一つ前の「松月食堂」で食べた後、
そのすぐ近くの気になる食堂に向かいました。
そのお店の名は、
木原食堂
であります!
看板の文字だと「大衆食堂きはら」になっています?!
大衆の「衆」の字がなんかすごく独特なんですけど、、、💦
こちらのお店も、そうとう年季の入ったお店であります。
地方のローカルな町の老舗の大衆食堂、みたいな感じで。
この雰囲気もすっごく好きです💖
場所はこんなところですね。
福田港のすぐ近く、松月食堂のすぐ近くです!
…
お店に入ると、テーブル席が数席あるだけの小さな店内…
かと思いきや、奥に大きな畳部屋がありました。
もう、なんか「おばあちゃん家」に来たかのような気分に…💓
石原裕次郎様がいっぱい飾られています。
この時点で、昭和にタイムスリップしてますよね。
完全に、誰かのお家の居間ですよ、、、💦💦
メニューはこんな感じです。
おでんがトップに来ていて、次にラーメン🍜💓
カレー、丼、そしてうどんと続きます。
更に、小豆島名物の「そうめん」もありました!(これが食べたかった…😂)
お好み焼きも各種揃っていて、単品、刺身等もあります。
まさに、港町の大衆食堂!って感じで、テンションが上がります。
そのテンションを更に上げてくれるのが、、、
こちらの「おでんコーナー」!!!
このおでんはお店の厨房前に置かれていて、この魅惑にknock downでした。
おでんのタレがめっちゃ濃厚そうで、ちょっとこれはヤバかった…😂
醤油王国小豆島ということで、醤油味のタレに漬け込んだおでん…
…
ってことで、まずは、、、
ジャジャーン!!!
おでん
です!!
ご覧ください、この真っ黒のおでん!!
もう、この色にknock downですよね\(^o^)/
お店のおばちゃんがセレクトしてくださいました。
玉子、こんにゃく、牛すじetc...
どれも、目を見開く美味しさで、うるうる来ました。
この玉子は、もうラーメンに入れるしかないよな、とも。
…
そして、遂に登場!!
ラーメン
です!!
一杯500円というワンコインラーメン!!!
具は、ネギ、かまぼこ、チャーシューに、豚バラ!!
500円にして、お肉二種!!!(嬉しい…😂)
zoom up!
この澄んだスープの色がたまりません🤤
匂いも香りもすごくよいです。
これは魚介(いりこ?)も入っているなぁ、、って。
こういう老舗食堂の魚介入りのラーメン、死ぬほど好きなので…💓
ここに、おでんの玉子を入れます!
いいじゃないですか!いいじゃないですか!!🤤😂
これで600円になるのかな?!
小豆島を離れる前最後の一杯がこんな素敵なラーメンになるとは…
…
で、スープを一口飲むと、、、
「うおおお!!何とも言えないけど、とんでもなく旨いスープだぞ!」
ってなりました。
なんだ、このアウラに満ちた、優しく深い味わいのスープは、、、
庶民的で大衆的な味わいだけど、どこか深淵で芳醇な味です。
「昔のラーメンでしょ」じゃ済まされない「唯一感」のある味わい。
このロケーションに僕は騙されているのか?!?!
そんなふうに自分を疑いたくなるほどに、滋味溢れるすっきりスープでした。
麺はこんな感じです。
地元の製麺所の麺を使っているっぽかったですけど、、、
小豆島って、「製麺所」がいっぱいあるんですよね。
そのほとんどが「そうめん」や「うどん」だとは思いますが、、、
でも、それゆえに、「中華麺」のクオリティーもめっちゃ高いです。
この麺、ホント、もっちりしていて、コシがあって、噛み応え抜群です。
しかも、麺の量も結構多めで、さすがは「麺の王国香川」って感じであります。
チャーシューもしっかりしていました。
小さいのが一枚ですが、このチャーシュー、ホント旨みがぎゅっと詰まってて。
なんでも、大きければいいってわけじゃないんですよね。
小さいけど美味しいチャーシューがちょこんと入っているだけで、幸せになれます。
そこに、豚バラ肉も入っていて、これがまたもうなんとも…泣かせてくれます。
500円の奇跡がここにある!!!
そして、トドメは、この真っ黒いおでん玉子!!!
これを加えることで、味がより刺激的になる…かな?!?!
固ゆで玉子も、こういう老舗食堂のラーメンにはすごくよく合うんです。
なんでも、半熟とか、トロトロとかじゃなくてもいい。
おでんの玉子を入れて食べる500円のラーメンの奇跡、心底堪能しました!
…
そしてそして、、、
最後の最後でめぐり合えました!!
小豆島といえば、そう、
そうめん
です!!
小豆島のそうめんの歴史は400年にも及びます。
その理由もまた、小豆島らしい理由なんです。
そうめんが小豆島で食べられるようになったのは、400年前のことです。そうめん誕生の起源は小豆島の池田村という村に住んでいた島民が奈良の大和の三輪という場所に行った時にそうめんの作り方を学んで、小豆島に持ち帰ったということです。
そうめんは農業をする必要がない冬の農閑期でも少人数で生産できるため多くの島民によって生産されるようになりました。さらに、小豆島でそうめんが積極的に生産されるようになった理由はそれだけでなく、小豆島の気候にもあります。
小豆島の気候は栽培に適していてそうめんの生産に必要なごま油もうたくさんとることができることも大きな要因の1つです。これらの要素が集まって現在では奈良県、兵庫県と肩を並べる日本三大そうめんの1つとなっています。
小豆島で有名なのは手延べ素麺
そうめんには機械で作られる麺と手延べそうめんの2種類があります。その中でも小豆島で特に有名なのは手延べそうめんです。小豆島では醤油やオリーブなどの特産品と同じくらい手延べそうめんが生産されています。
手延べそうめんの特徴は、麺を伸ばす際に油を塗って伸ばすことです。手延べそうめんでは一般的に菜種油が使われますが、小豆島では純正100%のごま油が使われます。小豆島そうめんはごま油によって酸化が抑えられ、油臭さを除去する工程が省略されています。さらに、ごま油を使っていることによって、そうめんが少し黄身がかった色になっているのも、小豆島手延べそうめんの特徴です。
ごま油があったから、そうめんがこの島に根づいた、というのは実に興味深いです。
そういえば、この島に到着する直前、島からゴマ油のいい匂いが立ち込めてきました。
土庄港付近に、巨大な「かどや製油」の工場があったんですよね。
そこから、ゴマ油のとてもいい匂いが流れ込んできたんです。
このごま油があったから、小豆島にそうめんが根づいた、と。
このそうめんもまた、「八日目の蝉」の重要な要素になっていましたもんね。
おつゆはこんな感じです。
ゴマとネギがい~っぱい入っています。
おつゆのお味は、まさに「そうめんのつゆ」の味わいでした。
でも、ゴマがたっぷりですごくいい風味になっていましたね。
そして、こちらが「素麺=そうめん」です!!
400年以上、日本で愛され続けてきた不動の人気の「麺」であります。
うどんでも、そばでも、中華麺でもない「そうめん」。
そのそうめんの聖地とも言うべき小豆島のそうめん。
このそうめんも、ゴマ油を使ってできたものなのか、と思うとしみじみ…🤤
繊細で、官能的で、五感全部に刺激を与えてくれる滑らかな麺。
すっごく美味しいです。びっくりするくらいに美味しかったです。
***
というわけで、、、
小豆島の福田港近くにある「木原食堂」の実食レポでした!
ここのラーメン、本当に味わい深くてよかったなぁ、、、。
おでんも格別に美味しかったし、そうめんもカンゲキでした。
最後の最後に、このお店で食べられてホントよかったです。
あと、、、
すぐ近くにこんなお店もありました。
学生たちの話によると、ここには高知名物の「鍋焼きラーメン」があったんだとか。
ここにも立ち寄りたかったです…😢
時間がもっとあれば、、、
こうなったら、また来るしかないな!!🔥
そういうわけで、、、
この福田港から、姫路港に船で向かいます!!
この福田港から姫路までの船の景色も、最高に抜群でした!!!
いや~、ちょっと、これはまた来なければ、、、と💦
さよなら、小豆島!!!
また逢う日まで!!!
…
小豆島のそうめんです!
そうめんの聖地と言ってもいいのかも?!
そうめんなら、お土産にもすごくいいですよね!!