「ベルラッシュ」と呼ばれるシングルボーナスの集中が付いた、ユニバーサル初期4号機「ソレックス」。1993年(平成5年)の登場である。
BIG 集中 パンク
設定1 1/390 1/1638 1/108
設定2 〃 1/1365 〃
設定3 〃 1/1092 〃
設定4 〃 1/910.2 〃
設定5 1/348.5 1/862.3 1/104
設定6 1/297.8 1/585.1 1/69.7
集中機ゆえに、やはり全設定でビッグ確率が厳しい。また、集中の設定差が非常にハッキリしている。高設定ほど、集中に入り易く抜け易いのも特徴だ。
当時のホールには、ベルラッシュに関するこんなメーカーの説明シールが頭上に貼ってあった。
SOLEXの集中役「ベルラッシュ」は
なんと平均2時間に一回出現!
集中に入るとシングルボーナスが頻繁に揃う!
150枚~1500枚のメダルを一気に獲得!
3000枚も夢ではない!
さあ、あなたもチャレンジ!
3000枚はどう考えても夢であった…
因みに、SOLEXとはSuper Oriental Load EXpressの略。まあ、どうでもいいことだが。
初めて見たとき、黒い絵柄(SOLEXと書いてある四角いヤツ)がレギュラーボーナス絵柄だと思ったが、実は単なる15枚小役だった。本機にはレギュラーがなく、ビッグと集中のみで構成されたA-Cタイプの機種だったのだ。
ビッグボーナス成立時には、当時のユニバ系4号機お得意の「リールフラッシュ」が炸裂。このバックライト演出にはいろんなパターンがあったが、個人的に一番好みだったのは、リール全体が一瞬だけ「ピカッ(パッ)」と光るパターンで、特に暗いホールではインパクトがデカかった。
フラッシュ告知があるとはいえ、判り易いリーチ目も本機の特徴であった。リーチ目の基本は、7とスイカの一直線並び。ビッグの入り目でもあり、また集中の継続目としての役割も果たした。7・7・チェリーなんて並びもアツかったな…。ホールに貼ってあるリーチ目表には、「ベルラッシュかビッグか?」というフレーズが添えられていた。
リーチ目以外にも、筐体上部の赤いランプの光り方で、ビッグボーナスのフラグ判別をする事が可能であった。通常時、7絵柄がテンパイすると、上部ランプが「左→中→右」の順に点滅する。これが、ビッグフラグ成立時は「左→左&中→左&中&右」という変則的な光り方をしたのだ。必ず変則的に光る訳ではなかったが、知っている人だけが楽しめるフラグ判別法であった。
そこそこの投資でそこそこの出玉、という「遊び台」として、当時良く打っていた思い出がある。集中にもそこそこ入るのだが、やはりそこそこの継続でパンクしてしまう。すべてが「そこそこ」という印象の強い台だった・・・。何故か一時期打ちまくっていたけどね。ユニバ系の告知4号機が好物だった時期があって、トロピカーナやチェリーバーも、アホみたいに打ち込んだものだ…。