今、静かに話題になっているのが、GNH。
正式には、Gross National Happiness。通称、「国民総幸福度」。
これが今、日本でじわりじわりと注目されつつある。
この記事の中で気になるのが、この文章。
>ブータンは、国民1人当たりのGDPは低い発展途上国です。でも、GNHという指標を掲げて自然保護を優先的課題として取り組んできた結果、ブータンの国土の26%は自然保存地区で、72%は森林地区になっています。そして同時に、経済的には豊かでなくても、ホームレスや物ごいのいない社会を実現しているそうです。
GDPという指標でみれば、とても豊かな国とは思えない。
けれど、GNHという指標でみると、世界最高クラスの国。。。
経済的に豊かな国と、国民の多数が幸せに思っている国、
どちらに住みたいか、という究極の選択、、、
ホームレスや物乞いのいない国、、、
すごい難しい選択だと思う。
僕自身、やっぱ物質的に豊かな国に住んでいるので、
なかなかこの物質的豊かさから離れたいと思えない。
けれど、今のままじゃこの国に幸せは望めない。
できれば、みんなが幸せに感じる国に住みたいとは思う。
けれど、今のこの豊かで快適な暮らしは守りたいとも思う。
そこが、現代の先進国の人の葛藤、ジレンマなんだと思うな。
結局、今の日本は経済至上主義。
経済的発展=幸せの向上、となっている。
心の豊かさは、ただの慰めに過ぎず、
結局は、物質的な豊かさを追い求めている。
コンビニには相変わらず人が集まり、
飲食店には多くの人が食べに集まる。
洋服を買い、美味しいものを食べ、贅沢な買い物に酔いしれる、、、
誰も、物質的な豊かさを手放したいとは思わない。
車も欲しいし、家も欲しいし、外食したいし、
旅行にも行きたいし、カメラもPCもケータイも最新がいい。
そうなると、結局は永遠にGNHは満たされない。。。
だって、延々と新しい機種がリリースされるのだから。
幸せの価値基準が変わらないかぎり、
このラットレースは延々と続くのだろう。
僕も、物質的な幸せを放棄することはなかなか難しい。
そう、僕はマテリアルな人間、、、、