Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

BUCK-TICK~memento mori~ 突き抜けた超傑作だ! 

待望の待望の待望のBUCK-TICKのフルアルバム、
memento moriがリリースされた!

(明日からwienに行くので、今日は簡単な感想のみで・・・)

今回の作品は、一言で言えば、とにかく「突き抜けたアルバム」だ。
全曲通して聴いてみると、とにかくはじけまくっている、
まるで本当の爆竹みたいに・・・

前作もポップでキャッチーな曲がいっぱい収録されていたけど、
今回の作品は、これ以上にないくらいにはじけている。
10代~20代の頃のキラメキに限りなく近いような・・・

メッセージ・・・
というか、本作は「誰か」に届けようとしているように思われる。
誰かのために歌っている、っていうか。
誰かは分からないけれど、誰かに届けようと思う気持ちに溢れている。

これまでのBUCK-TICKは、新しい試みや新たなアプローチを
常に模索していた。武者修行のように・・・

でも、今回のアルバムは、そういう新たなVISIONを求めるというよりは、
今自分たちがもっている大切なものをそのまま誰かに捧げているのではないか。
そういう解放感が随所に感じられるのだ。

もうベテラン中のベテランになりつつあるが、
全然マンネリを感じないどころか、
キラキラしていて、輝きを放ちまくっているのだ。
これが、本当の意味での「誠の花」というやつなのだろうか。

あっちゃんの声もますます開かれつつあるように思う。
自由に、ありのままに、自然に、それでいてセクシーに。

音的にはすごくシンプルになったような気がする。
エフェクターをフルに活用した凝った音というよりは、
もちまえの音で、素材をフルに生かす音になっているというか。

初期のBUCK-TICKと今のBUCK-TICKが
見事に合わさっている、というか。
とにかく聴く人誰もが拍手をしてしまいたくなるような一枚になっている。

ちなみに、BUCK-TICKは今確実に売り上げを伸ばしているようだ。
いきつけのCD屋さんの店員さんが言っていた。
「昨年末からBUCK-TICKの問い合わせがすごいんです。
予約の数もすごく増えています。今回のアルバムもかなり増量しました」

今をトキメクBUCK-TICKの最新サウンドはまさに今を駆け抜けている!
すごいすごい!!!!

愛してます!!!
一生、BUCK-TICKの音と共に歩んでいきます。
最高です!!!

*レビューはオーストリア~ドイツで書くことにします!

コメント一覧

kei
yuki-hiroさん

いいないいな~~~~~~

当日券まで出るなんて・・・

見て損はない、
まったくですよ。。。

ただなかなかライブにまで
行く余裕がないんですよね。。。
(いけるならTUSKのライブに行きたいし)

でも、いつかB-Tのライブは
見てみたいです。

いつになることやら。。。

戸籍上・・・
いいですね~~~
いつまでもいい関係でありますように!
yuki-hiro
こんばんは。
お久しぶりです。

ツアー3日目、地元、群馬に行って来ました。
賛否両論、そんな初日でしたが…
音セの印象、メチャメチャ良かったですよぉ~♪♪♪

お腹いっぱい
悪の華から見続けて来て…
ここ数年、四十越えてから…
良くなってるって私は思います(爆)

地元ライブなのに…
埋まってない、当券が出ているっていぅ状態が…
淋しかったです。

今回のツアー、あまり行ける会場がないのが残念なんですが…
時間に余裕があるよぅでしたら、是非、行って来て下さい。

見て損はしないと思いますよ!!


続きはmixiにて。
あっ、コメント書いてませんが…
私の戸籍上の…デブデブダーリンです(笑)
kei
nobuさん

渾身の全曲解説、
ありがとうございます!!!

すごいですね!!!
すごく詳しくて分かりやすいです。。
恐れ入りました(汗)

僕も書こう書こうと思いつつ、、

でも、nobuさんの全曲解説で、
お腹一杯になれそうです~!

僕もいずれ全曲解説したいと思います。お互いの解説を見比べてみるのも面白いでしょうね。

本当にありがとうございました!
nobu
各曲の感想

新アルバム各曲の感想を自分なりに書いてみました。


「真っ赤な夜-Bloody」
シンプルすぎて衝撃を受けるほど大胆なイントロとAメロのギターの音が、文句なくカッコイイ。
歌詞もBT節が炸裂。「永遠が零れ落ちてゆく」。これほど刹那的な表現をすんなり歌い上げてしまえるのは、櫻井さんだけではないでしょうか。

「Les Enfants Terribles」
爆音のイントロが圧巻。
櫻井さんの声色がAメロでは神経質に、サビでは大胆に変わるところも曲調にマッチしています。
「恐るべき子供たち」という意味のタイトル。「浮世色めく BOYS&GIRLS」という歌詞は、若者の恋愛の絶対的肯定でしょうか。

「GALAXY」
メロディーも歌詞もきれいな名曲。
アニイのタイトでストイックなドラムがとてもいいです。
ささやくような櫻井さんの歌い方がとても艶っぽいです。色気をだそうとしているわけではないのに、自然とにじみ出てしまう、そういう類の色気があります。

「アンブレラ」
スカ・ビートが心地よいロック。
しっかりしたリズム演奏の上を、今井さんのギターが縦横無尽に飛び回ります。

「勝手にしやがれ」
ヒデ独特のひねったロック。
「どんなもんだい そう私は生きているのさ」。これが言える歌い手は、たぶん櫻井さんしかいないのではないでしょうか。
生をとことん謳歌しようという貪欲さ。でも、その陰には、死を思う孤独。この二律背反的な精神を、軽妙な女性口調で歌う技術はすごいと思います。

「Coyote」
抑制されたサウンドがとても心に残る傑作。
情景がうかぶようなメロディーは秀逸です。そして、感情を抑えながら、なのに声に表情があるように感じられる櫻井さんの声も、芸術的です。


「Message」
美しいメロディーが胸を打つバラード。
アコースティックギターの乾いた音色とピアノの温かみのある音、そこにエレキギターのすこし歪んだ音があわさって、幻想的な雰囲気をうまく出しています。
歌詞には、いまだに世界からなくならない争いに対し、音楽にも何かできることがあるんじゃないか。救いがあるんじゃないか。そういうメッセージが込められているように感じます。

「Memento mori」
琉球メロディーのアッパーチューン。
最初に聞いた時の衝撃は、「Brain,Whisper,Head,Hate is Noise」を聞いた時の衝撃に似たものがありました。
アニイの跳ねるドラム、ユータのうねるベースラインもノリノリです。
そしてなにより、この琉球リズムを歌いこなせてしまう櫻井さんに脱帽。
「人生は愛と死」。このアルバムを通じてのキーワードがこの言葉ではないでしょうか。
死は誰にでも訪れるもの、だけど、それにとらわれるのではなく、だからこそ今を楽しもう、というか。

「Jonathan Jet-Coaster」
スピードチューン。
雑誌のインタビューで櫻井さんが答えていたところによると、「反戦歌」だそうです。なるほど。第二次大戦中の特攻隊員の心境なのでしょうか。
「I WANNA BE YOUR FUCKIN’ BABY FUCKIN’ BABY」と歌う櫻井さんの小気味よい調子がとても良いです。

「スズメバチ」
骨太のギターがたくましいロック。
こういう曲での安定感は、やはり20年のキャリアがあってこそではないかなと思います。
なのに、歌詞は、デビュー前のバンドかと思わせるほど攻撃的です。

「Lullaby-Ⅲ」
前々作「十三階は月光」の「Ⅱ」からつながる1曲。(「Ⅰ」はまだどこにも発表されていないそうですが…)
あのメロディーがこういう曲になるのか、と感心。歌詞も心なしかゴシック調になっているような。
ユータのベースが上機嫌でうねってます。

「MOTEL 13」
イントロからブルースを思わせるようなかっこいいギター。
これまでのBTにはなかった曲ではないでしょうか。ギタリスト・ヒデの引き出しの多さに驚きます。

「セレナーデ-愛しのアンブレラ-sweety」
突き抜けたポップ。
歌詞も突き抜けて純愛してます。
アニイのドラムがしっかりしているので、ふわふわしたメロディなのに、とても安定感のある曲になっています。

「天使は誰だ」
前作「天使のリボルバー」の最後の曲に通じる1曲でしょうか。
歌詞、メロディともに傑作です。
イントロのギターの絡み合いから、テンションが高まります。今回のアルバムは、とにかくギターの音の入れ方がどの曲も文句なしにかっこいい。
「御覧よ あれが 貪る命だ」。こんな歌詞が書ける今井さんの才能にびっくりします。

「HEAVEN」
壮大なこの曲でアルバムの一幕が終わります。
これまでにもポップな曲はありましたが、これまで以上にポップでかっこいい曲です。これが、常に進化するBTの現在形だと思います。



今回のアルバムで特筆すべきは、表現力でしょうか。
音はバンドサウンドになってシンプルになって、音の数も減っているハズなのに、これまでに比べて、曲の表情は豊かになっているというか。
経験からくる深みや渋みが増して来ているということではないでしょうか。
kei
nobuさん

こんにちは!
うれしいコメントありがとうございます!

coyote、いい曲ですよね~~♪

「揺るぎなさ」は僕も強く感じています。
buck-tickは日本の文化ですよ~(苦笑)

是非とも近いうちに全曲解説をupしたいと思っています。すみません。

頑張って書いてみます。
是非nobuさんも(お時間があったら)
このアルバムについて、
ご感想をお聞かせくださいませ!
nobu
keiさんの全曲解説が
B-Tの新アルバム、良いですね。
自分は、「coyote」の抑制されたサウンドとボーカルが好きです。やっぱり、長い経験に裏打ちされた音には、揺るぎなさが感じられます。
「天使は誰だ」も曲、歌詞ともに傑作。
keiさんの全曲解説、待ってるんですが、なかなかなので、お願いします!
kei
Jennyさん
ゲットおめでとうございます!!
ホントどこを切ってもB-Tですよね。
すごく突き抜けてるっていうか。
今回の作品だと何が一番お気に入りですか??
教えてください!

yuki-hiroさん
BGMですか~~?!
それもまた大人の聞き方っていうことで。
僕はばっちりウィーン~ミュンヘンの思い出を再現させる音にさせてきました。
ヨーロッパで聴くB-Tっていうのもなかなかのものです!
まずは聞き込みましょう!
(でも、あっちでCDを買いすぎたので、ちょっと消化不良中です・・・)
yuki-hiro
こんばんは。
やっと聞くことが出来ました。
BGMで流しているだけで…聞くことだけに専念している訳ではないので…

あれこれとは分からないのですが…
今井サンだなぁ…て思うと立ち止まってしまう感じでした(笑)

何回か聞いているうちに?
LIVEに行って覚える感じにはなると思うのですが…
楽しみが増えた!!て自身を持って云えます♪♪♪

jenny
こちらではお久です!
私もgetしました!すごっくよかった!
どこを切ってもB-T節全開、濃いですね。
またLive行かなきゃ!
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