JUSTY-NASTYの復活メモリアルセルフカバーアルバムに引き続き、藤崎さんのソロミニアルバムがリリースされた。
藤崎さんの作品も結構久しぶりかな。「月刊フジサキ」では色々と音源を出していたが、オフィシャルな音源としてはかなり久しぶり。
このアルバムが、また超いい味を出していて、JUSTY-NASTYとは違う藤崎さんらしい渋いダンディーな作品に仕上がっている!
01.アネモネ
タイトなドラミングで始まるダンディーな曲。藤崎さんのソロの中でも一番気に入りそう・・・ 渋くてカッコよすぎる。今の僕にはかなり「ツボ」な一曲。二回目のAメロで加わるサイドギターのリフがたまらなくカッコイイのだ。ベースラインもダンディーでダークでメランコリック。真夜中に部屋を真っ暗にして聴くと、すっごく雰囲気に酔える。ギターソロもシンプルながらにとても渋い。とにかく渋くてダンディーな一曲だ。歌詞はマッチョな男のラブソング?!?!
02.KNAVE OF HEARTS
ちょっとパンキッシュなギターで始まるノイジーな一曲。ちょっとかつての藤崎さんっぽいんだけど、6時代を経ただけあって、渋くてダンディーなビートロックに仕上がっている。40代のビートロック!って感じがする。本当に味のある熟年のビートロック。安定感はバッチリ。グルーブ感もある。藤崎さん自体、すごくリラックスして歌っているように思える。サビの「いつかお前も想い出すだろう」ってところがすごくカッコイイ。ちょっとJUSTY~っぽくて、やっぱり藤崎さんって感じで。最後のアウトロのドラムソロが聴きどころかな。
03.残響
メランコリックでノスタルジックなベースソロから始まる爽やかでメロウな一曲。2006年リリースの問題作『Shooting Star Graffiti』の楽曲たちに近い雰囲気の曲。もちろん今回はバンドサウンドなので、迫力も十分。この曲、好きだなぁ。ちょっとCRAZEっぽいかも。やっぱ彼の声は素晴らしいのだ。巧いとか下手とかそういう次元の問題じゃなくて、感性の問題。彼の声は感性に訴えるのだ。歌詞はシンプルかな。一箇所、「果てしのない遥かな明日へ」ってところが耳に残った。
04.I believe you
ジャンキーでワイルドな藤崎風Rock'n Rollだ。この曲は6時代の藤崎さんだ。サビのI believe youってところがどこか「祐語」に聴こえて仕方ないのだ。「アイビー ビッピュー」って聴こえてきて、ちょっと面白い。全英詩。
05.赤と黒
どこかの小説のタイトルじゃないか~・・・(汗) 今、翻訳をめぐって争っているような・・・ この曲もなんか乾いていてアダルティーでダンディーでかっこいい。なんでこんなにダンディズムが似合うんだろう、、、藤崎さんって・・・ この曲はアンニュイでメランコリックで気だるくて鬱々した感じの曲。結構ビートが効いているんだけど、すごくメロウな感じに聴こえる。この曲、好きだな。オススメです。
06.AT SIXES AND SEVENS
アメリカの東部にいるような感じになる曲(?!?!)。アコギの音が響く気だるいロックンロール。Aメロは渋すぎ。ちょっと聴きにくい感じの曲。はき捨てる感じがたまらない。Bメロでちょっとポップになる。Bメロは結構聴きやすいかな。そして、サビで一気に突き抜けていく。彼の高音エモーショナルボイスはホント渋くてカッコイイ。この曲は是非聴いておきたい。今の藤崎さんのカッコよさがぎゅっと詰まった一曲って言ってもいいかも。ギターソロはなぜだかB-Tの今井さんを思い浮かべてしまった。