またもや、BUCK-TICKがとんでもない作品を作ってしまいました。
毎回、その変化、成長、進化に驚きますが、
今回ほどびっくりしたのは、かつて一度だけかも。
それくらい、とんでもないはじけた新感覚のサウンドになっています。
80年代サウンド+ダンスビート+BUCK-TICKエキス。
唯一無二の妖艶なダンスロックを堪能することができます。
ここまでやっちゃった作品ってこれまでになかったはず。
だって、あっちゃん、壊れまくってますもん。
壊れているだけじゃなくて、妖しくて、深い愛があって。。。
シングル曲の楽曲の良さも突出していますが、
どの曲も魅力ありで、捨て曲がほぼなくて、すごい聴きやすいんです。
しかも、全15曲入り。心身共に満足することのできる一枚ですね。
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1. RAZZLE DAZZLE FRAGILE
俗にいうSEですね。デランジェとはまた一味違っていいですねー。
クラシックっぽさと妖しさとエレガントさが合体してる感じ。
2. RAZZLE DAZZLE
木魚??? 「アクション~!」という声で始まる曲。
リフがすごいBUCK-TICKっぽい。っていうか、今井さんっぽい。
後期BUCK-TICKの王道を行くB-T風R&Rの代表格。
何気に、ユータのベースがすごいうねっててカッコいいっていう。
トゥナイトゥナイっ♪ ご機嫌なサビのフレーズは頭から離れないでしょう。
3. 狂気のデッドヒート
好きか嫌いかは別として、一番衝撃的だった曲かも…(汗)
だって、あのお美しいあっちゃんが壊れてるんですもん。
ここまでやっちゃっていいんでしょうか。長年のファンとして驚愕、、、
しかも、これ、星野さんの曲っていうんだから、あんぐり。
「え~っ??」って、、、それこそ、え~っ??って感じですよ。
25年くらいBUCK-TICKを聴いてきて、さらに驚かされるとは…
4. 独壇場Beauty -R.I.P.-
たたみかけてきますねー。名曲となりそうな曲が連発です。
こちらはシングルカット曲なので、既に知っている人も多いはず。
しかし、シングルバージョンと全然違います、、、
サビの壊れ具合が半端ないです。僕はこっちが好き。
こういうアレンジになると、ライブで盛り上がること間違いなしですね。
この曲も、何気に、ユータのベースが印象的なんです。
聴けば聴くほど、味がでてくるスルメイカみたいな曲、、、
5. 羽虫のように
本作で僕が一番気に入った泣きの名曲です。
これですよー!BUCK-TICKに僕が求めるものは…
はかなくて、切なくて、刹那的で、退廃的で、モノクロームで、、、
なのに、すごいあかぬけているっていうか、ポップっていうか。
この曲も、サウンド的にはありそうでなかったタイプだと思われる。
「愛なんて そこじゃなくて、生きてるだけじゃ 足りなくて」
ここの歌詞も、メロも、雰囲気もすっごい大好きです。
これを聴くと、「ああ、僕は死ぬまでBUCK-TICKを愛するんだ」って思う。
小6~中1のときに好きになって、で、今も大好きで。
このバンドって、やっぱり奇跡だと思うなぁ。。。
6. 妖月 -ようげつの宴-
Darker than Darkness~Six nineの世界観を感じる一曲。
僕的に、Six nineって大好きなアルバムだから、この手の曲は大好き。
タイトルが示すように、妖艶で雰囲気たっぷりの曲になってます。
ギターソロの壊れた感じがすっごいカッコいいっていうか、渋いっていうか。
こういう曲って、ホントBUCK-TICKにしかできないっていうか、、、
ノイズとかエフェクトのかけかたがすっごい神的なんですよね。
どうしたらこんな曲が作れるようになるんでしょうか?!
(今井さんの曲かと思いきや、星野さん、、、汗、、、ふーむ)
7. BOLERO
「風が吹いている」というサビのフレーズが印象的なメロウな曲。
ポップなんけど、すごい乾いてるっていうか、流れてるっていうか。
シングル曲にはならなそうだけど、シングルにしてもいい曲。。。
これもまた、結構斬新な曲のようにも感じる、、、んだけど、
やっぱりBUCK-TICKの王道のような気もしてくる、、、
「大人の」BUCK-TICKのポップセンスがキラッと☆
8. Django!!! -眩惑のジャンゴ-
ネットを見てると、一番話題になっているのがこの曲じゃないかな。
Django Reinhardtからきてるのかな??ダンスホールって感じ?
これもまた踊りたくなるようなダンサブルなナンバー。
歌詞は、いくら読んでも理解不能。狂ってますよ、もう。。。
結構はじけてる曲なのに、ギターが凄い退廃的っていうのも、、、
リズム的にはラテンっぽいですね。なのに、ちっとも明るく聴こえない、、、
前作のmemento moriを超えるサプライズ曲になってるか、と思われます。
9. 錯乱Baby
ひゃー。今回の作品はいったいどうなっているんですか?!
これもまたはじけたナンバー。裏打ちビートがすごい気持ちいい。
ギターの入れ具合も半端なくアンニュイでカッコいいんです。
新作のアルバムなのに、ベストアルバムを聴いている錯覚に陥ります。
テンポも心地よく早いし、疾走感があって、雰囲気があって、、、
ギターソロの裏で鳴っているギターの音が僕のツボなんです。
この曲もまた、往年のファンにたっぷり喜ばれるんでしょうねー。
10. PIXY
6の妖月に近いマニアックな曲。これもまたB-Tの歴史を感じる曲。
イントロなんかは初期BUCK-TICKを彷彿とさせるクリーントーン。
Bメロは民族音楽+B-Tサウンド。しかし、B-Tっぽい、、、
このアルバムのなかでは、唯一捨て曲っぽい曲。
捨て曲なんだけど、なんかこれもまた王道なんだよなー。。。
後期のはじめ頃の独特の妖しさがあるんです。
11. くちづけ -SERIAL THRILL KISSER-
これもまたBUCK-TICKの王道。必殺サウンドと言えるでしょう。
これぞ、B-Tポップロックというか。
Bメロのドラムが好きです。
途中のキーボードのところがなんともミステリアスで妖しい。
でも、ぶっちゃけ、B-Tの曲のどこかにありそうな曲なんですよね。
にもかかわらず、サビの突き抜け感なんかはかなり飛びぬけてます。
12. 月下麗人
5に続いて、僕がこのアルバムで最も気に入った曲の一つ。
メランコリックでメロディアスで妖艶で幻想的で悲しげ、、、
ギターソロのメロがすごい切なくて、退廃的。
テンポも心地よくて、スピード感もしっかりある。
あっちゃんの歌メロもすごいがっちりしていて、聴きやすいです。
ギターのクリーントーンがすっごい綺麗。
そして、ユータのベースがうねりにうねってて、カッコいい。
BUCK-TICKって実はユータの力がめちゃめちゃ強かったりして、、、
13. 夢幻
今回のアルバムのなかで、もっともアップテンポな曲。
疾走感があって、神秘的で、美しくて、心地よい。。。
実は、何気に、こういう曲って、最近のBUCK-TICKでは珍しいのかも。
サビのギターのリフがすっごいカッコいい!のは、注意すべき点でしょう。
こういう曲がやれるバンドに、僕は一番憧れるんですねー。
14. TANGO Swanka
ジャンゴの次はタンゴですか…(汗)
お待ちかねの今井さんのボーカルが堪能できますよー。
細胞具ドリーを彷彿とさせる不思議でちょっと気持ち悪い曲です。
15. Solaris
ラストにふさわしい神秘的で壮大なバラード。
これは、もう黙って聴けって感じですねー。
どこか、B'zを思わせるのはどうしてでしょう☆