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ゴールまで1km、Palani Roadの下り。
カメラを向けられるとつい反応してしまいます。
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夢にまでみたフィニッシュライン。
この瞬間、すべての努力が報われました。
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ヨーコちゃんも苦笑い。ま、無事で何より・・・。
僕にとって、ランは「頼みの綱」でした。
どんな展開になろうとも、最後は帳尻を合わせる自信がありました。
ところが今回はすべてが想定の範囲を超えていて、改めてブランクの大きさと
コンディショニングの重要性を認識させられました。
バイクフィニッシュ時点の自分のポジションは、ある程度雰囲気でわかりました。
「こりゃ相当ひどい・・・。」
それでもトランジットには時間をかけず、さっさとランスタート。出だしは思ったより軽い。
キツいながらも頑張って巡航速度に乗せる。
Alii Driveは朝のジョギングコースなので、ロケーションは熟知していて
すれ違う選手の位置で、どのくらいの差があるのか大まかに把握できます。
最初に確認できた日本人はJunyaさん、直後にチェジュで同室だった北里さん。
さすがに速い。この位置ですでに約1時間の差です。
少ししてタケシさんが続く。ハイタッチ。10カット目指して頑張れ!
折り返し前で、気付かず抜いたツカちゃんからおしりを叩かれ、激励されました。
ツカちゃんも同じエイジ、昔からのアイアンマン仲間です。
長田くんとも折り返し前のエイドで遭遇。お腹の調子が悪いらしく、トイレに消えました。
Alii DriveからクィーンKに入ると残り約25km。このコースは大好きです。
そうはいいつつ、左の坐骨神経痛と右ふくらはぎ痛は容赦なく押し寄せ、
ランの後半は痛みとの戦いでした。
基本的には抜く一方なんですが、脚の「バネ」がなく、チェジュに続き
エイドごとに立ち止まってしまいました。
再びトップ選手とすれ違うようになると、観察しながら走りました。
みんなそれぞれ、調子が良かったり悪かったり、頑張れたり頑張れなかったり、
今この瞬間、出場者1900人分のドラマが展開されているんだと思うと、
苦しいとかキツいとか、そんな自己限定的な感覚が吹き飛ぶ想いでした。
結局ランスプリットは3時間20分、853位でフィニッシュ。
ちょっとタレながらも、最後まで頑張れたと自分では思います。
何はともあれ1年間の努力が報われた瞬間でした。
僕にとってはハワイに復帰できたことがすべてです。
すべてを犠牲にして最優先にしてきた最終目標でしたから・・・。
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