まさかこのブログでJUSTY-NASTYの記事を書くことになるとは・・・
人生何が起こるか本当によく分からない!
JUSTY-NASTYを知っている若いバンドマンはどれだけいるのだろう? まだ「ヴィジュアル系」という言葉がなかった時代に、その礎を作り、メディアに出て、最初の突破口を作ったバンド、それがJUSTY-NASTYだ。
いわゆるバンドブーム/イカ天ブームの時に、巷ではパンクロック、ビートロック、爽やかなポップロックが日の目を見ていた。と、同時にハードロックバンドやメタルバンドも活発に活動していた。その狭間で少しずつ台頭してきたのが、ダーク系、ポジパン系バンドだった。そして、いち早くその狭間から脱出し、お茶の間に登場したのがJUSTY-NASTYだった。
僕が中2の頃、およそ18~19年前には既にテレビの音楽番組(主に深夜番組)に出演していた。RODの甘く耽美なヴィジュアルと氷室似の歌、ポップでシニカルなサウンド、ハードでありながらも、大衆にうけそうなビート、ポストBOOWYへの期待もあって、ファンも業界もJUSTY-NASTYに注目した。(ちなみに僕が一番最初に買った音源は8cmCDシングルの『言いだせなくて』(1989年)♪)
実力も人気もいよいよ高まってきた頃、大物プロデューサーによる新作というJustyな出来事とギタリストの辻さんが脱退というNastyな出来事があり、バンドの活動自体に勢いがなくなってくる。新たにギタリストの一戸を迎え入れ、精力的に活動を続けたが、商業的には厳しくなってきた。それでも素晴らしい作品を出し続けた(1994年の『エデンの果実』は傑作だった!)。そして、1995年ドラムの大石さんの脱退と共に解散。
そんなJUSTY-NASTYのメモリアルなセルフカバーアルバムが先月21日にリリースされた。
01.STILL
13年越しの新曲です!しかも、めちゃめちゃめちゃめちゃカッコイイんです。なんですか?!これは。超勢いがあって、ビートがガツンと効いていて、大人な感じがあって、パワーもある。藤崎の歌に渋みが増しているところ以外は、まさに「まんま」のJusty-Nastyだ。Bメロのコーラスの入れ方とかはちょっと今っぽい。サビはグングンと視界が広がっていく感じ。最後の「いつも君がいたから」ってところで最高の盛り上がりへ。大石さんの曲って相変わらず「らしさ」があっていい。こういう曲って最近お茶の間で全然聴かないなぁ、と。今の若い子とかがこれを聴いたらどう感じるんだろう?!
02.センシティヴが瞳にしみる
うわ~。懐かしい。ギターのピロピロ感がたまんない。どうしましょう。原曲よりもいいんですけど。。。これって後藤さんプロデュース作のラストの曲だよな。これが一曲目にくるなんて。「Don't you cry, BABE」って。なんか時代を感じる歌詞ではあります(汗) ただ個人的にはあんまり聴かなかった曲だったよーな・・・
03.ボーイ・ミーツ・ガール
ひゃ~ この曲まだまだ全然歌えるよ~♪ RAINという僕の大好きなアルバムに入っていた曲(っていうか、全部好きなんですけども)。ギターソロは何度もコピーしたなぁ。Justyのギターは今でも結構弾けます(えっへん!)。歌詞に「Raspberry」って言葉がある。なんか時代をちょっと感じるなぁ、、、と。今の時代のV系バンドと比べると、とってもポップで明るいよなぁ、と思うのは僕だけ?!
04.ムーンダストに抱かれて
ぎゃ~~ これはダメでしょ。無理っしょ。泣いちゃうでしょ。もーダメ。最初のBメロの後、再びAメロに戻るところで、いったん音が止まるでしょ。そこがもうダメ。カッコよすぎ。鳥肌ビンビンになっちゃう。あと、サビの前で「バカだネ」っていうんだけど、そこもダメ。もうkeiはぐにゃんぐにゃんになっちゃう。ダメだ。もう曲解説なんでできないよ。。。サビなんて、何度歌ったことか。「Ah もう一度君に出逢えたなら Ah きっとうまく伝えれる気がする」・・・ やばいやばい、中学の時の片思いを思い出しちゃう。。。ちなみにラブレターを書いて、ふられて、玉砕したのよね。
05.ジェラシー
うぐぐぐ・・・・ もう絶句。問答無用。空前絶後。この曲こそ、まさにJUSTY-NASTYの超代表曲だ。この曲なくして、JUSTY-NASTYはない!と言い切れるくらいに重要な曲。ポップではじけててパワフルでスピーディーでオリジナリティーがあって、まさに彼らのための彼らゆえの一曲なのだ。なんてったって、サビ後の岸根さんのベースソロが最大の聴きどころ。岸根さん、カッコよかったなぁ~~ 全体的に言えるんだけど、当時の原曲よりも俄然良いのはどうしてだろう。藤崎さんの歌も全然色褪せてないし。文句ないです。言うことないです。黙って聴きます!
06.JESUS&CRAZE
きっと一時代違っていたら、LUNA SEAやGLAYじゃなくてJUSTY-NASTYが東京ドームに立っていたんじゃないかなと思うほどにクオリティーの高いアルバム「J」。僕の中ではJUSTY~の完成形の作品。完璧。そして、このアルバムをもって、ある意味でJUSTY~の山場を迎えることになる。この作品で大ブレイクをしていたら、全然違う結果が待っていたんじゃないか、と思う。が、そうしたら、後のCRAZEもないわけで。微妙なところです。
07.あすも夢を
どぇ~~~~~~~~~~~~・・・(endless) 僕の人生の中で最もたくさん聴いた曲の一つがこの曲。キーはどうだか忘れたが、いわゆるF-G-Am進行の王道曲。本作の中でも最も古い曲なんじゃないかな。けれど、ファンの間でも絶大な人気を博している曲。ツボ中のツボにはまる曲なんだな。きっと。今回の「あすも夢を」もすごくいいぞ。サビ1の「明日もキミを」ってところで、藤崎さんの声が裏返っているところが(変だけど)聴きどころ。こういうところもいいんだよなぁ。泥臭くて。・・・何年経っても、よい曲はよい曲なんです。しばらくはこの曲、ヘビーローテーションだろうな。JUSTY~のファンでこの曲嫌いな人いるのかな?!
08.TENDERNESS
ワイルドでダンディーでロマンティックな一曲。J-N風ニューロマサウンド。風のように流れていくメロディーがすごく心地よいんです。それに、軽快さを誘う大石さんのドラミング。本当に気持ちよい一曲でありました。それは本作でも最大限に生かされています。やっぱり原曲よりいいんだよなぁ~
09.KISS ME
・・・(涙) この曲のギターの出だし、、、 もうダメです。keiは完全にノックアウトです。初めてギターで完コピできた(つもりの)曲(苦笑)。中学時代に少なくとも300回は聴きました。この曲を聴くと、自分の不登校時代を思い出しちゃう。辛かったけど楽しかった日々。昼間、家にひきこもって、音楽漬けになっていた自分が鮮やかに蘇る。当時、僕は(嫌々)カウンセリングみたいなのを受けていて、あんまり気乗りしなかったんだけど、うちの母が「カウンセリングに行ったら、(J-Nの)CD買ってあげるよ」と言われて、喜んでカウンセリングを受けたのを覚えている。懐かしいなぁ。
10.夢ヲ殺セナイ
asodadajdoaopfhadgapdiajgdsojdgoadjgagjhahddnbibfagjre・・・ もう完璧にkeiは壊れました。gyaaaaaaaaaaaaaaaaaaa//////////,,,,,,,,,,,,,,ddhisdahd -0-0-0-0-0-0-
11.蒼い吐息のイエスタディ
もうやめて~~~~~と叫びたくなるほどに大好きな曲が続くなぁ。もういいでしょ。勘弁してください。J-Nがカッコいいことは十分に分かっているんですから(汗)。本当に惜しいのは、本当にあと少し時代が違っていたら、この曲もお茶の間のメモリアルソングになっていただろうなってこと。こういういい曲を埋めさせておくのは実にもったいない!
12.今すぐに君を…
一戸さん加入後のアルバムの代表曲とも言える曲。後のCRAZEのイメージにもはまるような一曲。90年代初頭のロックサウンドのいいところを全部まとめた感じの曲になっている。ギターのピッキングハーモニックスもすごくいいところでいい感じで鳴り響く。後期ラルクって何気にJ-Nに似ているんだよなぁ。そのまんまって訳じゃないけど、なんか・・・ね。
13.そして君は涙を知った
はぁぁぁぁぁ(深い溜息) この曲も大好きだったなぁ~ 切ないんだけど、どこかポジティブで。メロディアスでメランコリックなビートロック。菊池の哲っちゃんが作りそうな曲・・・っていったら怒られるかな。サビ後のジャジーなベースソロが好きだったなぁ。今回のセルフコピーは僕的に大ヒットだった。特にこの曲はよかった。今の時代に、この場所で聴けたことが嬉しい。ありがとう!本当にありがとう!とメンバーに言いたい。
14.SUNSET このまま…
やっぱり最後はこの曲でしょう!!!!!!
【総評】
総評っていうか。。。なんていうか。
今改めてJUSTY-NASTYの楽曲をこうやって聴いてみると、本当にすごいバンドだったんだなぁと思う。本当に素敵な曲がたくさんあったんだなぁ、と。
JUSTY NASTY 「TO SCARLET LOVE」T.V SHOW