経って心音会の音を聴いたら、今のことが蘇ってくるんだろうな、と。今日は、写真も撮らず、セットリストも意識せず、ただただ彼の声に耳を傾けていたのだが、ホント今の祐の歌が今の僕に響いているんだな、と思った。今の祐が好きなんだな、と。
SET LIST
1.LC.23
2.LC.21
3.LC.28
4.LC.12
5.LC.25
6.LC.17
7.LC.7
8.LC.15
9.LC.24
10.LC.13
11.LC.1
12.LC.3
13.LC.10
14.LC.16
15.LC.4
16.LC.5
17.LC.20
(情報提供:下町さん THANXX!)
ライブの後は,なんと大野さんと公開ラジオみたいなインタビューが行われた。大野さんの巧みな話術で話がどんどん盛り上がっていく。音源は出さないの?告白はできないタイプでしょ?かつて一緒にイギリス行ったよね?音源作らないならファンたちに録音してもらってその中から一番いい音のやつを音源として売ったら?… 祐のコメントも面白かった。なんと祐が,Xの復活について触れたのだ! これには驚いた。大野さんに向かって、「・・・そういえばXって復活するんですか?」って。。。そうしたら、大野さん、「あなたのほうがよく知っているでしょう?!エクスタシーなんだから」、と。・・・あとこれからの予定について話してくれた。12月の新宿JAM、スリーデイズでは(えばかんさん曰わく)DVD付きだとか…(ジョーク?ホンキ?)
続けて遠藤ミチロウさんのライブ!はっきりいって圧巻だった。すごい… まさにあっけにとられたっていう感じだった。 いつもながら,電車や仕事の都合でライブを最後までみることができなかったが,ホントにすごいライブだった。歌詞も強烈だし、シャウトというか悲鳴というかボイスというか、かなり個性的なアーチストだということはしっかりと伝わってきた。引き込まれる感じかな。なんかトラウマ的なものや根源的なエロスを歌う曲が多かったような気がした。50代の最高級のロック(アコースティック・ロック?!)を聴いて、何か強いものを感じずにはいられなかった。
あと、ミチロウさんがラーメン好きだということを知って、かなり親近感がわいた。一体どんなラーメンがお好きなんだろう?!
【ちょっとイイ話】
遠藤さんのライブの途中、一人のお客さんが(恐らく貧血で)倒れた。長時間立ちっぱなしで辛かったのかもしれない(確かにライブハウス長時間たちっぱなしは辛い)。大丈夫かな?と思って様子を見ていたら、なんとなんと祐師匠がそのお客さんのそばにいき、様子をうかがったのだ。しかも!その後、カウンターで水をもらって、その人に差し出してあげていた。それから、またミチロウさんのライブを見つつ、そのお客さんの様子を心配そうに見ていた。・・・やっぱり祐ってこういう人だったんだ・・・って思った。そして、もうすぐ祐の存在に出会って20年だが、ずっとファンをやっていてよかったなぁって心から思った。祐のファンであることに本当の意味で誇りが持てたような気がした。小さいことだけど、祐の生の一面を垣間見た気持ちになった。
*あと、今日この日,(個人的に)すごいことがあった。なんと祐が…keiのことを…(ここまでにしておきま~す。胸の内にそっとしまっておこうかな~って)