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注目の若手指揮者によるチャイコフスキー交響曲第5番はカップリング曲が当たり!

2012年09月11日 | オススメ、クラシックCD&コンサート!
Tchaikovsky: Symphony No. 5 / Shostakovich: Festive Overture
トゥガン・ソキエフ指揮 トゥールーズ・キャピタル国立管弦楽団
Naive

ということで、久しぶりにチャイコの交響曲5番のCDが買いたくなったので、最近注目の若手指揮者による新譜!?を遅ればせながら試しに買ってみましたが、肝心の交響曲第5番は少々期待ハズレということになっちまいましたww。

まず最初に買ってみたのは、アメリカのダラス交響楽団の音楽監督に2008年から就任したオランダ人の中堅指揮者、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン!1960年生まれということですから現在、52歳と中堅指揮者に位置していますが、ブルックナーの交響曲やショスタコの交響曲を購入してみて、なかなかの実力者であることが分かりました。



そこで今年になってからリリースされた一連のダラス交響楽団の自主制作盤のうち(他にもベートーヴェンなどをリリース)、チャイコフスキーの交響曲第5番を聴いてみましたが、ウーンww。オケの実力的にはイマイチな感じで期待ハズレでございました。アメリカのオケは金管は巧いんですけど、弦楽セクションが期待ハズレ。チャイコの5番はイマイチでしたが、カップリング曲の『イタリア奇想曲』の方が金管が炸裂していて、こちらの方が素晴らしい演奏でしたねー。ということで、☆☆☆半の評価にしちゃいましたww。

そしてチャイコの5番をリベンジということで、タワレコ新宿店で1890円で売っていたのが、こちらも若手指揮者、トゥガン・ソキエフ指揮のトゥールーズ・キャピタル国立管弦楽団。2008年から同オケの音楽監督に就任した1977年生まれ、北オセチア出身の若手ですからこれから注目なのは間違いありません。肝心のチャイ5は、ズヴェーデン盤よりも弦楽セクションがヨーロッパのオケなのでかなりマシ。ソキエフ(ソヒエフ)の指揮もロシア風というよりは、自分の叙情的な気持ちを打ち出していてまぁ、悪くはありませんでしたが、チャイ5は☆☆☆☆ぐらいかなぁ。

むしろこちらの盤もカップリングのショスタコの『祝典序曲』の方が何故か吹っ切れている感じの若手らしい演奏、推進力があって好感を持ちました。チャイ5を聴きたくて買ったのに、カップリング曲が良かったので期待をある意味裏切られましたが、こうなるとユロフスキー盤とかに期待した方がいいのでしょうかね!?もしくはゲルギエフに戻っちゃってもいいんだけど、どうかなぁ。

それはさておき、2012年にもなるとかつて中堅と言われた指揮者が巨匠になって、若手が中堅になるなかで、指揮者業界も人材不足が著しくなってきてしまいましたねー。まぁ、聴き手としてはこの状況を我慢してリリースされたCDやコンサートを聴いていくほかないわけなんですけどww。


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