まずは、このPVを、とりあえず全部見て、聴いてほしい。
これ、普通に、カッコいいバンドじゃない?! 何気にツインボーカルだし。
僕ら、旧ヴィジュアル系フリークでも大満足できるバンドサウンドになっていると思う。
見た目も、どこかモーリーさんっぽいし、歌い方もキマッてる。演奏もゴリゴリだし、基本的にしっかりしている。
だが、、、
FOOL'S MATE6月号を見ていて、ギョッとしたバンドがこのJin-Machineだった。
紙面を見てくれれば分かるけど、とにかく「キモイ」。。。(失礼、、、)。
バンド名も、ジンマシン… カッコいいバンドなはずなんだけど、キモイのである。
それは、次のLIVE映像を見てもらえれば、僕の言っていることが分かってもらえると思う。
…ね。
先のPVと同じバンドだとは思えない。
…
さらに、これはちょっと、、、、というものもあった。
どう考えても、金爆インスパイア系になっている、、、 エアバンドしてるし。
うーん。。。
***
これを、どう考えたらいいのか。
二つある。
一つは、ヴィジュアル系の崩壊と考える見方。このバンドは見事にそれを示してくれている、と見ることだ。もう「カッコいいバンド」がヴィジュアル系バンドではなくなった、ということ。コミックバンド化して、文化としての価値を完全に失ったと見る見方。
もう一つは、伝統の復権と見る見方。80年代後半に圧倒的な一大勢力だったフリーウィル系がここに来て、復権しているのではないか、と見る見方。たとえば「かまいたち」。はちゃめちゃ狂という名のもとに、過激なパフォーマンスとキャラクターで、大人気を博した(ただ、かまいたちは決してきもくはなかったが!)。先日も12012の記事で触れたBA-RA-VA-LAも同様だ(こちらこそが、元祖キモイヴィジュアル系バンドかも)。
僕は、この金爆以後のヴィジュアル系の「コミカル化」を、「フリーウィル系伝統の復権」と呼んで、注目したいと思う。これは面白い。単純に。
もっともっとはちゃめちゃでいい。もっとアホなことをやっていい。
次の映像を見てたら、僕がそれこそ中学時代にライブハウスでやっていたようなライブを、彼らがやってくれているのだ。もう、ビックリ。アホっぽいけど、そこに何かがある気がする。
この20年、ずっとエクスタシー系、黒服系、ダーク系が圧倒的にメインストリームを歩んできた。けど、ヴィジュアル系にはもう一つの路線があった。それが、本来のFree-Will系だ。その本来の姿に近づいてきたとしたら、それはそれで素敵なことだと思う。
元祖Free-Will系バンドも是非見てもらいたい。
(中学時代、ZI:KILLと同じくらい好きだったかまいたち♪)
(コミカル系の最高峰。元祖かも!?)
(この映像はちょっとNGだけど、大好きなバンドだった!)
(めちゃめちゃカッコよくなってるし… DEBUだけど、、、苦笑)
こう、見ていくと、今の時代が、徐々にフリーウィル系に回帰しつつあるのかもしれない。超元祖バンドはCOLORだけど、ここの記事では挙げたくないので、割愛(苦笑)。超フリークの人なら分かってもらえるかな。COLORは全然コミカルじゃなかったからね。