Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

赤ちゃんポストのケーススタディー

今日、日本の赤ちゃんポストに新生児が預けられた。今後どうなるのか。参考になるか分からないが、次のようなケースもあるので紹介したい。

Wo ist nur die Mama von Mona und Lisa?
モナとリサのママはいったいどこに?

自分の子どもを置き去る母親の絶望感はいかほどであろうか。生まれて数週間の双子のモナとリサは、ウィーンのヴィルヘルム病院にある小さなベッドに置かれた。そして、自分たちのママ-彼女たちを赤ちゃんポストに預けた女性-を待っている。医師や看護師たちは、じきにくる母親からの知らせを切望している。  

モナとリサは自分たちのママと再会するであろうか。木曜日の12時、ウィルヘルム病院の中。二人の赤ちゃんは、二人の女性医師の腕に抱かれていた。二人の乳児は、目を閉じていて、しっかりとぐっすり眠っていた。二人とも、何が起こっているのかなんて分かっていないし、自分たちの母親がウィルヘルム病院の赤ちゃんポストに置き去ったことを予感さえしていない。お別れの手紙が添えられていた。その手紙には、この双子の赤ちゃんの名前が書いてあった。二人の赤ちゃんの将来は、全く分からない状態にある。  

母親ができるだけ早く子どもたちに連絡を入れることが、医師や看護師たちの願いだ。担当医師であるリシュカ博士は、「生後、第一週、母親はしっかり赤ちゃんを育てたはずである。モナもリサも非常に良い状態である」、と言う。  モナの体重は2400グラム、リサは2600グラムであり、非常に健康である。今後、この女の子たちはどうなるのだろうか? 2、3週間、二人は、一時的な養護家族(Pflegefamilie)のところに預けられることになる。

オーストリアの新聞より抜粋。リシュカ先生からいただきました♪

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