Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

劇場版ポケットモンスター ココ◆「他者との共存」と「親子の絆」を描く凄い作品!

2020年元旦。

久々?に映画を見に行きました。

劇場版ポケットモンスター ココ

です\(^o^)/

ポケモンのことはず~っと前から知ってましたが、映画を見るのは初めて。

この映画の内容が、とっても僕の「関心」ともつながっていて、、、

感動したので、ここで書いておきたいと思います。

僕が愛用しているのは(別格の千葉劇場を除くと)京成千葉の京成ローザです

(ここ、ホント、快適なんですもん💛)

またまた「緊急事態宣言」が出そうなこの国、ニッポン。

でも、今回は「映画」は、休業要請の対象外になりそうで、、、

映画業界としては、すこしホッとしているのでは?と思います。

コロナは怖い(厳密にいえば、コロナに過度に反応する人間が怖い(高齢者を除く))

でも、なんでもかんでも「娯楽」を取り上げればいいってもんでもない。

映画は、しゃべる場ではないし、飲食さえ控えれば怖い場所じゃない(はず)。

ご高齢の人にはそれでも怖いと思いますが、子育て世代にはそれほどでも…。

しかも、京成ローザは「穴場」というか、鬼滅の刃以外ならどこもすっきり。

安心して見られる映画館なんです!

今も、映画はい~っぱい上映されています。

映画館で見る映画というのは、やっぱり格別なんですよね~。

巨大スクリーンで、とても綺麗なサウンドで楽しむ「虚構の世界」。

ポケットモンスター劇場版23作目となる「ココ」。

これが、ホント素敵な素晴らしい映画だったんです。

ネタばれしないように、、、💦

僕的には、、、、

これは「①ヤノマミ(少数民族)との共存」がまず思い浮かびました。

南アメリカ・アマゾンで暮らす「最後の古代人」のヤノマミ…。

そのヤノマミのテリトリーに忍び寄る人間の「開発」の手…。

次々に「自然界」を破壊してきた人間との闘い…。

そんなテーマが、この映画の「根源」にあるのかな?、と。

あと、インドの北センチネル島の部族の話にもつながるかな?、と思いました。

北センチネル島のインド孤立部族の話はこちら

今も、この映画のキーパーソンである「ゼッド博士」のような人はいっぱいいるはず。

映画では「博士」だけど、実際には「金儲け」のために次々に自然を壊していった無数の人がいるはず。幼少期に、こういう映画を見て、そういう「エゴイスティックな開発事業等」への「違和感」が根づけばいいなっていう映画でしたかね。

それから、「②アヴェロンの野生児を思い出す作品」ということかな、と。

あるいは、「狼に育てられたアマラとカマラ」の話??

この映画では、捨て子のココがポケモンのザルードに育てられるという設定。

この動画でも「ポケモンに育てられた少年」って出てきます。

この映画の冒頭、川に捨てられた赤ちゃんをザルードが見つけ、育てるというところから始まります。

「捨て子研究」を続ける僕としては、この最初のシーンで一気に引き込まれてしまいました。

徐々に、なぜココが川で捨てられていたのかが分かってくる展開に…!

そして、「③自分は何者か?という出自やアイデンティティー」を問う作品になっています。

ザルードに育てられ、大きくなったココは、自分が何者なのかを問い始めます。

人間か、それとも、ザルードか?!

ココが出した答えとは!?

この辺が、この映画の最大の見どころかな、と思いました。

なんというか、この映画を深く理解するために、たくさんの「教養」が必要な気がして…。

ただの「娯楽映画」のようでいて、とっても「哲学的な映画」でもあって…

見る側の知性や教養が問われる作品じゃないかなって思いました。

僕はもうすっかりザルードの虜になってしまいました(n*´ω`*n)💛

映像も、本当に美しくて、感動しまくりでした。

「どこ」とは出てませんでしたが、イメージ的には「南アメリカ」だろうな、と(勝手に解釈)。

映画では、「どこだか分からない異国の言語」が飛び交っていて、、、

そこもとってもミステリアスだったかなぁ、、、。

「都市」と「自然」がみごとに綺麗に対比的に描かれていて、そこが素敵でした。

映画館の巨大スクリーンだからこその「迫力」がこの映画にもありました。

ザルードがココに言った一言が忘れられません。

奇しくも、ザルードの声の中村勘九郎さんも同じ一言に涙したそうです。


とてもハートフルな作品だなと。僕も二人の子どもを持つ親ですけど、自分より大事なものができたときが親になれた瞬間なのだ、というところで心を打たれて。最初に台本を読んだ段階で泣いちゃいました」(中村さん)

引用元はこちら


ホント、そうだなって…。

自分より大事なものができたときが親になれた瞬間なのだ」by ザルード

これが、この映画における僕の最高の「一言」になりましたね。

血のつながりでもなく、戸籍上云々の話でもなく、一緒に暮らしているかどうかでもなく…

自分より大事なものができたときに、初めて親は「親になる」んだ、って。

だから、自分よりも大事にできない人は、真の意味での親ではないんだって…。

このレビューでも、ザルードの一言について触れています

***

そんなこんなで、とっても素敵な作品と、2021年元旦に出会えました💛

映画のホールを出ると、、、、

虚構の世界から現実の世界に戻るための通路を通り…

現実の世界に戻っていきます。

この通路が大好きなんです\(^o^)/

というわけで、、、

とってもいい作品だったので、よろしければ是非!!!

現在、絶賛上映中です!!

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