僕のラーメン人生の原点の一つは紛れもなく「がんこラーメン」。それも、今はなき本郷の12代目が僕の原点だった。あそこのラーメンに出会わなければ、ラーメンフリークにはならなかっただろう。
そんながんこ十二代目に一番近い味を出してくれるのが、末広町にある元祖一条流がんこラーメン八代目。 この八代目のがんこラーメンは、がんこの中でも最も人気があり、最も知名度の高いお店だ。このお店の味に惚れて修行した人も少なくない。溝の口のがんこの店主もたしかこちらで修行したんだとか・・・
今年の締めくくりに相応しい一杯なので、しそ風味の塩ラーメンを注文。やっぱりがんこは最強だった。僕の原点!と胸を張って言うことができる。
麺はがんこ特有の「プラスチック麺」(kei語)。これがホントに素晴らしい。僕にとってベストの麺だ(ベスト=最高級)。細くてチリチリした黄金色の縮れ麺。歯ごたえも食感もスープとの相性も完璧に近い。この麺が食べられるだけでも幸せ!っていうものだ。
スープも黄金色で透き通っている。本当に美しい黄金色だ。見ているだけで幸せになれる。 しょっぱいんだけど、ただしょっぱいだけじゃなくて、本当に豊かな味わい。スルメや海藻などが入っていて、旨味がぎゅっとつめこまれている。あっさりしていて、しょっぱくて、味わい深い。こういうラーメンって本当にあまりないような。。。
スープもまさに僕の好み。…っていうか、これが僕の味。 この数年、狂ったようにラーメンを食べてきたが、がんこに勝る味は…やっぱりなかった(僕の主観的見解)。っていうか、勝つとか負けるとかじゃなくて、僕の感性にうったえるラーメンはやっぱりがんこだった。
もしかしたら、「思い出」というスパイスがそうさせるのかもしれない。本郷での辛い日々が思い出となって、ラーメンに不思議な力を与えているのかも・・・ いずれにしても、原点はいつまでも原点。がんこ花は永遠に咲き続けるのだろう…
がんこ、愛してます。
元祖一条流八代目 がんこ
東京都千代田区外神田3-7-8 サンビユー外神田ビル
03-3253-1766
11:30~16:00、17:00~19:00、
11:30~18:30(土)
月、日、祝休(スープの出来の悪い日休)
ヤフーグルメの記事はこちら
ムービーでも見れます!
がんこ全体についてとても詳しい記事はこちら