20年越しの大発見をしました!
京成千葉駅、そして海浜幕張に店舗を構える「よ志乃」は、千葉人なら一度は目にしたことがあるんじゃないでしょうか。とりわけ千葉駅周辺に住んでいる人なら、誰でも一度はあの「よ志乃」のセットラーメンを食べているんじゃないかな、と思います。
このブログでも、よ志乃については幾度か紹介してきました。
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/s/%A4%E8%BB%D6%C7%B5
千葉のみんなに愛され、ずっと末永く営業し続けてきたお店、それが「よ志乃」です。僕も、20年前から食べているラーメン屋さんで、千葉で最も庶民的で身近で親しみ深いお店という印象をもっていました。なんか、千葉駅周辺=よ志乃、っていう感じでした(先入観としてね)。
…ですが、、、
なんとなんと、そのよ志乃の本店が美浜区、千葉みなと駅付近にあったんです!
ビックリですよ。まさか、こんな場所に、よ志乃があったなんて。。。ホント、ビックリでした。しかも、めっちゃいい雰囲気、いい場所にあるじゃないですか。ほどほどマニアックな場所にあります。いやー、ビックリです。
しかも、店員さんに聞くと、まさに、紛れもなく、あの「よ志乃」の本店だったのです。創業は、店員さん自身知らなかったのですが、その店員さん曰く、30年前には既に営業していたとのことです。ってことは、まさに、老舗名店ではないですか!
その名に恥じることなく、次から次にお客さんが広い店内に押し寄せてきます。いやー、凄い数です。たくさんのお客さんに愛されているお店なんですね。なんか、「いつものお客さん」って感じのする人ばかりでした。客層も実に様々。近所のおばちゃんから、この付近で働く社会人の方々、色んな人の「食堂」になっていることが分かりました。
店内の雰囲気はほんと、いい感じです(記事最後にちょこっと載せました)。
さて、メニュー。
さすが、千葉の老舗の名店だけあって、ありとあらゆる料理が取りそろえられています。いわゆる「一般意思」に沿ったものは全部ある感じです。凄いなぁ。これだけのメニューをこなしながら、さらに出前までやっちゃっているという。恐るべし。。。
色々悩みましたが、ここは手堅く「ラーメン」を注文しました。
これが大正解
見た目は、もう、まさに東京クラシック系醤油ラーメンですね。
スープがアツアツで、とってもいい香りがします。昭和な感じというか、ノスタルジーに訴えかけてくるような。
スープは、あっさりとした東京醤油ラーメンという感じです。いやー、これがなんともバランスのよいラーメンだこと。とにかく、卒のない、丁寧なラーメンという印象を受けました。あっさりしてて、臭みや嫌な風味は一切ないです。どこかで食べたことのあるようなラーメンなのですが、このスープがとにかく丁寧で、深みがあります。動物系スープに、醤油の滋味深さが優しくのっていて、食べやすく、誰をも安心させてくれるんじゃないかな。
それに、これまた安心できる麺がそこに入っていました。ややもっちりとした関東的な麺ですね。イマドキっぽさはありませんが、30年前のラーメン(実際にどうかは分りませんが)の麺を感じることができました。
それから、メンマ。こちらのメンマは、本当に素晴らしいです。メンマの美味しいお店のラーメンは間違いない、というセオリー通りな感じでした。甘みの強いメンマで、どういうわけか、頑々坊子のメンマが思い浮かびました。
なると、わかめというトッピングもいいですね。わかめは賛否両論ですが、このラーメンでは欠かせないかな、と思いますね。わかめのトッピングって、いつ頃から、どのあたりで始まったんでしょうね。わかめ不要論者も多いですし、これは今後も考えたいテーマです。
チャーシューも、なかなか豪快で、自家製っぽさもあり、ワイルドでした。なんてことないけど、これがチャーシューだよなぁ~、という。
総合して、「レトロ感覚たっぷりの昔ながらの中華そば」という感じでした。新しさはありませんが、美味しい「昔ながらの中華そば」と言えば、イメージしやすいんじゃないかな。ここのラーメンは、確かに「昔ながら」。ただ、単なる「昔ながら」じゃなくて、「美味しい昔ながら」。だからこそ、名店であり、老舗なんですね。
次々と来るお客さんが、まさにこのことを語っていると思います。
なかなかお洒落な店内でした。ちなみに夕方じゃないです。
黄色い傘みたいなのが店先を覆っていて、何とも言えない雰囲気を店内に醸し出していました。
よ志乃本店、まさにここにあり!です。