先月、うちの学生が僕にラーメンのお土産を買ってきてくれた。熊本に行ってきたみたいで、「ラーメンをみたら、先生の顔が浮かんで・・・」、と話してくれた。嬉しい限りだ。ありがとう!
・・・というわけで、早速自宅で作って食べてみた。
玉名ラーメンというのは、どうやら熊本ラーメンの起源となったラーメンのようだ。久留米の有名屋台のラーメン屋さんが1952年に玉名駅近くにお店を出店したことがきっかけらしい。そのお店は「三九」という。久留米ラーメンが熊本にやってきたことで、熊本ラーメンが生まれたということになるようだ。
この玉名ラーメンは、いわゆる久留米豚骨ラーメンとは全然違うらしい。玉名ラーメンは大量のラード油を使用するので、油が多い。また、揚げニンニクを(お好みで)入れることができるのがウリのようだ。
今回食べたレトルトの玉名ラーメンは、レトルトとは思えないほどに本格的な味わいでビックリした。
豚骨の風味(臭み)がしっかり出ていて、お店で食べているような錯覚に陥った。結構こってりしているのかな。レトルトながらに「濃厚さ」を強く感じるスープだ。トッピングの「特製焦がしニンニク」が素晴らしくて、スープにパンチとインパクトを与えてくれる。小さいのりも付いていて嬉しい。麺は細いストレート麺で、結構もっちりしていた。なるほど、まさに「こっていりニンニク豚骨ラーメン」という感じがする。
僕らがよく知っている熊本ラーメンとはちょっと違うかな、と。マー油が浮いているわけではないし、キャベツなどを使っているわけでもない。熊本にも色んなラーメンがあるんだなぁということが分かった。
この玉名ラーメンに影響を受けて、こむらさきや味千や松葉軒が誕生したと言われている。
熊本のラーメン史を語る上で欠かせないのが、この玉名ラーメンなのだ。是非、一度熊本にはラーメンを食べに行きたいなぁと思う。九州にはまだ行ったことがないので、想いが募る。
『熊本元祖!玉名ラーメン』についてはこちらを参照!
玉名ラーメン協議会のHPはこちら
松葉軒についてはこのブログが素晴らしいです!