遂に、総豊にも、待望の「つけ麺」が登場した！
総豊、念願のつけ麺だ！ 僕も前々から「総豊でつけ麺があったらどんなつけ麺になるのだろう？」、と思っていた。そして、遂に、2007年9月末日につけ麺が発売開始されたのだ。
店主市川さんも、２，３ヶ月前から、「もうすぐつけ麺をやりたいなあって思っているんです」と話していた。・・・しかし、よりによって夏が終わったこの時期に始めるなんて・・・ そこがまた総豊らしいというか、なんというか。凡人だったら、つけ麺が一番よく出る夏に出すんだけど・・・ でも、なんだかんだいっても、つけ麺が登場したのだ。嬉しくて嬉しくて、都賀からはるばる自転車で1時間かけて総豊に行ってしまった（バカ？！）
さて、つけ麺の話。お店に入ると、こんな張り紙がしてありました。
おお、本当につけ麺がある・・・ しかも、200g～800gまであるぞ。800gで850円とは・・・さすが、総豊だ！ さらに、1kgも可能とのこと。さらにさらに2kgもやれるとのこと。2kgって、、、誰がいったい食べるんですか？？ さすが元力士の市川さん。太っ腹だ。（＊ちなみに、これまでのところ、800gを注文したのは一人だけ。しかも完食できなかった、とのこと。僕は大食いではないので、絶対に無理です・・・）
さて、お味の方は、というと・・・
麺だけ食べてみても、やはり美味い。この7月に自家製麺に切り替えただけあって、もっちりとしていてつるつるっとしている。麺だけ食べて美味しいっていうのはさすが。近年の麺革新は本当にすごいと思うが、それをまたあっさりとやってのける総豊にも脱帽・・・
スープは、基本的に、濃厚魚介豚骨醤油味で、やんわりと滋味深いコクのあるものだった。若干甘めで、仄かに酸っぱい。お酢を少々加えているようだ。元のスープは、鰹節やさば節など魚介を使用したゲンコツベースの豚骨スープだが、ここの「ラーメン」とはまた違ったニューウェイブ系の味わいになっている。ただ魚粉は入っていない。油分は結構入っているが、基本的にはさらさらっとした仕上がりになっている。
近年主流の濃厚魚介豚骨醤油なのだが、イマドキっぽさはあまり感じられない。もちろん総豊の「ラーメン」と比べると、ここの「つけ麺」は他のお店にもありそうな味ではあるが、かといって、最近飽和状態の濃厚つけ麺とは違う何かがあるようには思う。いい例かどうか分からないが、大勝軒とやすべえの間くらいの味？！
あと、スープにはやくみのネギしか入っていないので、最後まで純粋にスープを味わえる。
それから、総豊のつけ麺の特徴は、基本の味でも十分美味しいのに、さらに自分でお好みの味にチューニングできる、という点だ。次の写真を見てもらいたい。
ここのつけ麺の最大のウリになるかもしれない。上の調味料を使って、自分でオリジナルに味を変えて楽しめるのだ。右から、パセリ、ローストガーリック、マヨネーズ、天かす、山椒、ゴマとなっている。特におススメなのが、天かすだ。これはここのスープによく合っている。今回は、ちょっと無我夢中で食べてしまったので、天かすしか試していないが、マヨネーズ＋パセリっていうのも面白そう。
十分に麺が食べられて、つけ麺王道の濃厚魚介系豚骨醤油が味わえて、さらに味の変化も楽しめる。それでいて安い。「あっぱれ」としかいいようのないつけ麺だった。
ホントに美味しいつけ麺だったのだが、総豊ファンとして一つ気になった点がある。それは、まだ「総豊のつけ麺」と言える状態になっていない、という点だ。「味のチューニング」、というのは画期的だが、スープの味は最近のトレンド傾向に近く、「ここならでは」という味にまだなっていない。ここのラーメンは、ホントオリジナルで、比類ないオンリーワンのテイストになっている。それと比べると、どうしても没個性的なような気がする。ただ、ラーメンが個性的だから、つけ麺はこれでいいのかもしれない。千葉市内だと、こういう系統のつけ麺ってなかなか食べられるところがないから、すごく有難いかも。とはいえ、総豊のことだ。これからも少しずつ変えていって、ここならではっていう味を見つけ出してくれるだろう！
スープ割りのポットです。かわいいでしょ？！ スープもまたＧＯＯＤ！
自家製の生地になってさらにレベルアップ。超絶のおいしさ！
自家製麺の覚書。無添加の健康な麺なのだ！
いつも変わらず、おいしいラーメンを作り続けています。感謝！
