高知ラーメンめぐり 窪川編!
窪川の名店「駒鳥本店」の後に向かったのが、、、
味覚-MIKAKUー
であります!!
千葉のみなさん、高知の窪川にも「味覚」というお店がありましたよ!(苦笑)
千葉で「味覚」と言えば、今年閉店した上総牛久の「味覚」が有名ですよね。
でも、高知の四万十にも、「味覚」というお店があったんです。
しかも、なんと須崎名物の「鍋焼きラーメン」があるっぽくて、、、
須崎の鍋焼きラーメンに惚れ込んだ僕としては、ここの鍋焼きラーメンも食べたくて、、、
あるとしたら、いったいどんな鍋焼きラーメンなんだ!?、と。。。
味覚は、駒鳥本店から更に少し駅から離れたところにあります。
古いお店かと思ったら、めちゃめちゃオシャレで綺麗でエレガントな店舗で…。
場所は、、、
こんな感じです。
岩本寺からもとっても近いです♪
(でも、お遍路さんはラーメン、食べないよなぁ、、、)
このお店は、ラーメン店というわけではなさそうです。
タマゴヤキ定食!?
とり天親子(丼)!?
ん!?!?
ここは、なんのお店なんだ!?
建物的には、オシャレなカフェ・レストランだけど、、、
聴けば、実は「創業70年」の老舗の食堂だったんだとか。
現店主さんは三代目!!
その三代目の店主さんが新たに建てたのが、このお店なんだとか。。。!!
この場所に移転してきて、4年?5年?くらいだそうです。
老舗店にして、新しいお店!!
で、案内されたのが、こんなオシャレなテーブル席!!
一人の客だけど、こんな広いテーブルを占有していいんですか??(;´・ω・)
でも、雨に濡れ、旅で疲れた身体には、とても癒されます、、、。
ほっとする、というか、、、
やっぱり、「旅」って、どこかで緊張しているし、気を張ってますからね。
こういうオシャレで綺麗で広いお店に来ると、安心します。
メニューです!!!
…って、ここ、ホント、何のお店!?!?(;´・ω・)
レストラン? 食堂!? 中華屋!?…
で、よく見ると、、、
ありました!!!!
なべやきラーメン(760円)
\(^o^)/
「昭和45年から始めた一番歴史あるなべやきラーメンです」、と!!
これ、少し説明が必要かもしれませんね。
もともとは、須崎の名店「谷口食堂」で出されていた「鍋焼きラーメン」。
しかし、その谷口食堂は、昭和55年に「閉店」(廃業)しています。
谷口食堂がいったいいつ「鍋焼きラーメン」を出し始めたのか。
いずれにせよ、その創始者である谷口食堂は現存していません。
その後、ご当地B級グルメでの町おこしブームが到来。
須崎でも、ご当地グルメとして、「鍋焼きラーメン」のリバイバルが起こりました。
これに関する記事によれば…
「谷口食堂」を復活させるのは、須崎商工会議所を中心とした有志。『鍋焼きラーメン』を地域活性化の起爆剤にしようという思いから、平成14年に『鍋焼きラーメンプロジェクトX』を結成。「谷口食堂」の末裔の方や常連だった方からの聞き込みを元に何度も試作・試食を繰り返し、幻のレシピを完成させました。
とあります。
平成14年、つまり2002年に、鍋焼きラーメンリバイバルが開始されたということです。
となると、、、
須崎ではなく、窪川の「味覚」の「なべやきラーメン」が、現存する最古の鍋焼きラーメンとなるんです。
なので、「一番歴史ある」というのは、ある意味で正しくて、現存する最古の鍋焼きラーメンなんです。
…ってことが分かると、「おおおおお!!!!」ってなりますよね。。。
須崎の現存するどのお店よりも古くから、鍋焼きラーメンを出し続けているのだから…
まさか、窪川に来て、こんな「真実」に気づくことになるとは、、、
…
というわけで、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、窪川の人気店「味覚」のオリジナルで、
かつ、現存する最古の鍋焼きラーメンである、
「なべやきラーメン」
です!!
って、鍋焼きなので、蓋が付いています(;´・ω・)
これを開けないと、「ジャジャーン」って言えないですよね、、、
ってことで、、、
(しばし、待つこと8分くらい)
ジャジャーン!!!!
こちらが、紛れもなく現存する最古の、、、
なべやきラーメン!!!
です!
来たー!!!!!
凄いヴィジュアルだ。。。
須崎でも感動したけど、ここでもやっぱり感動です、、、
本当に美しい、、、(;;)
少し角度を変えて、、、(あまりにも美しいから…)
須崎の鍋焼きラーメンとの違いも、分かりますね。
「ちくわ」はなくて、「油揚げ」がどどーんっと入っています。
「ねぎ」「生卵」は一緒かな??
でも、「かまぼこ」が入っているのは、ちょっとしたポイントかも。
油揚げというよりは、かまぼこが入っているところが、須崎鍋焼きとの違いかも!?
ネギの切り方も、須崎と違うところですね。
zoom up!!
こちらの鍋焼きラーメンのお味は、というと、、、
須崎の鍋焼きラーメンに比べて、味が濃くて、強くて、しょっぱいです!
これ、かなり大きな違いかも!?、、、
見た感じ、「豚骨醤油系!?」かな、、、
わりと攻撃的な豚骨醤油系!? (甘さのない)徳島ラーメン風!?
(須崎の鍋焼きラーメンは親鳥の鶏ガラとなっています)
ドロドロはしてないけど、まさに「こってり」とした、、、
いや、「こってり」というよりは「あってり」か(懐かしい…)
(*あってり=こっさり=あっさりとこってりの中間)
で、しょっぱさ超全開でした!!
僕的には、呑み干せないほどにしょっぱかった、、、
しょっぱさには強い方なんだけどなぁ、、、
…
高知の先輩にも教えてもらったんだけど、四万十の人と須崎の人では、文化が違うんだとか。
食文化も、もしかしたら全然違うのかも!?
この窪川エリアは、山岳地帯?! 山の文化。
それに対して、高知市や須崎はどちらかというと、海の文化。
異なる味の趣味や嗜好があるのかもしれません、、、
それくらい、味=味覚が違う気がしました。
山に登るようなスリリングな味わいの鍋焼きラーメン!?
感動したのが、この油揚げ!!!
この油揚げ、味がとっても沁みてて、甘くて、美味しかった!!
「うまっ!!」って。。。
油揚げだけでも感動するのに、更に豚のチャーシューまでも入っていて、、、
これはいったい何なんだ!?、と、、、(;´・ω・)
しかもしかも、鍋の底には、鶏のチャーシュー(?)までもが、、、
一つ前の「駒鳥」にも入っていたピンクと白のかまぼこも面白いです。
麺はこんな感じです。
うん、いい感じ♪
細くてボソボソ系、、、
濃くてしょっぱいスープに負けない麺です。
のど越しもよくて、噛み心地もよくて、やっぱいいわ、、、
若干、パスタっぽい!?
高知県のラーメンの麺って、全国的にも凄いのかもしれない、、、
量も結構あって、お腹一杯になります。。
濃くて、しょっぱいスープに安らぎ?を与えてくれるのが、
この卵です!!
鍋焼きってことで、わりと身が固まっています。
さすがは、鍋焼き、、、。
この生卵を落とす、というのは、須崎と変わらないかな。
この鶏肉もまた、鍋焼きラーメンの魅力ですかね。
須崎の鍋焼きラーメンにも、親鳥のお肉が入っています。
いや~、至れり尽くせりで、、、
これで、760円とは、驚き以外の何ものでもありません。。。
…
それから、、、
このエリアは、「四万十豚」が有名らしくで、ですねー。
その四万十豚を使った絶品丼があるということで、、、
ジャジャーン!!
四万十でガッツリ!!(1050円)
です!!
ガッツリ四万十豚丼です!!
これ、実は、通常の半分のサイズなんです。
(お願いして、値段そのままで半分にしてもらいました)
実際には、これの二倍、てんこ盛りの豚丼になるんです。
これ、むっちゃくちゃ中毒性のある豚丼ですわよ!!(;^ω^)
(これで半分です!!)
生姜の味がわりと強めに効いていて、生姜ベースの豚丼になっています。
タレもとっても濃い目で、ご飯がすすみます。
まさに「山の男のためのがっつり豚丼」!?!?
否、この洗練された感じは、都会の女性にも受けそうです。
これだけをわざわざ食べにくる人もいるんだとか、、、
いわゆる「インスタ映え」する丼でもありますね!!
お肉は結構ハードめ(固め)で、ワイルドでした。
THE WILD PORK DON FROM JAPAN!って感じで。
セットのスープも、これまた「しょっぱい」!!!
鍋焼きラーメンだけじゃなかった、、、
ここのスープ類は、全部しょっぱいんだ。。。
聴けば、「ここの人たちは、よそのスープは薄くて飲めない」とのことです。
基本的に、しょっぱい料理がベースなんだ、、、と。
でも、これも、一つの「文化」なんだろうなぁ、、、
***
というわけで、、、
須崎で有名な鍋焼きラーメンよりも古くからある窪川の鍋焼きラーメンレポでした!!
現存するお店の鍋焼きラーメンとしては最も古い鍋焼きラーメン。
「町おこし」とは無縁の正真正銘の純正の鍋焼きラーメン。
須崎の鍋焼きラーメンとの違いも、とっても面白かったなぁ、、、
まだまだ、鍋焼きラーメンの可能性は無限にありそうです。
こんなカフェ・メニューも用意されていました。
ホント、レンジが広いというか、引き出しがいっぱいあるなぁ、、、
カフェ・レストランとしても十分に使えるお店です。
更に、、、
ポークケチャップライス!?!?
これも美味しそうだなぁ、、、
スタイリッシュなカフェスタイルの「食堂」って言えばいいのかな??
あるいは、オシャレなカフェスタイルの「レストラン」!?
そこで出される最古のリアル「鍋焼きラーメン」…
凄いなぁ、、、ただただ、凄いなぁ、、、と。
どこか、このお店に「ロック」を感じました!!
すると、、、
おおおおおおおお!!!!!!
まさかまさかの「ANTHEM」のサイン色紙が!!!!
こちらの三代目、アンセムが好きなんだ!?!?\(^o^)/
やっぱり、ロックなお店でした。
やっぱりなぁ、、、
そんなこんなで、いい時間を過ごすことができました。
天気は悪かったんですけどね、、、
でも、とてもいい時間が過ごせました。
お店の前の道はこんな感じです。
で、この道を真っ直ぐ進むと、、、
あれれ!?!?
味覚!?!?
ここが、旧店舗だったのかな????、と。
現店舗から徒歩で5分くらい!?!?
おそらくは、5年ほど前、この場所に味覚があったのかもしれません、、、
この旧店舗を通り過ぎて、四万十川を眺めに行きます。。。
ここが店舗だったのかな~、違うかなぁ~、、、
詳しく聴きたかったのですが、誰一人歩いていませんでした(;;)