「名店」とは何かという根源的な問いは置いておきまして、
全国各地に、「名店」と呼ばれるお店があります。
全国行脚するたびに、名店の素晴らしさに魅せられていきます。
都会の人気店や流行店にはない「揺るぎない凄さ」が名店にはあるんです。
名店になるためには、一時的に人気店になるのではなくて、
ずっと愛され続けなければなりません。
ずっとずっと愛され続けることで、お店は名店になるのです。
僕のラーメン人生は名店探しの人生でもあるんです☆
悪麺友らんちばさんが「行きましょう」と提案してくれたのが、『喜楽飯店』でした。
喜楽飯店については、僕もちらっと聞いたことがありました。
(きっかけは2人とも、ぐるっと千葉でした。さすがぐるっと千葉!)
が、2人とも行ったことがなかったので、これは行かねば!、と。
らんちばさんとkeiは、今年は房総半島内部を探究します☆(?!)
喜楽飯店は、久留里駅徒歩4,5分のところにあります。
が、このお店、なかなか一筋縄ではいきません。
お店自体、かなりマニアックな場所にあるんです。
これは、行かなければ分からない迫力ですよ。
駅前のメイン通りがあります。
その一角に、奥に続く細い路地があります。
その路地はかつては小さな商店が並ぶアーケードでした。
おもちゃ屋さん、本屋さん、文具屋さんなど、
色んなお店が立ち並んでいたそうです。
それが、「みゆき通り」です。
しかし、今は残念ながら(ほぼ)「シャッター通り」になってしまっています。
今では、一部の飲み屋さんとこの喜楽飯店だけしか営業していません。
千葉県内の一角ですが、ここにもまた地方の過疎化?が見てとれます。
どこか寂しい気持ちになりました。
が、そんなシャッター通りの奥にある喜楽飯店、
これが、すごい人気のお店だったんです。
すごい活気のある店内にびっくりしてしまいました。
シャッター通りならぬ、喜楽通りだったのです☆
*この地域に住む卒業生曰く、地元の人気店なんだそうです☆
店内は結構広々としています。
4人掛けのテーブルが8つくらいあったかと思います。
アイドルタイムの時間帯でも、お客さんがたくさんいました。
さすが、久留米の名店であります。
メニューを見ると、中華料理がずらりと並んでいました。
すごいたくさんのメニューがあります。
丼もののシリーズもあって、幅の広さを感じます。
店員さん曰く、「全てのメニューにそれぞれのファンがいる」とのことです。
らんちばさんと散々悩んだ挙句に、
ラーメンとチャーハンと餃子を注文しました。
らんちばさんは千葉チャーハンフリークでもあります(?!)。
美味しいチャーハンには目がないんです。ホント、食いしん坊さんです。
ラーメンはなんとなんと驚きの一杯430円!!
ラーメンは、あっさりとした醤油ベースの中華そばでした。
あっさりしていて、オーソドックスなのはピノキオラーメンと同じですが、
どこか、パンチがある、というか、どこか、強烈なワイルドさがありました。
それもそのはず。ここのスープは豚骨onlyなんだそうです。
もちろん野菜とか入っていますが、動物系は豚骨のみなんですって。
豚骨を白く濁らせないで、清湯スープに仕上げています。
そのため、昔ながらの中華そばなんですが、ワイルドでパンチがあるんですね。
麺は、…やはり、うーん。。。
麺に特徴がないんですよね。。。
っていうか、これが、この関東地方の麺なんだと言われればその通りなんですが、、、
地方の麺に比べると、やっぱり弱いかなって思います。。。
で、チャーハン。
僕は基本的にチャーハンが大好き。焼き飯LOVE。
かつてはどんなお店に行っても、チャーハンを食べてましたから。
でも、うんちくを語れるほどではないです。。。
けれど、それでも、ここのチャーハンは抜群に美味しかったです。
らんちばさんと、チャーハンの取り合いで一色即発・・・
とまではいいませんが、取り合いました(爆)。
ぱさぱさでもべちゃべちゃでもない程良いバランスのチャーハンでした。
これ、ホントに美味しいです。かなり気に入りました。
スープもばっちりついています。こちらも豚骨スープなんですかねー?!
お肉が入っていますが、ただのひき肉でも、チャーシューの切れ端でもありませんでした。
なんと、お店の店主さんがチャーハン用に特別に用意したお肉なんだそうです。
このカリカリっとしたお肉がまた独特な旨みを出しているようでした!!
餃子は、千葉産の野菜がたっぷりぎっちり入ったヘルシー餃子でした。
こちらも卓越した餃子となっていました。具だくさんですよ!!
もう、身も心も大満足、ほくほくになる餃子でした。
びっくり☆
***
久留里の名店、ここにあり!ですね。
今度、近々、「汚ナシュラン」(?)に登場するみたいです。
木梨さんもこちらのお店にしっかり来られたみたいです。
これから店内の撮影が入ると言っていたので、もう少し後ですかね。
いずれにしても、千葉を代表できる老舗名店ですね。これは。
まさか、久留里でこんな素敵なお店と出会えるとは思ってもみませんでした。
そういえば、久留里と言えば、小学生の時に来ました。
ボーイスカウトをやっている時に、毎年久留里でキャンプしてました。
懐かしいなぁ。。。
また、こうして久留里に来て、ラーメンを食べて感動するとは・・・
昭和51年創業、看板娘のおばちゃんも素敵でした。
京葉大飯店は、ここのご主人の修業先です。
こちらの貴重な当時のメニューを見せていただきました。
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再び、みゆき通りを通って、大通りに出ました。
なんか、不思議な世界に行ってきた気分です♪