1989年(平成元年)に平和から登場した旧要件デジパチ「ブラボーエクシード」。
大当たり確率は225分の1、出玉はオマケチャッカーの調整次第で2200~2800個といった所か。
朝一出目は「$$$」。だが、特に朝一が当たりやすいといった特典はなかった。
大当たりの決定には「2段階抽選方式」を採用。振り分け率15分の1の「1次抽選」をクリアーするとリーチが発生し、さらに振り分け15分の1の「2次抽選」へと進む。
つまり、1次合格=2次不合格(何だか、大学受験のような言い方だがw)の場合は、「外れリーチ」が出現する仕様になっていたのだ。したがって、その他の機種に比べてリーチ発生時がアツいともいえた。この点は、後の「フィーバークイーン2」(三共)と同様の抽選システムである。
初の液晶搭載機種であり、当時は、青を基調としたその美麗なデジタルに驚いたものだ。見る角度によって絵柄が浮き上がる様は、さながら、今日の3D技術を先取りしていた感もある。
また、大当たり時に流れる「トルコ行進曲」の軽快なメロディも打ち手を魅了した。オマケチャッカーのチューリップに玉がザンザカ入って出玉がタップリ…あの頃のデジパチの持ち味であった。
仕組まれた連チャン性は存在しなかったが、適度に甘い確率と出玉のボリューム感で、十分楽しめる仕様に仕上げられた「名機」である。
1990年ごろ、新宿・西早稲田の「み〇し」というパチ屋で最初に出会った。背中には「ブラボーセンチュリーB」(平和)、正面入り口のシマには「エキサイト麻雀3」(ニューギン)と「パールセブン」(マルホン)、そしてパチスロのシマには「アストロライナー」と「ビッグパルサー」(共に山佐)。
授業をサボって一日中入り浸っていても、決して飽きることのないラインナップであった(ホントに入り浸って単位を落としまくったが…w)。
因みに、本機について詳細が書かれた「ウィキペディア」を見ると、人気パチンコ漫画の「雷電」第1話で、主人公の雷電が本機を攻略した…とあるが、これは「誤り」である。
正しくは、エクシードは「第2話」で登場しており、第一話では「パールセブン」(マルホン)を打っている。また、ハネモノでは「マジックカーペット」を打ち止めにしている。