鶏麺屋どーち、創業1周年、おめでとうございます
昨年、華々しいデビューを飾った鶏麺屋どーちですが、このたび無事に(?)この地で一周年を迎えることができました。いや、すごいですよ。この場所で、この立地で、しかもこのマニアックな味で、1年耐え抜いたんですから。それは決して楽な道ではなかったはず。
上の写真は、どーちから少し離れたところから撮ったものですが、ここにラーメン屋さんがあるとは思えない。なんと消極的な感じなのでしょう。一応、「ラーメン」ののぼりは立っていますが、これまた目立たない。ただでも厳しい立地なのに、さらにこの消極的な感じ。そこが好きだったりします。
さて、メニュー。
相変わらず、です(苦笑)。
今回は鶏麺塩をいただきました。あ、もちろん名物のから揚げ+半ライスで。
日々、刻々と変わり続けるどーちのスープストック。「微調整の嵐」だそうです(店主さん談)。ラーメンには答えはありませんからね。これでいいというものはない。それを体現しているのがこのお店だと思います。
どーちのスープ、ますます複雑で深みのある味に変わりつつあります。1年前とは大違い(笑)。別のお店の味と言ってもいいくらいに、変わっていると思います。基本的には洋風ラーメンなんでしょうけれど、そして、基本的にあっさりスープなんでしょうけど、程よくマイルドになってきています。鶏白湯ではないにしても、かなり白濁してきています。コクがあるとか、濃厚とかそういうんじゃなくて、深い味わい。深いんです。
麺も随分と変わりましたよね。これまた重みのある麺になってきています。うどんみたいで、うどんじゃない。でも、うどん的みたいな。つるつるっとした重みのある麺は、かなり独特だと思います。
チャーシューは、うーん、これチャーシューって言っていいのか。チャーシューっていうよりは鶏肉(苦笑)。でも、このただの鶏肉っていうのがいいんです。らんちばさんの「チャーシュー不要論」は僕にとって結構革命的で、見方が変わりました。確かにチャーシューが必要なラーメンもあります。けれど、チャーシューが必要ないラーメンもある。どーちのラーメン、否、鶏麺はいわゆる昔ながらのラーメンとは違うので、昔ながらのチャーシューはいらないわけです。逆にあると、変。一番いいのは、追加で「鶏のささみフライ」をトッピングすることですね☆
僕の理想の姿はこれです★
ここの唐揚は本当に神レベル。僕的に、世界一の唐揚。唐揚の素晴らしさを教えてくれたお店。
ただ、今回はちょっと味が大人しかった気が…。
一つお願いがあるとすれば、この唐揚と半ライスと半鶏麺のセットが欲しいです。唐揚だけでもボリュームありますからね。半麺があったら、すごい助かるし、満足もできる。唐揚+半ライス+半ラーメンセットがあったら、半永久的に、僕はそれを食べ続けます☆ ま、個人的願望として。
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創業一年を迎え、ますますスープのレベルは上がっていると思います。オープン当初の味とは全く違ってきています。当時の「斬新さ」は保ちつつも、ラーメンとしての完成度は高まってきていると思います。オープン以来、食べていない人には是非食べてもらいたいですね。こんな素敵なお店がありながら、あまり話題にならないのは惜しすぎます。
僕はこのお店を心底おススメいたします。食べてて面白い。美味しい。店内はとても綺麗。店主さんは曲者?変わり者?。流行りすたり関係なし。我が道。限定(ほぼ)なし。お店とともに味も変化する。改良の手間を惜しまない。
ま、好きなんですね