Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

Everlasting-K [Limit of Light] ロマンティックでエレクトリックな・・・

3月5日はV系のリリースラッシュ!! 聴くほうもたいへんだ。

Everlasting-K、二年ぶりの待望のセカンドフルアルバムが遂にリリースとなった。ラピュータファンのみならず、多くのファンがこのセカンドアルバムを楽しみにしていたのではないだろうか。

前作「Calling」の記事はこちら

Everlasting-Kは、元シルバーローズ、元ラピュータのテクニカル・ギタリストKouichiのソロプロジェクトだ。電子音とロックの融合を目指すニューロマンティック系+エレクトリックサウンドの不思議かつモダンな歌を聴かせてくれる。前作は素晴らしすぎるほどのクオリティーを誇っていた。今回はどうだろうか?!

01.Requiem
最初の1分半はSEのようなイントロ。結構ロックなSEだ。そして、間をいれず、エレクトリックでメロウなAメロが始まる。裏のコーラスが幻想的。BメロはまさにK節炸裂! サビはまさに王道系。ラピュータ~Everlasting-Kの流れをうまく示す一曲だ。ギターソロはシンプルだけど味がある。
02.Butterfly
これはシングル曲。幻想的なシンセ音で始まる。そして、ロマンティックでエレクトリックなEL-Kワールドが広がっていく。サビ後のシンセ+ギターのからみがすごく神秘的で、ロマンティックでかっこいい。これを聴くと「Everlasting-Kの曲って色んなところで使えそうなのになぁ~」、と思ってしまう。もっともっと注目されていいアーチストだと思うなぁ。もったいない。。。
03.too dear
これまた泣かせるギターイントロだ。マスケラっぽいイントロに胸キュン。しかし、結構難しい曲かな、と。Bメロからサビに移行するときのバランス/展開が絶妙でビックリ。ギターソロは弾きまくっている感じ。「いつか見せる無関心未来の姿 限りなく透明 ひとにぎりの感情は 僕を支えていた」っていうフレーズがすごく気に入った。kouichiらしさが出ているなぁ~と。
04.fragile
エネルギッシュなEverlasting-ROCKだ。なんかラピュータ時代の楽曲に近いかな。いや、そんなことないかな(苦笑)。Akiが歌ったらきっとすごいカッコイイ曲になるんだろうな~という妄想が・・・ これはAkiに歌ってもらいたい!そんな一曲だ。ただサビのfragile~ってところはkouichiにしか歌えないかな~とも思う。
05.CRAZY
これもシングル曲。以前の記事を参照!(2006年12月・・・)
06.monologue
結構まったりした曲かな。ただギターがかなりバリバリなので「まったり感」はないかな。けど、ここで少しトーンダウン。中休み? サビ後のシンセ~ギターソロもやはりちょっとブレイクタイムって感じだ。欧州のエレクトリックサウンドとV系の伝統がクロスする一曲とも言えなくもない。
07.sakura
なかなかセンセーショナルなタイトルだ。曲はかなりデカダントというか退廃的というか・・・ 「心が暗い部屋の中 闇と寄り添った」とか、ホント先が見えない。それでいてタイトルがsakuraっていう、、、そういうアンビバレントさが素敵だなぁ~ これもまったりとしたメロウな曲。イントロとアウトロは大好き!
08.by the WITCH
破壊的でダンサブルで幻想的でエロティック。kouichiの魅力がギュッとつまった一曲だ。これはkouichiの声じゃないとダメな歌と言えるだろう。サビの歌メロは本当にすばらしい。どこかシルバーローズ時代を彷彿させる。シルバーローズ解散から何年経ったのだろう。
09.Gimmik-Everlasting-Y mix-
本作の看板となる名作だ。BUCK-TICKやメリーやAkiの楽曲をサポートする横山和俊氏によるアレンジが冴えわたる。この曲はもうホントカッコイイです。もっと多くの人に聴いてもらいたい一曲だ。(こちらでチラッと聴けます
10.melancholy
感動のラストを飾る美しい一曲。アルペジオが綺麗なイントロ。本作の中でもかなりポップな方かな。往年のファンにとってはホント心満たされる一曲だ。この曲を聴くと、Everlasting-Kがただの凄腕ギタリストなだけでなく、アーチストとして素晴らしいということが分かるだろう。サビはなんかメリーゴーランドをグルグルとまわるようなイメージ。素敵だ。

【総評】
全体的には前作よりもよりハードになり、よりメロディーラインが明確になったように感じた。上モノもかなり多用しているし、打ち込みドラムによる電子的なドラムサウンドではあるが、ギタリストkouichiのギターが炸裂しているせいか、厚みのあるロックサウンドにしっかりとなっている。ギターがメインにでることで、これほどまでにロックサウンドに感じられるとは・・・ 音的にはかなりエレクトリックなのに・・・

聴きどころ満載、捨て曲なし、幻想的なサウンド、本当に素晴らしいソロワークだと思う。ギタリストのソロワークでここまでしっかりと音楽として感じることができるなんて、これまで体験したことがないなぁ。布袋さんとかはやっぱりすごいけど、ここまでの「歌モノ」はほとんどやっていないと思う。一つの作品としての完成度はとにかく高いといいたい。

Kouichiのギターは、もう15年以上聴いていることになるのかな。Kouichiがシルバーローズに加入するまさにその時期にシルバーローズのファンだったから、本当にずっとずっと彼の音を聴き続けている。共通して彼にいえることは、本当に作曲センスがある!ということだ。シルバーローズ時代から彼の曲は本当に光るものがあった。切なくて甘くてパワフルでエモーショナル。繊細でダイナミック。これからもずっと彼の音/サウンド/歌に耳を傾けていきたいと思う。何気に彼の声が大好きなんだな。関口誠人さんのような感じで~♪

新作Limit of LightのCM?はこちら(この曲一体何?入ってない!)

Everlasting-K オフィシャルHPはこちら

4月12日/13日 渋谷BOXX ONE-MAN LIVE

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