久々にIBUKI@半蔵門へ。
半蔵門駅って実際ほとんど利用しないんだけど、錦糸町~渋谷の半蔵門線のほぼ中央にある駅で、よく通り過ぎる。仕事以外だとほとんど誰も利用しないのでは?! そんな半蔵門駅から徒歩1分のところに、IBUKIはある。
お洒落なダイニング風のお店で、都会的なラーメン屋さんの代表例となりそうなお店。厨房もフロアよりも高くて、ちょっとイタリアンのような雰囲気。お店は奥行きがあって、座る場所によって感じる印象は違いそう。
IBUKIは昨年末に生まれたお店。今年に入り、近所に「ジョニーヌードル」という新店が登場し、この二つのお店がビジネスの街半蔵門に新しい風を呼び起こしている、と言ったら大げさだろうか。なお、ここIBUKIは、先日も立ち寄ったのだが、お客さんがたくさん入っていた。半蔵門のニューウェイブ系ということで、すっかりこの地に馴染んだ感じがした。(+先日、「俺の空」に行ったので、改めてこちらに来たいなぁと思っていた)
今回は、巷で話題となっているカレーつけ麺を注文。
器は通常のつけ麺と一緒。でも、スープの色が違う。カレーの香りが漂うこげ茶色のスープ。そこに、おいしそうなチャーシューがひょこっと顔を出している。スープの表面には、クリーム?白い、卵白っぽいものが浮いている。
スープは、さすがお洒落なIBUKIだけあって、非常にスマートで繊細な味わい。濃厚系スープが都内で圧巻しているのに、ここのカレーつけ麺のスープはさらさらしている。なのに、なんかすごくワイルドで勢い・パンチのあるスープなのだ。スタイリッシュ・ボディービート系というかなんというか(汗) 洗練されていて、透明感があるのに、どこか暴力的で、身体的というか。知的な感じがする味なのに、どこか体育会系の味というか。静と動が見事に両立しているスープだった。
麺もまた同じように、都会っぽさと荒々しさが感じられるものだった。細長い木の葉型のお皿に綺麗に盛られた麺は、太さが不ぞろいで、噛み心地も強め。コシがあるというよりは強度があるっていうか。貧弱さを感じない武骨な麺って感じだった。
チャーシューも、都会っぽい見た目で、石焼チャーシューなんかを出しているお店なんだけど、肉っぽい匂いを残しており、嗅覚を刺激するようなワイルドなチャーシューだった。そんな荒々しいチャーシューの他に、水菜がトッピングされている。
前に来た時も思ったが、このIBUKIは、洗練されたスタイリッシュな都会っぽい無機質さと、荒々しい生々しさを示す有機性をうまくバランスよく昇華させている。「俺の空」の荒々しい武骨な精神と、半蔵門の都心らしいスタイリッシュさをうまくmixさせたのが、ここIBUKIなのだろう。
有名店で修行し、独立したお店は、とかくオリジナリティーに欠けることが多い。だが、このお店は、たしかに“俺の空”を見出していた。今後、このお店がどうなっていくのか、ますます楽しみだ。
PS.ちょっと感動!
僕も一ラーメンブロガーとして日々ラーメンのことを書いているが、拠点が千葉だけに、都内のラーメン屋さんで僕がDr.keiだということが分かられることはほとんどない(千葉だとたま~~にあるんだけど)。しかし・・・
この日、IBUKIに一人で入店すると、見覚えのあるお店の女性の方から「お久しぶりです」、と声をかけられた。「??」。このお店に来るのって超久しぶりだし、何回も来ているわけじゃないのに、何故? 最初、ホンキで「誰かと間違えているのでは?」と思った。が、その後、少し話したあと、「Dr.keiさんでしょ?!」、と言われ、人間違いじゃないことが発覚! 何故?!
なんとお店の方が僕のBLOGを読んでくださっていたのだ。たしかにこのお店がオープンしてすぐにこのお店に来て、記事を書いた。その頃、今思うとIBUKIの検索でこのBLOGを見る人は多かった。その頃、お店の方は開店すぐということで、いろいろとたいへんだったようだ。そんな中、僕のBLOGを見つけ、励まされたというのだ。で、みんなで読んでくれたようなのだ。嬉しかった。僕がDr.keiだってことじゃなくて、僕のBLOG(言葉)がお店の人の励みになってくれたことが。
僕の道も決まった。お店の人の励みになるようなラーメン・ブロガーになるぞ!って。もっともっとラーメン屋さんの人の力になれるような記事を書くぞって。星の数ほど多いラーメンブログの中のちっぽけな一ブログだけど、ラーメンやラーメン屋さんの励ましとなるような記事をこれからも書いていきたい。いつか「日本一ラーメン屋さんに記事を書いてもらいたいラーメンブロガー」になりたいなぁ(夢)