Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

【さくら大根の真実-あの赤さの謎に迫る!】

みなさんは、小さい頃に食べたことありますか?

さくら大根

を!!

このさくら大根、小さい頃、僕はとても大好きでした。

なんてことないんだけど、「すごいものを食べたな」っていう意味不明の達成感がありました。

その名の通り、さくら色(というか真っ赤)の大根であります。

今見ても、真っ赤っかですね…苦笑

そういえば、昔、このさくら大根を食べたら、なんか深い罪悪感? 背徳感?みたいなものを感じていたことを今思い出しました。「とんでもなく体に悪いものを食べたんじゃないか?」っていう罪悪感だったんだと思います。

例えば「甘み」に使われる「アスパルテーム」。アスパルテームって、砂糖の200倍の甘みがあるんですって(参考元はこちら)。「わずか250mg(1kcal)分のアスパルテームで、50g(200kcal)の砂糖と同じレベルの甘味が得られる」というのですから、もう驚きです。

このアスパルテームと相性がいいのが、「アセスルファムK」です。コカ・コーラのサイトでは、「アセスルファムK(カリウム)は、酢酸を原料とする高甘味度甘味料で、砂糖の200倍の甘さがあります。水に溶けやすく、熱や酸に対する安定性も高いといわれています。アスパルテームなど他の甘味料と組み合わせて甘味の質を砂糖に近づけるため使用しております」と書いてあります(引用元はこちら)。

でも、どちらも普通に使われているもので、そこまで警戒しなくてもよかったのかな??(「ヤバい!」って訴えているサイトもありますが…)

それより、みなさん、この「さくら大根」を作っている会社がどんな会社でどんな商品をもともと作っていた会社か、知っていますか?

さくら大根を作っている会社は、1961年創業の「株式会社遠藤食品」という会社です。

公式ホームページを見ると、

”しょうが”を食卓に

というキャッチフレーズが目に飛び込んできます。

会社のオフィシャルムービーもありました。

栃木県佐野市といえば、「佐野ラーメン」!!

そんな佐野にあるのが、遠藤食品なんですね。

遠藤食品は、「漬け物づくり一筋」と言われているように、漬け物の会社でした。様々な漬け物の開発や製造や販売を手掛けています。なので、「さくら大根」も基本的には「お漬物」なんですね!!\(^o^)/

特に遠藤食品といえば、お寿司に欠かせない「がり」を製造・販売する会社で、なので「しょうがを食卓に」というキャッチフレーズが表に出されているんですね。僕らが普段食べている「がり」ですが、全国の飲食店で使われる「がり」の約25%がこの遠藤食品のものらしいんです。4軒に1件のお寿司屋さんがここのがりを使っていると、、!?

牛丼やチャーハンや焼きそばや九州豚骨ラーメンetcに欠かせない「紅しょうが」もまた、ここの売れ筋商品になっているんですね。(この会社のある町自体、鎌倉時代から続くしょうがの名産地なんですって)

紅しょうがといえば、「赤」。

そして、、、

さくら大根といえば、「赤」。

もうお分かりですよね?! さくら大根のあの背徳的な赤さは、「紅しょうが」の技法から来ていたんですね。

紅しょうがや福神漬けの「赤さ」が、さくら大根の「赤さ」だったんですね。

実際にこのさくら大根で使われているのは、「着色料(赤102)」です。

この着色料102とは、、、


赤色102号(New Coccine)

赤色102号(あかいろひゃくにごう、せきしょくひゃくにごう)は、食用タール色素の一つで、食品を赤く着色できる合成着色料です。漬物(紅しようがや福神潰けなど)、菓子類、ソーセージなどに使用されています。

動物実験によれば、発がん性は認められなかったものの、肝機能低下や赤血球の減少がみられたという報告があり、また、子供にジンマシンを起こさせる合成着色料だといわれています。アメリカやカナダは、このタール色素を食品に使用することを禁じています。

引用元はこちら


これだけを読むと、「ギクッ」っとするかもしれませんが、、、

厳しく使用制限もかけられていて、これまでずっと食べられ続けているので、そこまで過剰に心配しなくてもいい気もしますが、「蕁麻疹」が起こり得る、ということは知っておいてもいいかもしれませんね。

僕は小さい頃に、このさくら大根をめちゃめちゃ食べていて、それでもとりあえず46歳まで生きているので…。ただ、個体差はあると思うので、蕁麻疹が出る子には出てしまうかもしれません…。

このさくら大根には、誕生秘話もあります。


【さくら大根】の発明のお話

スモモ誕生より2年後の昭和32年、もともと地場で収穫された大根をこちらでは沢庵漬で販売していましたが、工場内で大根の切れ端が偶然スモモの調味液に落ちてしまいスモモをパックしている女子従業員が試みに食してみると、なかなかの味ということで、販売開始してみました。

引用元はこちら


さくら大根が生まれたのは、昭和32年。僕より年上です。

しかも、偶然のたまたま、誕生したというのもまた面白いエピソードかな?!と思います。

なんでもそうですけど、新たな発見って、たまたまだったり、偶然だったりすることが多いですよね。

このさくら大根もまた、そういう偶然から生まれた商品でした。

こういう話を踏まえた上で、改めて「さくら大根」を食べると、また違った味わいになるかもしれませんね。

まさか、さくら大根の赤さが「紅しょうが」の赤さとつながっていただなんて、、、

驚きでしたΣ(・□・;)

やっぱり遠藤食品ですね🎵

20袋入り1セットみたいです。

こちらも一つ欲しいところです\(^o^)/

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