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グルジアの妖艶な新星コロラトゥーラ!ニーノ・マチャイゼのソロデビューアルバムをジャケ買い!

2012年05月08日 | オススメ、クラシックCD&コンサート!
Romantic Arias
Nino Machaidze
Sony Classics

新宿のタワーレコードがリニューアルしたということで、早速各フロアを見聞しつつ、チェックしてみました!何とクラシックフロアは10Fにまるごと移動してかなーーーり広々しておりましたねー。前はアニソンフロアだったのにww、ちょっとスペースを持て余している印象ありあり。

まぁ、それはひとまず置いておいて、何か目ぼしい新譜がないかとウロウロしていたところとりあえず発見したのが、グルジアの新星歌姫、ニーノ・マチャイゼのソロデビュー・アルバム!なかなかソニー・クラシカルの目の付け所は良い感じでこざいますよぉ。ジャケ写からして、挑発的なエロい目線を投げかけるニーノ嬢にダマされて、思わず衝動買いしちまいましたww。発売は昨年半ばなので遅ればせながらですが、スイマセン。

実際に聴いてみると、さすがネトレプコの代役に起用されただけあってコロラトゥーラぶりがお見事な感じですね。白眉はやはりグノーの『ロミオとジュリエット』から「私は夢に生きたい」(ジュリエット)、トラック5のグノー『ロミオとジュリエット』から「神よ、何という戦慄が」でしょう。代役を務めただけあって、十八番にしていますね!押さえ気味なトラック3のベッリーニ『アデルソンとサルヴィーニ』、合唱が入って盛り上がるトラック4のロッシーニ『イタリアのトルコ人』もなかなか。コロラトゥーラぶりを見せつけるにはうってつけのドニゼッティの『ランメルモールのルチア』『連隊の娘』などもそれなりにハマりつつありますねー。

さすがネトレプコの代役に選ばれただけはありますし、妖艶でセクシーなイメージも打ち出しつつまだお若いので今後に期待したいグルジアの新星登場で、またまたオペラ界も盛り上がること間違いなしでしょう!

個人的にはプッチーニのオペラ・アリア集を出しているアルメニア出身の美人ソプラノ、カリーネ・ババジャニアンもオススメでございます!グルジアといいアルメニアといい、このエリアは美女ぞろいですよねぇー。もちろん美女以前に歌手としてちゃんとしていますよ(笑)

Puccini Arias
Karine Babajanyan
EMI


HMVのリンクは、こちらからチェック!

マチャイゼ/ロマンティック・アリア集、ソニー・クラシカル専属第一弾

2006年にレイラ・ジェンチェル・コンクールで優勝、『連隊の娘』でスカラ座にデビューし絶賛を博したグルジア出身のソプラノ、マチャイゼはすぐにヨーロッパで人気者となり、2008年のザルツブルク音楽祭では、妊娠のため降板したネトレプコに代わる人気歌手としてグノーの『ロメオとジュリエット』に起用され、ジュリエット役の名唱で大評判となりました。

実演ではすでに評価も確立して大人気のマチャイゼですが、ソフトはまだ少なく、これまでに前述『ロメオとジュリエット』の映像作品と、フローレスと共演した『清教徒』のDVDのほか、ドミンゴとの『フェドーラ』しか出ていなかったので、今回のアリア集の登場は朗報です。

収録作品はロマン派作品から集められたものですが、表現スタイルは多彩なもので、マチャイゼの強靱な喉と陰影の濃い表現、コロラトゥーラの技術を堪能できる内容となっています。

【収録トラック】
1.マスネ:歌劇『マノン』より「さようなら、私たちの小さなテーブル」(マノン)
2.グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』より「私は夢に生きたい」(ジュリエット)
3.ベッリーニ:歌劇『アデルソンとサルヴィーニ』より「暗い黒雲の後に」(ネリー)
4.ロッシーニ:歌劇『イタリアのトルコ人』より「このわびしく質素な服が」(フィオリーリャ)
5.グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』より「神よ、何という戦慄が」(ジュリエット)
6.ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』より「静かなる夜」(ルチア)
7.ドニゼッティ:歌劇『連隊の娘』より「高い身分と豪勢な暮しに……フランス万歳!」(マリー)
8.ドニゼッティ:歌劇『シャムニーのリンダ』より「この私の心の光……」(リンダ)
9.ベッリーニ:歌劇『夢遊病の女』より「ああ!彼が他の女性を祭壇に導く前に」(アミーナ)
10.ドリーブ:歌曲『カディスの娘たち』(日本版ボーナストラック)

ニーノ・マチャイゼ(ソプラノ)、ミケーレ・マリオッティ指揮、ボローニャ市立劇場管弦楽団&合唱団
 
録音時期:2010年9月9~18日、録音場所:ボローニャ


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