Road to Kona・・・遥かなる長い道

1988年のIronman Hawaii以来、Hawaiiにこだわり歩み続ける「長い道」。

ハワイ ランレビュー

2010-10-19 20:02:02 | トライアスロン
 
ゴールまで1km、Palani Roadの下り。
カメラを向けられるとつい反応してしまいます。

















夢にまでみたフィニッシュライン。
この瞬間、すべての努力が報われました。

















ヨーコちゃんも苦笑い。ま、無事で何より・・・。



僕にとって、ランは「頼みの綱」でした。
どんな展開になろうとも、最後は帳尻を合わせる自信がありました。

ところが今回はすべてが想定の範囲を超えていて、改めてブランクの大きさと
コンディショニングの重要性を認識させられました。

バイクフィニッシュ時点の自分のポジションは、ある程度雰囲気でわかりました。
「こりゃ相当ひどい・・・。」

それでもトランジットには時間をかけず、さっさとランスタート。出だしは思ったより軽い。
キツいながらも頑張って巡航速度に乗せる。

Alii Driveは朝のジョギングコースなので、ロケーションは熟知していて
すれ違う選手の位置で、どのくらいの差があるのか大まかに把握できます。

最初に確認できた日本人はJunyaさん、直後にチェジュで同室だった北里さん。
さすがに速い。この位置ですでに約1時間の差です。
少ししてタケシさんが続く。ハイタッチ。10カット目指して頑張れ!

折り返し前で、気付かず抜いたツカちゃんからおしりを叩かれ、激励されました。
ツカちゃんも同じエイジ、昔からのアイアンマン仲間です。
長田くんとも折り返し前のエイドで遭遇。お腹の調子が悪いらしく、トイレに消えました。

Alii DriveからクィーンKに入ると残り約25km。このコースは大好きです。
そうはいいつつ、左の坐骨神経痛と右ふくらはぎ痛は容赦なく押し寄せ、
ランの後半は痛みとの戦いでした。

基本的には抜く一方なんですが、脚の「バネ」がなく、チェジュに続き
エイドごとに立ち止まってしまいました。

再びトップ選手とすれ違うようになると、観察しながら走りました。
みんなそれぞれ、調子が良かったり悪かったり、頑張れたり頑張れなかったり、
今この瞬間、出場者1900人分のドラマが展開されているんだと思うと、
苦しいとかキツいとか、そんな自己限定的な感覚が吹き飛ぶ想いでした。

結局ランスプリットは3時間20分、853位でフィニッシュ。
ちょっとタレながらも、最後まで頑張れたと自分では思います。
何はともあれ1年間の努力が報われた瞬間でした。

僕にとってはハワイに復帰できたことがすべてです。
すべてを犠牲にして最優先にしてきた最終目標でしたから・・・。

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