Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

Ich bin kein Klugscheisser!

 

僕のドイツのおじいちゃん(Opa)とおばあちゃん(Oma)から
教えてもらった素敵な言葉。
(現代ドイツの決まり文句というか格言というか)

Ich bin kein Klugscheißer,
Ich weiß es wirklich BESSER!

こんなTシャツもあったり・・・

これを訳すと、

「私は知識を振りかざす愚かな人間ではない!
私はそのことを本当によく分かっているんだ!」

となる。

そのまま読めば、なかなかいい格言だが、
この言葉は、「皮肉な格言」なのだ。
文字通り、自分は無知だということを知っている、
という意味ではない。

自分は何でも知っていると得意げに言うような人間でない、
そのことは自分が一番分かっている、
と声高々に主張することの傲慢さを、
軽蔑して使っている格言なのだ。

「私がそのことをよく分かっている」、という二句目が皮肉なのである。

特に男は、「いうな!俺が一番分かっている」、と言って、
人の話を聞こうとしない。

そういう勘違い男を侮蔑するのがこの言葉だ。


こういう言葉って、やっぱり生きた言葉だよな~って思う。
特に女性の間で生まれてきた言葉なので、
現地に言って会話をしないと耳に入らない言葉なんだろうな~と。

「うちの夫、本当に最低よ。
『俺はおろか者じゃない。よく分かっている』というわりには、
全然家庭のこと分かってないからね。聞く耳なしって感じ~
最悪~」

みたいな会話から生まれてきたんだろうな。。。

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