中田バンドのライブからほぼ一年が経つ。そして、いよいよ、Mr.Bassmanの飯田成一が本格的に活動を再開した
まさに今日、リ・スタートとなる記念すべき第一歩を踏み出したのだ。渋谷のライブ会場は超満員状態。ライブハウス自体かなり小さい方だが、それでも150人~200人はいたかのように見えた。今回は、三バンド出演で,ヘブンリーは三番目だった(今回のイベントの主催者でもある)。
8時30分頃にライブはスタート。妖しく渋いSEでメンバー登場。なんと!ギターが下手,ベースが上手というボウイスタイル。中田氏は一年前とほとんど変わらず♪ 成ちゃん,髪の毛が伸びてて,たらしてる… カッコいい♪ 初期CRAZEみたい。充一はラフな感じ。小松崎氏もいたって自然体だった。
一曲目のイントロが始まる瞬間に成ちゃんがマイク越しに、「ヘブンリィーカァブーー!」と、シャウトした! ①はノリのいいロック。スピード感のあるストレートなロックンロールだ。充一の乾いたギターがヘブンリーのサウンドの核となっている。②はネチっした曲。ブランキーみたいな感じかな。ギターのカッティングがすっごく気持ちよい。中田氏は曲に入り込んでいて,感情的に歌う。成ちゃんは時折後ろを向いてニヤリと笑ってる♪ ③はワイルドなロックンロール。中田氏の叫び声がなかなか渋い。④も結構激しいガレージロック。メロディーよりもグルーヴ感を大事にしている一曲かな。で,MC。挨拶をさらっとするだけだった。お客さんもまだ様子を窺っている感じ。⑤と⑥は成ちゃんのコーラス大活躍の曲。ノリのよいロックンロールが続く。まだどことなくぎこちない感じがして面白い。⑦はヘブンリーの代表曲になりそうな粋な曲。アップテンポでのれる曲だった。気に入った♪ そして再びMC。中田はあんまりのせるのが得意じゃないのかな。メンバー紹介をしようとするが。あんまりお客さんのノリがよくないので,メンバー紹介をするのを渋っていた。が,なんとかメンバー紹介はしてくれた。そしてラスト二曲。⑧はかなりポップなロックンロールで,シングルになりそうな一曲だった。ラストの⑨は成一作曲だろ?っていうポップなロックだった。成ちゃんの『ラララ』のコーラスがなんとも気持ちよかった♪ ちょっとCRAZEぽかったりして・・・
初のライブにして9曲。なかなかのボリュームだった♪ 成ちゃんカッコよかった!!成ちゃん、ピックなげまくっていた(欲しかった・・) いよいよヘブンリーの進撃が始まる…のか?!
【感想】
彼らの目指す音楽の方向性は全くぶれていなかった。かつての後期DEEPやブランキージェットシティーみたいな感じと言っていいかな。オトコっぽくて、ワイルドで、かざりっけがなくて、シンプルで、ストレートで、乾いた音で、R&Rしてて。。。中田氏も強力なバック三人に負けじと頑張っていた。ルックスも悪くないし、表情もとてもいい。ちょっとどこか摺れていて、無気力感漂う瞳がCOOLで素敵だった。一言加えるならば、肝心の歌がまだ生かしきれていない感じがする。今後、彼の歌唱力がどれほど伸びるかが、このバンドの未来を左右する・・かもしれないな。