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20世紀初頭の空気を醸し出す、プーランクの宗教曲「グローリア」&「スターバト・マーテル」!

2013年11月20日 | オススメ、クラシックCD&コンサート!
Stabat Mater/Gloria/Litanies a La Vierge Noire
F. Poulenc Paavo Jarvi Orchestre de Paris Patricia Petibon
Deutsche Grammophon


超久しぶりのクラシックCDレビューは、とりあえず直近に新宿のタワレコで衝動買いした新譜のプーランクの宗教曲の名曲「グローリア」&「スターバト・マーテル」!プーランク没後50周年とは知りませんでしたが、そうなんだww。

この曲は個人的にすごい好きなので、これまでに小澤征爾&BSO盤(ソリストはキャスリーン・バトル)、ハイティンク&CSO盤(グローリアのみ、ソリストはジェシカ・リベラ)、ヤンソンス&ACO盤(グローリアのみ、ソリストはルーバ・オルゴサノバ)、ヒコックス&シティ・オブ・ロンドン・シンフォニアなどを購入してきましたが、ヨーロッパ本土オケは2枚目になりますね。

やはりアメリカ本土のオケサウンドが垢抜けした感じで、響きもシャープな印象がありますが、ヨーロッパオケのCDは20世紀初頭の華やかだけど、虚ろ気な雰囲気を感じさせてくれる気がします。ソリストはソプラノなんですが、ヤルヴィ盤のプティボンはアルトに近いやや低めの声なので、なかなか良いですね。初めて聴いた?「黒衣の聖母への連祷」はかなり暗めですが、渋い感じです。

「グローリア」「スターバト・マーテル」も適度にアクセントを付けたヤルヴィらしい!?演奏で悪く無いかと。全般的にテンポは遅めで、重厚感を醸し出した演奏となっております。トータル評価的には☆☆☆☆の評価とさせていただきます!

【CD解説】
プーランク没後50年記念リリース。エスプリの作曲家、プーランクによるソプラノと合唱のための美しい宗教作品集です。フランス生まれのクリスタル・ヴォイス、パトリシア・プティボンの透明な美声の魅力もさることながら、フランス最高のオーケストラ、パリ管をニュアンス豊かにリードするパーヴォ・ヤルヴィの手腕も相まって、これらの作品の理想的な演奏を実現しました。

【収録情報】
作曲:フランシス・プーランク(1899~1963)
1.グローリア、2.黒衣の聖母への連祷、3.スターバト・マーテル

パトリシア・プティボン(ソプラノ:1、3)パリ管弦楽団合唱団、パリ管弦楽団、パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)

録音時期:2012年9月(2、3)、2013年3月(1)、録音場所:パリ、サル・プレイエル、録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)


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